2011年01月31日

モンドバー 銀座

ついに来ちゃいました、モンドバー。いろんな意味で凄すぎて、書ききれないほどのポテンシャルを秘めた店です。マスターのお話にも、フードメニューにも驚きの連続で・・。詳しくはバーナビ公式ブログをご覧下さい。今回のゲストは、僕のブログ仲間の中でも最もバーに詳しい人のひとり。なんとあのサンボアを全店制覇されている方です。

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酒はモルトが中心ですが、カクテルもオススメ。驚きなのは、酒よりもフードの数々。なんでこんなものがバーにあるのか、理解に苦しむほどの良質な素材。マスターとの会話はとにかく楽しい。多趣味で、どれも深い話ばかり。完全に自分の世界を築き上げた趣味の人です。

詳しくは、BAR-NAVI(バーナビ)公式ブログをご覧ください。





2011年01月26日

イル・ペンティート 代々木

原宿のカフェ、アンセーニュダングルのバーテンダーさんと、よく食事に行きます。「ピザがおいしい店があるんですよ」と教えていただいたのは、代々木にあるイル・ペンティート。東京でも珍しいローマピッツァのお店です。オープンの19時前に店にやってきました。中ではバタバタと開店準備をしているようです。先に到着していた人たちが中に入ろうとすると、時間まで外で待つように店員さんに言われていました。僕も、店内の様子を見学しながら時間まで待つことにしました。

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テーブルに座って、カメラを取り出すと、ご主人が話し掛けてきました。「あ、カメラ7Dですね。で、レンズはあれでしょ、新しく出た手振れ補正付の方」。なんと、ずばり正解です。厨房は客席から丸見えですが、ここからはかなりの距離があります。この距離で型番まで当てられるとびっくりしますね。そのレンズには、手振れ補正があるものとないものの2種類がありますが、外観で見分けが付くとは知りませんでした。なんという凝り性。このご主人だからこそ、イル・ペンティートのようなマニアックな店をやっているのでしょうか。

店内に入って右側には、大きな窯があります。お店のHPによると、ローマでピッツァの修行をしたご主人は、薪窯にこだわり、ローマで5代続く窯作りの名手Pancotti社を日本に招いてこの窯を作り上げたそうです。薪窯でないと出せない味にこだわり、ついに窯作りの名人を日本に連れて来てしまうあたり、こだわりの強さと行動力は並外れたものがあると思います。

お通しは、ローマ産のオリーブ。こんなに大きなオリーブは珍しいですね。ただ大きなだけじゃなくて、味わいがあります。いつも食べるオリーブとは明らかに質が違います。種類や産地によって、見た目も味もずいぶん違う様々なオリーブがあります。日本ではあまり目にしませんが、食材の販売も手掛けるイル・ペンティートには、数種類の用意があるようです。これがお通しですから、すごい。イル・ペンティートは普通の店ではないというアピールをひしひしと感じます。

メニューは、非常に分かりやすい。人気No.1、No.2、超おすすめ料理などの表記や、解説も添えられています。まずは人気No.2のピッツァ、チボッレ1,580円と、クアットロ・フォルマッジ2,300円を注文。チボッレは、トマト・モッツアレッラ・オニオンスライスだけのシンプルなピッツァ。淡路島産のタマネギは味が濃く存在感があります。でもこのピッツァで一番印象深いのは、生地のうまさです。特注の巨大な薪窯 は、1分未満でピッツァを焼き上げます。その火加減なのか焦げ具合なのか、なんともうまい生地が焼きあがります。クアットロ・フォルマッジは、モッツアレッラ・ゴルゴンゾーラ・スカルツア・パルミジャーノのピッツァ。イル・ペンティートはチーズにもこだわっています。

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卓上の小さなメニューに、冬限定ピッツア(ポルチーニ)が載っていました。「連日売り切れの超人気ピッツア、他店とは違う圧倒的な味と香りをぜひお試しください」とあります。これは食べておかないと。フンギポルチーニ2,500円は、モッツアレッラ・ポルチーニ茸・マッシュルームなどが入ったピッツア。キノコ類とチーズの香りがものすごく香ってきます。これはうまい。ワインにもよく合いますね。

