牛込柳町 つず久

居酒屋

マイミクのむ〜とん♪さんのお誘いで、牛込柳町のつず久で飲み会をすることになりました。つず久は、わさびめしで有名な居酒屋。とんねるずのきたなシュランとかにも出たそうですね。そういえば、テレビの制作会社の人から「面白い居酒屋ないですか?」と聞かれた時、2回ほど「牛込柳町のつず久ですかね」と答えたことがあります。ネタ的に面白くて、酒も料理もしっかりしている本格派。こういう店は誰に対しても紹介しやすいものです。
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お店に着くと、我々が一番乗り。メンバーはまだ誰もいません。狭い店なので、カウンターの奥の方と小さなテーブル2つをなんとなく予約してあるようです。その後、む〜とん♪さんもすぐに到着。お通しはまぐろのづけ。つず久はお通しから違います。刺し盛りは、魚の種類によって、わさび、しょうが、蝦夷わさびなどを分けて食べます。蝦夷わさび旨いですね。刺身に風味が加わります。
つず久は、メニューが面白い店でもあります。いつものように、店内に貼り出された短冊を見ながら、注文する品を考えます。パウル君はもちろんタコ。先日亡くなりましたが、W杯で予想を全て的中させ、有名になったパウル君から取った名前です。ご主人、こういうのは逃しません。我々が注文したのは、由美子のうの花おから(1,000円)。そのあまりの旨さに、名前の由来を聞くのを忘れるほど。これは旨いです。
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もうひとつ変な名前の料理をたのんでみます。中村晃子虹色の湖(1,000円)。これは分からない。世代が違います。7種類の具を入れた、ばくだんですが、7種類だから虹色の湖。中村晃子さんのヒット曲で、1968年に紅白出場したそうです。生まれる前のことなので、よく分かりませんが、ばくだんからこの曲までの道は遠い。つず久ワールドですね。
酒は、む〜とん♪さん持ち込みの「龍力」。純米吟醸、無濾過氷温貯蔵などをいただきます。つず久に来るといつも、む〜とん♪さんが家から持ってきたワインや龍力を飲ませてもらえます。龍力もファンが多い酒ですね。酒に詳しい人ほどハマる、質の高い酒です。
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玉子焼(500円)には、イクラが入っています。これは旨いですねえ。この相性のよさは異常です。するめいか足ほいる焼き(450円)は、酒が進みます。つず久といえば刺身。前半はうまい刺身をつまみつつ、ちびちびと酒を飲みます。後半酒が入ってくると、徐々に酒量も増えて、酒で料理、料理で酒と、飲食共に加速度的に量が増えていきます。酒も料理もどちらも素晴らしい。こんな居酒屋も珍しいのではないでしょうか。
シメは、つず久名物「わさびめし」。釜で炊かれたご飯と、蝦夷わさびが運ばれてきました。北海道に自生する蝦夷山葵をすりおろし、のりと一緒にご飯にのせます。あとは上から醤油をかけるだけというシンプルな料理。食べるときに息を吸うと、気化したわさびが鼻を襲い、つーんとして涙が出るほどです。む〜とん♪さん曰く「初めての人には特に説明はせず、身をもって学んでもらう」。これがつず久の掟です。気化したわさびでつーんとならないためには、息を止めて食べるのが基本。そう教えつつ、自分もつーんとなる常連もいて、こればかりは何度食べても泣きながらになるようです。女将さんが蝦夷山葵をどんどん追加してくれます。頼んでもいないのに、「だめよ~、もっとかけなきゃ」と、山盛りにのせていきます。
家の近くにこんな居酒屋があれば、どんなにいいだろうと、話をしながら帰宅しました。名物の刺身だけでなく、ちょっとした料理なども、何でも旨い店です。何度もこの店に向かわせるのは、わさびめしのためでもあります。やはり、最後のつーんがないと、つず久に来た気がしません。近所にこういう居酒屋があるといいのにと、常連さんがうらやましく思いました。
【以前の記事】
つず久@牛込柳町 3
つず久 牛込柳町 2 わさびめし
つず久 牛込柳町
■店名:つず久(つずく)
■住所:東京都新宿区市谷柳町8
■電話:03-3268-6467


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