まるます家 居酒屋 赤羽

居酒屋

先月発売された、週刊現代の「今週のうまいもの番付」の取材のため、赤羽のまるます家を訪問。まるます家といえば、看板に「鯉とうなぎのまるます家」とあるように、鯉とうなぎがメインの居酒屋です。毎朝店で鯉をさばくほど、川魚には力を入れています。なんと、ドジョウやなまずの唐揚げなども食べることができます。週刊現代の記事は、「美味しい“サバの味噌煮”を出すお店~首都圏ベスト10~」というお題でした。 確かまるます家には、シンプルで味付けのいいサバの味噌煮があったはず。代表的なメニューではありませんが、この日はサバの味噌煮を目当てに訪問しました。
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赤羽駅から徒歩数分、商店街を進むと角地に立つまるます家が見えてきます。片面には「鯉とうなぎのまるます家」という黄色い看板。もう片方には「昭和25年創業」の文字が見えます。ということは、もう60年になるんですね。ずいぶん昔からの人気店です。「まるます家」で検索すると、漫画『孤独のグルメ』でも取り上げられた・・とか出てきますが、とんでもない。その前から誰でも知っている超定番の有名店です。
すごいのは、朝9時から飲めるところ。確か土日の昼頃の訪問でしたが、もちろん満席。非常に活気がある。みんな酒やつまみを次々と注文しています。ただし、まるます家には、2つの約束があります。一つは、「飲んでいる方はお断り」、もう一つは「お酒は1人3本まで」。この注意書きが店内に貼り出されています。時々こういうルールのある古い店がありますが、大抵はとてもいい酒場です。節度のある客が集まるということが、居酒屋にとってどれほど大事なことかが分かります。当然、こういう姿勢を貫く居酒屋だからこそ、長く続くということなのでしょう。
店内は白地に赤の短冊が並びます。1階はカウンターがメイン、2階は座敷になっています。カウンターにはおじさん客が並び、店員は女性が4人。素早く気持ちのいい接客です。飲んで訪問すると、おばさんに怒られるそうなので、注意が必要です。厨房には男性が4人ほど見えます。中も外も忙しく、ものすごいスピードで酒や料理が運ばれていました。
とりあえず、うなぎ蒲焼800円と日本酒を注文。うなぎは800円、1000円、1200円、1500円とあり、値段と枚数を言って注文します。こんな大衆酒場で1500円とは驚きますが、うなぎを目当てに来た人たちは、平気で何枚も頼んでいました。非常に安い代わりに粗悪な大衆酒場も多いものですが、まるます家は違います。400~500円くらいの品がほとんどの中、1枚1500円のうなぎもあり、メリハリがついています。
日本酒は富久娘350円と金升300円。生酒初花(新潟)700円など特別なものもいくつかあるようです。焼酎は甲類250円、芋300円。僕は日本酒とハイボールにしました。
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さばみそ煮500円は、味付けがいいですねえ。身は薄いですが、鮮度は悪くなさそうです。鯖は蕁麻疹やアニサキス などがあるので、大衆居酒屋ではあまり注文しません。鮮度や清潔感などに問題がある店で注文するのは勇気が必要です。一度、蕁麻疹になったことがあるので、それからは鯖、貝類、レバ刺しなんかには特に気をつけています。まるます家の料理を見ていると、値段の割りに、かなりしっかりとしているので、安心感を感じます。この店ならたぶん大丈夫、こういう直感みたいなもので、注文するかどうかを決めています。
鯉のあらい400円は、酢味噌でいただきます。実家の近くの郷土料理でも、鯉こくや鯉のあらいがあります。昔から好きでよく食べていました。福岡の田舎の方では、ちょっとした店でも非常においしい鯉のあらいを出します。今度実家に帰ったら、久々に鯉でも食べに行こうかという気になりました。
まるます家は、朝9時から飲めて、鯉やなまずやドジョウなど珍しい川魚が楽しめる貴重な居酒屋です。60年も続いている定番の人気店で、これほど個性的なメニューを揃える店は少ないと思います。時々思い出して出かけてしまう、今後もずっと続いて欲しい居酒屋です。

■店名:鯉とうなぎのまるます家
■住所:東京都北区赤羽1-17-7
■電話:03-3901-1405
■営業時間:9:00~21:30
■定休日:月曜日

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