スプリ(ライスコロッケ)1個320円は、中にモッツアレッラチーズを仕込んだ軽いトマト風味。中を開けると、とろりとチーズが流れ出てきます。外側のカリカリの部分と、中のライス、チーズがそれぞれ違った食感。これはビールに合うつまみです。

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超おすすめ料理・人気No.1の、モルタデッラ・ミラノサラミ・パルメンザンチーズ+有機ミックスリーフ1,890円も注文。気さくなご主人は、注文の度にちょこちょこと話しかけてくれて、いろいろと教えてくれます。チーズやワインにも詳しいので、気に入られるとかなり楽しませてくれます。

ワインは、3人で2本飲みました。イタリア中南部のモリーゼ州、サン・ジュルジュ4,900円と、スプマンテ、アドリアーノ・アダミ6,900円。これはイタリアBereSqumanteで2年連続最高評価を獲得したもの。ご主人によると、イル・ペンティートでは、この賞を獲得する前から注目して店で出していたそうです。同評価の他の2品は2万円を軽く超える最高級スプマンテ。それが6,900円ですから、価格の3倍以上の価値があるとのことです。このワインを飲んでいると、「これに合うチーズをサービスしますよ」と、気前よくチーズを切り出してくれました。

最後にイル・ペンティートのピッツアの裏側の写真。ローマピッツァは、厚みのあるナポリ風と比べて薄焼きでパリパリとしています。薪窯で焼き上げたピッツアは香ばしい香り。これは生地の材料のよさも大きな要素。小麦粉、酵母、塩、オリーブ油などの材料は全て現地で使っていたのと同じものを使用しているそうです。特に焦げた部分がおいしいと思いました。これが食べたくなったら、イル・ペンティートに行くしかありません。こだわりの店イル・ペンティート。ピッツアに目覚めさせられるような思いがします。



■店名:ピッツェリア・ロマーナ・イル・ペンティート(Pizzeria Romana IL PENTITO)
■住所:東京都渋谷区代々木3-1-3 AXIS1F
■電話:03-3320-5699
■営業時間:1900~2300 (22時までに入店)
■定休日:日曜・祝日


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2011年01月24日

遠太 (えんた) 居酒屋 三ノ輪

居酒屋の本などでよく紹介される店、遠太。この店の記事を見ては、一度は訪問したいと思っていました。映画やテレビのロケにも使われたという、古めかしい建物は、古きよき昭和の雰囲気を醸しています。ご主人が亡くなられてからは、女将さんお一人で営業されているそうです。暖簾は何故か、常に店内に掛けられています。暖簾には「天ぷら」「うなぎ」という文字。ご主人がいた頃、出していたメニューです。今はやっていないので、表には掲げられないのでしょうか。でも暖簾は替えたくない。そんな気持ちが伝わってきます。

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三ノ輪駅から徒歩5分。有名な「やってるぞ 遠太」の看板が見えてきました。古めかしい戸をガラガラと空けると、カウンターの常連さんたちが一斉にこちらを振り向きます。その異様な空気に一瞬たじろぎつつ、カウンターの隅に腰掛けました。常連さんたちは、知った顔じゃないことが分かると、何もなかったかのように会話に戻っていきました。

座敷に1組、カウンターに2組。まばらに座って、ほぼ満席です。座敷と奥のカウンターの人たちは、仲がいいようです。手前の2人も時々会話に加わるところを見ると、結局僕だけが知らない人。手前のカウンター席は、イスが低く床も窪んで座りづらい。この席は普段使ってないのかもしれません。ここからはメニューが見えないので、席を立って、メニューの札を見に行きます。女将さんが「座敷に座ったら?」と声を掛けてくれました。座敷は遠慮していたので、この提案はありがたい。移動させてもらうことにしました。

