みますや 神田司町
みますやは創業明治38年、100年以上の歴史がある居酒屋です。昭和初期の木造建築は、当時の雰囲気そのまま。縄のれんに赤提灯、銅板建築は歴史を感じさせます。古い店には長く続くだけの理由があります。今の時代に合わせて変えていく部分と、残していく部分。昔のみますやらしさは、どの程度残っているのでしょうか。古い居酒屋を変えずに続けていくのは難しい。常連客も入れ替わっていきます。今のみますやはどうなのか、大切なのは今も昔も、今日の1杯です。
店内は間口の小ささからは想像できないくらい奥行きがあります。大衆居酒屋なのでかなりの大箱。一人でふらっと入ったのですが、大きなテーブルに相席でした。1人で飲んでる人、2人で飲んでる人、いろんな人がいて、お互い全く干渉しません。この雰囲気は悪くない。
上さしみ
上さしみ(1,000円)は、この値段にしてはまあまあ。料理は全体的に1,000円以下で安く抑えられているものの、どれも量が少ないので、結局いろいろ注文することになります。みますやは雰囲気のよさが売り。老舗だとか考えずに、みんなでワイワイ飲む店だと思います。だとすると、値札が安ければいいというものではありません。昔は「1,000円以内で酔っ払える」店だったようですが、今は大衆酒場と呼べない値段になっていると思います。
牛煮込み
牛煮込(600円)は、肉じゃがのじゃが抜きという感じ。化調を使ってないのがせめての救いですが、わざわざ食べたいというほどのものではありません。
居酒屋関係の本を読むと、「メニューはどれも値段が安く外れがない」とか、「店員はみな学生のアルバイト」とか書かれています。でも値段が安いのは、それがそれなりのものだからで、安く設定しているわけではなさそうです。1皿の量が少ないので、たくさん注文すると、結局割高になってしまいます。
学生のアルバイトを店員にしているのは、神田という場所柄もあって、美しい話に聞こえます。昔からの常連さんの話では、実際そういうことだったようです。では、今はどうか。今の店員は中国系の女性が多く、なかなか注文をとりにこないし、時々間違えて持ってきたりします。この日もレモンハイを頼んだら、ばい貝が来ました。聞き間違いが問題なのではありません。グラスが空なのを見れば、飲み物をすすめるべきです。そういう基本すらあやしいのが、今のみますやだと思います。建物もいいし、雰囲気もいい。ある意味気を使わないのもいいところです。でももう少し何とかして欲しい。いいところはそのまま、変わらず続いて欲しいと思います。
古い本を見ると、昔のみますやとはずいぶん違うようです。でもなぜか最近の本やブログにも同じことが書かれていて、現状とは違っています。
今回で3回目のみますや。今のところ印象は変わりません。次回は評判のいい、さくら刺を食べに行きたいと思います。
■店名:みますや
■住所:東京都千代田区神田司町2-15
■電話:03-3294-5433
■営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00
■定休日:日曜・祝日
2009.02.21



