2011年01月26日

イル・ペンティート 代々木

原宿のカフェ、アンセーニュダングルのバーテンダーさんと、よく食事に行きます。「ピザがおいしい店があるんですよ」と教えていただいたのは、代々木にあるイル・ペンティート。東京でも珍しいローマピッツァのお店です。オープンの19時前に店にやってきました。中ではバタバタと開店準備をしているようです。先に到着していた人たちが中に入ろうとすると、時間まで外で待つように店員さんに言われていました。僕も、店内の様子を見学しながら時間まで待つことにしました。

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テーブルに座って、カメラを取り出すと、ご主人が話し掛けてきました。「あ、カメラ7Dですね。で、レンズはあれでしょ、新しく出た手振れ補正付の方」。なんと、ずばり正解です。厨房は客席から丸見えですが、ここからはかなりの距離があります。この距離で型番まで当てられるとびっくりしますね。そのレンズには、手振れ補正があるものとないものの2種類がありますが、外観で見分けが付くとは知りませんでした。なんという凝り性。このご主人だからこそ、イル・ペンティートのようなマニアックな店をやっているのでしょうか。

店内に入って右側には、大きな窯があります。お店のHPによると、ローマでピッツァの修行をしたご主人は、薪窯にこだわり、ローマで5代続く窯作りの名手Pancotti社を日本に招いてこの窯を作り上げたそうです。薪窯でないと出せない味にこだわり、ついに窯作りの名人を日本に連れて来てしまうあたり、こだわりの強さと行動力は並外れたものがあると思います。

お通しは、ローマ産のオリーブ。こんなに大きなオリーブは珍しいですね。ただ大きなだけじゃなくて、味わいがあります。いつも食べるオリーブとは明らかに質が違います。種類や産地によって、見た目も味もずいぶん違う様々なオリーブがあります。日本ではあまり目にしませんが、食材の販売も手掛けるイル・ペンティートには、数種類の用意があるようです。これがお通しですから、すごい。イル・ペンティートは普通の店ではないというアピールをひしひしと感じます。

メニューは、非常に分かりやすい。人気No.1、No.2、超おすすめ料理などの表記や、解説も添えられています。まずは人気No.2のピッツァ、チボッレ1,580円と、クアットロ・フォルマッジ2,300円を注文。チボッレは、トマト・モッツアレッラ・オニオンスライスだけのシンプルなピッツァ。淡路島産のタマネギは味が濃く存在感があります。でもこのピッツァで一番印象深いのは、生地のうまさです。特注の巨大な薪窯 は、1分未満でピッツァを焼き上げます。その火加減なのか焦げ具合なのか、なんともうまい生地が焼きあがります。クアットロ・フォルマッジは、モッツアレッラ・ゴルゴンゾーラ・スカルツア・パルミジャーノのピッツァ。イル・ペンティートはチーズにもこだわっています。

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卓上の小さなメニューに、冬限定ピッツア(ポルチーニ)が載っていました。「連日売り切れの超人気ピッツア、他店とは違う圧倒的な味と香りをぜひお試しください」とあります。これは食べておかないと。フンギポルチーニ2,500円は、モッツアレッラ・ポルチーニ茸・マッシュルームなどが入ったピッツア。キノコ類とチーズの香りがものすごく香ってきます。これはうまい。ワインにもよく合いますね。

スプリ(ライスコロッケ)1個320円は、中にモッツアレッラチーズを仕込んだ軽いトマト風味。中を開けると、とろりとチーズが流れ出てきます。外側のカリカリの部分と、中のライス、チーズがそれぞれ違った食感。これはビールに合うつまみです。

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超おすすめ料理・人気No.1の、モルタデッラ・ミラノサラミ・パルメンザンチーズ+有機ミックスリーフ1,890円も注文。気さくなご主人は、注文の度にちょこちょこと話しかけてくれて、いろいろと教えてくれます。チーズやワインにも詳しいので、気に入られるとかなり楽しませてくれます。

ワインは、3人で2本飲みました。イタリア中南部のモリーゼ州、サン・ジュルジュ4,900円と、スプマンテ、アドリアーノ・アダミ6,900円。これはイタリアBereSqumanteで2年連続最高評価を獲得したもの。ご主人によると、イル・ペンティートでは、この賞を獲得する前から注目して店で出していたそうです。同評価の他の2品は2万円を軽く超える最高級スプマンテ。それが6,900円ですから、価格の3倍以上の価値があるとのことです。このワインを飲んでいると、「これに合うチーズをサービスしますよ」と、気前よくチーズを切り出してくれました。

最後にイル・ペンティートのピッツアの裏側の写真。ローマピッツァは、厚みのあるナポリ風と比べて薄焼きでパリパリとしています。薪窯で焼き上げたピッツアは香ばしい香り。これは生地の材料のよさも大きな要素。小麦粉、酵母、塩、オリーブ油などの材料は全て現地で使っていたのと同じものを使用しているそうです。特に焦げた部分がおいしいと思いました。これが食べたくなったら、イル・ペンティートに行くしかありません。こだわりの店イル・ペンティート。ピッツアに目覚めさせられるような思いがします。



■店名:ピッツェリア・ロマーナ・イル・ペンティート(Pizzeria Romana IL PENTITO)
■住所:東京都渋谷区代々木3-1-3 AXIS1F
■電話:03-3320-5699
■営業時間:1900~2300 (22時までに入店)
■定休日:日曜・祝日


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コメント

30年通っているピットーレのピザも最高です!
ナラやブナの薪で焼くから香りがいい。
ただし岩原ですけど・・・

東京のピザ屋は薪の調達が大変ですよね。
ピットーレの場合、夏場にスタッフ総出で、
まき割り機で薪割して、店の内外に高く積んで、
秋口乾燥させています。
あれは田舎だからこそできることだしな〜

◆じくさん
ピットーレいいですね~。旅行と絡めて、一度行ってみたいです。僕の実家、薪のお風呂があって、小さい頃よく薪割して積み重ねたりしてました。お店でそこまでやるのは大変な労力ですね。こだわりを感じます。

一目瞭然なローマピッツァ、サラダも含めて写真から職人気質がはっきり分かりますね~。

薪を東京で集めるのは確かに大変ですよね、その点オーストリアはどこでも確保できて、ちょっと郊外ではまだまだ薪ストーブを使ってますし・・・。

◆seppさん
オーストリアいいですねえ。いまだに薪ストーブを使っているとは!薪割りとかも日常的なんでしょうね。

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