ただ座敷から厨房は遠く、間に常連さんたちが陣取っているので、なかなか注文ができません。遠太は女将さんが1人で切り盛りしています。何か作っているようなので、手が休まるまで待つことにします。ようやく女将さんが近くに来た時には、すでに30分が経過していました。ようやく最初の一杯を注文。遠太特製焼酎ハイボール300円にしました。

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「料理もいいですか?」と聞くと、奥からメモ帳と鉛筆を持ってきて、「これに書いて」と渡されました。注文は、マグロブツ450円、豚汁300円、揚出しとうふ350円。豚汁は用意がないのか、その場で消されてしまいました。マグロブツもなかなか出てこなくて、運ばれてきたのは1時間後。それまでハイボール1杯で過ごすのはツライものです。でも一見だし、お店の様子もわからないので、一人でのんびり飲みながら時間を過ごしました。

様子を見ていると、お客さんと店との関係もなんとなく理解できてきます。常連さんが勝手にお酒を作って飲んだり、女性客が洗い物を手伝ったりしています。女将さん、お身体がよくないのかな?と思ったのですが、前の日に遊びに行った話などを聞いていると、どうやらそういうわけでもなさそうです。女将さんは常連さんと話したり、酒を出したり。後から来た人にサービスで揚出しとうふを出してあげたりしています。ていうか、僕の揚出しとうふは?とツッコミたくなりますが、ここは居酒屋。もう少し待っていましょう。特に遠太のような店は、常連のためにやっているようなものです。実際、僕以外の客は全員常連ですから、一見は気を遣います。それでも自分も客ですから、遠慮しすぎるのもおかしい。2時間経過しても、揚出しとうふが出てこないので、その旨を告げて帰ることにしました。

古い居酒屋は次々と姿を消していきます。高齢になると、そろそろお店を閉めてゆっくりしようということになります。遠太の場合は、ご主人が亡くなってからも、女将さんが一人で店を守っています。ただ、昔と同じようにはいかないものです。今はほとんど常連さんのための店という印象です。ここに来る人はみんな仲がいいようで、楽しそうに飲んでいます。遠太で飲むなら、何度も通って常連になるのが一番。誰にでも勧められる店ではありませんが、居酒屋とはそういうものではないでしょうか。




■店名:遠太(えんた)
■住所:東京都荒川区東日暮里1-31-2
■電話:03-3891-1175
■営業時間:17:00~22:00
■定休日:日曜・祝日


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2011年01月20日

萬屋おかげさん 四ツ谷 忘年会&新年会

ミシュランで一つ星を獲得した 四ツ谷の居酒屋、萬屋おかげさん。3年前から通っている店だけに、評価されて素直に嬉しく思います。はじめて行った時にご一緒した岡部さんと、萬屋おかげさんで小さな忘年会を開催。その様子をツイッターでつぶやいたところ、七彩の阪田さんが反応してくれました。萬屋おかげさんのご主人と飲んだことがあるそうで、それ以来、訪問する機会をうかがっていたようです。というわけで、新年早々に訪問。結局、忘年会、新年会とも、萬屋おかげさんになりました。

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まずはオススメの黒板からいくつか注文します。するめいかしょっつる焼680円、ハツ焦がし醤油焼き600円は、あれば頼んでおきたいところです。味付けは濃くはないものの、日本酒を飲むことを前提に考えられているようです。どのメニューも日本酒と相性がよく、酒がすすみます。

忘年会では、天青(神奈川)防空壕貯蔵2年熟成750円、七田(佐賀)純米 平成十七年度醸造750円、悦凱陣(香川)純米吟醸亀ノ尾、雪の茅舎(秋田)純米吟醸850円などを飲みました。お猪口は籠から2つ選ぶように言われます。深めの丸っこいものと、底が浅く広がったタイプを選択。形の違いで味が変わるので、はっきりと違うものを選んだ方がよさそうです。酒は、正一合だけでなく、グラス(110ml)も用意されています。

新年会では、阪田さんがご主人と面識があるということで、お酒は全てご主人におまかせ。日本酒メインの店では、料理に合った酒をお店に選んで欲しいものです。新年の初日にうかがったので、奈良萬の冷やを新年のサービスとして頂きました。その他にも、早瀬浦(福井)、遊穂(石川)、亀甲花菱(埼玉)、十四代雄町のなかだれ(山形)、佐久乃花(長野)、杉勇(山形)、来福(茨城)の愛山など、他にも飲んだと思いますが、後半の記憶は定かではありません。

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オススメの黒板から、活〆かわはぎ刺(尾鷲)肝醤油1,350円、めじまぐろ(氷見)わらあぶり刺1,400円、活〆真鱈(常盤)刺身からすみかけ1,400円、〆鯖(対馬)1,100円などを選びます。好きなものを複数選べば、刺身盛りにしてくれます。中でも外せないのが、カツオやめじまぐろのわらあぶり刺、肝醤油で食べる活〆かわはぎ刺、鱈の刺身からすみかけなどでしょうか。萬屋おかげさんは、名物の多い居酒屋です。定番メニューの完成度が高く、存在感があります。

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筑前煮、揚げたて自家製さつま揚680円、仙台せりのおひたし600円、牛すじポン酢(国産和牛)680円。料理にこだわった居酒屋は、割烹のような料理を出す店が多いようです。見た目で高級感は出るものの、味は割烹に及びません。厨房を覗けば、やはりそれなりの作り方をしています。これはコスト的にみて仕方のないところでしょう。

萬屋おかげさんの料理は、日本料理然としたものは少なく、純粋な居酒屋メニューばかり。それでいて何を食べても質が高いというのが、この店の素晴らしいところです。料理が酒をおいしくして、逆に酒が料理をおいしくする。質の高い料理と日本酒だからこその相乗効果ではないでしょうか。

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毎日焼いてます!だし巻き玉子600円、自家製お新香盛(来福蔵愛山米糖使用)500円、そして最後に名物の、塩だけの贅沢なおむすび(小笠原自然海塩)1ケ200円と味噌汁200円を注文。はじめてこのおむすびを食べた時は感動しました。ふんわりと微妙に空気を含んだ握り加減と、米によく合う塩の個性。ただ最近、昔の方がおいしかったように感じるのは何故でしょうか。握る人が変わったのか、はじめて食べた時の驚きが大きかったせいでしょうか。それでも、萬屋おかげさんといえば、おむすびが真っ先に頭に浮かびます。完成度の高い料理は記憶に残るもの。萬屋おかげさんの料理は、鮮明に記憶に残るほどの個性があります。

毎回のように、「予約で満席です」という札が入口に掛かっています。来ているのは、恐らく常連ばかり。雑誌やミシュランを見て来た人は、ほとんどいないようです。萬屋おかげさんは、昔の居酒屋の本には出ていませんが、今では間違いなく東京の居酒屋のトップを独走する店。このまま荒らされず、いつまでも楽しく飲める店であって欲しいと思います。


【忘年会】
編集者 岡部敬史さん
節約アドバイザー 和田由貴さん
イラストレーター 長縄キヌエさん


【新年会】
はんつ遠藤さん
七彩 阪田さん
油屋ごはん エマさん

立ち呑み居酒屋 金町製麺

萬屋おかげさん 四ツ谷


■店名:萬屋おかげさん
■住所:東京都新宿区四谷2-10松本館B1階
■電話:03-3355-8100
■営業時間:18:00~22:30(L.O.)
■定休日:日曜・祝日・月曜


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2011年01月18日

鳥金 焼き鳥 渋谷

若者の街としてのイメージが強い渋谷ですが、時代に取り残されたように古い居酒屋が残る場所もあります。僕が学生時代に通ったのは、少し外れた場所にある居酒屋でした。例えば、渋谷マークシティに沿った通り。焼肉、焼き鳥、うなぎなどの店が並び、店から大量の煙が吐き出されています。この辺りで好きなのは、魚介の爆盛りで有名な店「魚がし福ちゃん」。そこから首都高を渡って、セルリアンタワーの裏手に桜丘町という街があります。この辺りにも古い焼肉屋や居酒屋が残っています。中でも好きなのは、学生時代から通っている焼き鳥屋「鳥金」。宮崎地鶏の炭火焼きをリーズナブルな値段で提供する焼き鳥屋です。

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今にも傾きそうな小さな建物に赤提灯。店内は焼き鳥を焼く煙が充満し、店の外にまで漏れて来そうなほど。会社帰りのサラリーマンで賑わう焼き鳥屋の風情です。ところが中に入ると、全く違う客層であることが分かります。サラリーマンよりも、クリエイティブな仕事をしている若い人たちが多く、女性が2~3人で飲みに来ていたりします。正面のカウンターと、奥の空間にも小さなカウンターが壁沿いに一周しています。壁にへばり付いたティッシュ箱、カウンターの飛び出した先に、2人で向き合って座れる席があるなど、簡素な中にも工夫がうかがえます。

はじめて訪問した時の衝撃は今でも忘れません。純粋に味だけでファンになるというのも、当時はあまりないことでした。ただ、昔おいしいと思った店も、今食べに行くとがっかりする事が多いものです。当時と比べて舌が肥えているし、経験も積んでいる。特に居酒屋では、昔と同じように楽しむのは難しくなっています。居酒屋は安いのが前提になります。それでも清潔で食材の質がよく、調理が適切、そんな店はなかなかないものです。

まずは地鶏の刺し身(胸肉)630円を注文。これを食べた瞬間、やはりここは本物だと思いました。この値段でこれだけの刺し身が出せるのだから、すごい店です。地鶏もも身炭火焼き中皿1,155円と、めかぶ315円を注文。地鶏もも身の炭火焼きというメニューも、今では珍しくありませんが、未だにここが一番だと思います。小皿(1人前~2人前)630円、中皿(2人前~3人前)1,155円、大皿(3人前~4人前)1,680円とありますが、中皿を頼めば2人で十分の量があります。

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地鶏串焼き(2本525円)の地鶏レバー。これはレバーとハツがあります。串おまかせは、5本735円、10本1,470円、15本2,205円。このくらい食べれば焼き物は大体一通り。

酒はいろいろとありますが、日本酒は熊本の瑞鷹(ずいよう)一マス525円、千葉勝浦の腰古井(こしごい)一マス630円、樽酒一マス525円の3種類。このへんで一休みして、もろキュー315円で一杯やります。サイドメニューの質の高さも鳥金の魅力です。

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シメに冷や汁630円を注文。冷や汁は内容や呼称が微妙に異なるものの、類似した料理が日本各地に存在します。その中でも最も有名なのは、宮崎県の冷や汁でしょう。鳥金も宮崎地鶏を扱う店だけに、冷や汁も置いてあります。最後にひんやりクールダウンできる冷や汁はシメに最高。シメといえば温かいものが主流ですが、特に夏の暑い日はこの冷や汁が食べたくなります。

【以前の記事】
鳥金 渋谷



■店名:炭焼処 鳥金
■住所:東京都渋谷区桜丘町16-10
■電話:03-3770-8679
■営業時間:17:00~23:00
■定休日:日曜・祝日


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2011年01月11日

小野田商店 焼肉 中目黒

ホルモンヌの小口さんと「焼肉忘年会をしよう!」という話になりました。候補はいろいろと上がりましたが、最終的には小口さんのお気に入りのホルモン屋、中目黒の小野田商店に決定。築地王さん元さんもお誘いして、4人での小さな会となりました。中目黒といえば、昔から焼肉や安居酒屋などがある土地柄。最近は開発が進み、オシャレな街に変貌を遂げています。小野田商店は、ほぼ全品500円均一という分かりやすい価格設定。カウンター主体の焼酎バーのような店内も、これまでのホルモン焼きのイメージとは一線を画しています。

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小野田商店は中目黒駅前の線路沿いの通りにあります。駅前なのですぐに見つかるだろうと高をくくっていましたが、これが意外と分かりづらい。入口には小さく「小野田商店」と書かれているだけで、見過ごしてしまいそうです。中に入ると、奥まで一直線にカウンターが伸びていて、意外と奥行きはあります。入口は小さく、中は広く、隠れ家的なお店を意識しているようです。

肉は全て500円均一。角切ハツ、ハラミ、ギアラ、おっぱい、コリコリ、シビレ、脂付き小腸、テッチャン、ミノサンド、牛ホホ肉、豚バラ、豚トロ、カシラ、ガツ芯、豚ノド肉、スモーク豚バラ、厚切ベーコン、ハチノスというラインナップ。希少部位も置いてあります。まずはキムチ、レバー刺し、もろきゅう、レバーパテなどを注文。ホルモンは、ホルモン9種類盛り合わせ(2人前2,000円)にしました。こういうセットメニューは注文の時に便利です。

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レバーパテは、よくあるレバーパテのイメージではありません。レバーの風味は強くありませんが、ツマミとしてはなかなかイケます。焼き台は炭火七輪。ホルモンは新鮮で、塩やオリーブオイル、胡椒などのスパイスを使った軽めの味付けです。

カウンターで食べるのが、この店の基本ではないでしょうか。一人焼肉でも問題ない雰囲気ですが、中目黒という場所柄、カップルの利用が多いようです。我々は4人なので、小口さんが奥のテーブル席を予約してくれました。テーブルは2卓しかないので、グループの場合は予約に気をつけた方がよさそうです。上着に臭いが付かないように、クローゼットを用意する等、配慮が行き届いています。デートにも利用しやすい焼肉屋ということで、人気を集めています。

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シメはスペ玉ご飯とスープ茶漬けの2種類を注文。どちらも500円です。スペ玉ご飯は、ごま油で味付けしただけのシンプルな卵掛けご飯。これは僕の好みに近いです。卵掛けご飯は、余計な具材を入れず、シンプルなのが一番。ブームの頃は、様々なこだわり食材を入れることで高級感を出したものが多くありました。純粋に味だけを追求すれば、シンプルなものになるのは自然なことだと思います。

小野田商店では、飲み物も全て500円です。ソフトドリンクは割高になりますが、焼酎はいくつか選べるので全体としてはお得感があります。メニューのほぼ全てが500円と分かりやすく、この値段にしては肉の質がいい。低価格焼肉店の中では、品質でリードしている印象があります。やはりカウンターで焼酎を飲みながら、ホルモンをつまむような使い方が一番ではないでしょうか。



■店名:小野田商店
■住所:東京都目黒区上目黒3-7-3野村ビル1F
■電話:03-3760-6541
■営業時間:17:30~翌2:00
■定休日:水曜日


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2011年01月06日

青空 (はるたか) 寿司 銀座

すきやばし次郎で12年修業した高橋青空氏の店、青空(はるたか)。青空って珍しい店名だと思ったら、ご主人の本名だったんですね。すきやばし次郎で長年修行されたとはいえ、30代半ばの若さで銀座に店を持つというのは、そうとうな気概だと思います。すきやばし次郎の前は札幌の名店「すし善」にもいたそうです。2006年に独立し、ミシュランガイド2008で一つ星を獲得。ミシュランガイド2011では二つ星に昇格しています。これから更に上を目指そうという、今一番脂ののった寿司職人と言っていいと思います。

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先付けは、菜の花とほうれん草。強い山葵の香りがします。カウンターを見渡すと、つまみから始めている人の方が多い。どうやらつまみと握りでは違うネタを出しているようです。平気で同じものを出す寿司屋もありますが、青空は違います。例えば、この日は握りにタコはありませんでしたが、刺身で出していました。見ていて羨ましくなるほど、おいしそうなものが次々と出てきます。つまみから始めて、ゆっくりと酒を飲むのが青空の正しい楽しみ方なのかもしれません。

僕は握りのおまかせをお願いしました。ひらめ、スミイカ、白甘鯛など味の淡白なものから始まり、すきやばし次郎で度肝を抜かれたマグロの三連続。赤身、中トロ、大トロと続きます。

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中盤は手当てがしてあるネタが並びます。こはだ、ハマグリ、ブリ、海老、サバ、イクラ。出されたらすぐに食べるので、進みが早い。写真撮影は「どうぞ!」と、あっさり許可をもらいましたが、さすがに全て撮る気にはなれません。今後も1/3くらい撮らせてもらうことにしようと思います。

海老は、すきやばし次郎のように大ぶりのものを握った後、包丁で2つに切ります。ただし、次郎とはかなり違いますね。そもそも海老が違う。そういえば、マグロも違うし、穴子も違う。青空さんは自ら築地で仕入れるそうですが、すきやばし次郎と同じものを仕入れるつもりはないようです。

海老については、次郎とは決定的に違う点が、中に何か入れているところです。通常は山葵を入れるタイミングで、山葵の隣にあるそぼろを入れています。そしてもう一つの入れ物には何が入っていたのでしょうか。はっきりとしたことは分かりませんが、2種類を入れて握っています。握り方は二郎さんよりもしっかりとしていて、切る時に調整を必要としません。

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春子鯛(かすごだい)、うに、穴子、サヨリの昆布〆。春子鯛は酢でシメています。春子は鯛の稚魚で、江戸前寿司では酢〆にされるネタです。春子というくらいだから、春先に出回るものですが、時期は12月。秋に出回るものは小鯛といって、確か真鯛とは別のもの。その時に気付けば詳しく聞けたかもしれませんが、どのみちカウンター満席でそれどころじゃなかったと思います。

最後に玉子焼きで一通り終了です。全部で16個。これでお腹もいい感じでしたが、どうしても巻物を確認しておきたかったので、すきやばし次郎でも追加で注文した、かんぴょう巻をお願いしました。これが驚きの早さで巻き上げられ、しかも素晴らしい仕上がり。やはり相当な腕があるなと、この時はっきりと認識しました。

シャリはやや硬めで、すきやばし次郎よりも更に酢が強いでしょうか。少し胃にもたれたように感じたのは、このシャリのせいかもしれません。握りはキッチリと硬めに握りますが、寿司の形、美しさは二郎さんや兄弟子の鮨水谷にはまだ及ばないように思いました。

シャリは次郎や水谷よりも小さめのわらびつに入れられ、頻繁に交換しています。僕の目の前で2回取り替えられたので、たぶん夜だけで5~6回か、ひょっとするとそれ以上替えているかもしれません。

玉子焼きは、与志乃、すきやばし次郎と進化しつつ受け継がれてきた、ふんわりとしたカステラのような玉子。次郎、水谷と比べると山芋が多めで、これだけはやや落ちる印象。やはりすきやばし次郎の玉子は違います。

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檜のカウンターは高さがやや低め。そのせいでゆったりと食事ができるのだと思います。徳利や器はセンスのいいものが使われています。青空さんに「決まった作家さんがいるのですか?」と聞くと、決まった人はいないとの答えでした。伯父様が陶芸家とのことなので、いくつか作品が使われているのかもしれません。この日はおまかせの握りのみで、二人でお酒を3合ほど飲んで、一人22,000円。最高レベルの寿司であることを考えると、コスパはかなりいいと思います。ネタのよさと、握りの技術の高さ、清潔な店内と気持ちのいい接客、更に深夜まで営業している点を考えると、銀座で最もオススメできる寿司屋の一つだと思います。




■店名:青空
■住所:東京都中央区銀座8-5-8 かわばたビル 3F
■電話:03-3573-1144
■営業時間:17:00~24:00(L.O)、土曜17:00~22:30(L.O)
■定休日:日曜・祝日


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2011年01月05日

銀座 ニュー鳥ぎん

戦後間もなく創業した老舗の焼き鳥屋、鳥ぎん。当時珍しかった釜めしが名物の焼き鳥屋です。今では全国に30店の支店があり、そのうち直営店は7店。その他は「鳥ぎん会会員店」という位置づけになっています。ニュー鳥ぎんもその一つで、創業は昭和28年。3階建ての建物が、銀座の路地裏にひっそりと溶け込むように建っています。

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ニュー鳥ぎんは、鳥ぎん本店のすぐ隣にあります。ビルの地下に広々と店を構える本店は、一度に数十本の串を焼く光景が、いかにも流行っている焼き鳥屋の雰囲気を漂わせています。それに対しニュー鳥ぎんは、1階の入口付近にL字に並んだ2台の焼き台があるのみ。店内は狭く、みっちりとテーブルが詰め込まれています。1階から3階まで客席があるので、どんなに混んでいてもあまり待つことはありません。相席ですぐに座らせて、席が空いたら移動させてくれます。この気遣いは気持ちのいいものです。

いつも騒がしい店内は、気を使わずに気楽に飲むことができます。鳥ぎんは銀座に3店ありますが、結局この店ばかりに足が向くのは、この雑然とした雰囲気のためでしょうか。焼き方が丁寧なのも、他の鳥ぎんにはない特徴です。味に厳しい人には勧めませんが、ニュー鳥ぎんの焼き鳥は、時々食べたくなる個性があります。

ビールは中ジョッキで620円。焼き鳥は1本160~300円くらいです。僕の場合、まずは「お得な盛り合わせ」1,100円から注文します。盛り合わせは、やきとり、はさみ、ねぎま、手羽先、レバー、つくねのセット。それぞれタレと塩を指定できます。手羽先が270円でその他は170円なので、このセットで頼むと20円安い。注文が早く済むので、いつも最初にビールと盛り合わせを頼みます。次に何を焼くかは、その後ゆっくりと考えればいい。何も考えず会話に集中できるので、こういうセットはありがたいものです。ちなみに鳥ぎん本店には、ライトコース(5種)780円、エンジョイコース(8種)1,300円、スペシャルコース(14種)2,490円もあり、焼き鳥に関しては何も考えずに済みます。

珍しい焼き鳥もいくつかあります。白モツ(ハツモト)280円が、1人1本までの限定。これは売り切れになっていることが多い。限定 骨付きもも650円、串玉(くしたま)などもレアメニューです。串玉はお腹の中にある状態の、殻がまだ出来ていない卵。焼き鳥以外では、特性煮込み450円などもよく注文します

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お通しは名物の、しらすおろし。これはメニューにもあるので、追加注文もできます。シメはほぼ全員が注文する釜めしです。注文を受けてから炊きはじめるので、少し時間が掛かります。2度目の注文をする時に、一緒に釜めしも頼んでおくとちょうどいいようです。釜めしには、鳥、筍、海老、かに、山菜、小柱、穴子、かき(10~3月)、松茸(9~10月)などなどいろいろとありますが、オススメはやはり鳥を使ったもの。この日は、鳥と小柱1,100円を注文しました。

これまで何度も訪問して、銀座の隠れ家的に使ってきたニュー鳥ぎん。こういう店をどう紹介するかは難しいものです。今年は和食や居酒屋、特に、あまり注目されない店も紹介していきたいと思います。鳥ぎんのように、長く愛されている店には、それなりの理由があります。酒や料理のおいしさだけでなく、総合的に「いい店」を紹介していきたい。そういう思いを込めて、新年最初の記事はこの店にしてみました。



■店名:釜めし 焼とり 銀座ニュー鳥ぎん
■住所:東京都中央区銀座5-5-11
■電話:03-3571-3334
■営業時間:16:30~22:00(L.O.21:45)、土・日・祝11:30~21:30(L.O.21:15)
■定休日:月曜日


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