2011年04月30日

『東京「駅近」居酒屋探訪』(東京書籍)を執筆します

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『東京「駅近」居酒屋探訪』(東京書籍)という本を執筆することになりました。山手線、中央線などの駅近の居酒屋を紹介する本で、僕は主に山手線内の店を担当しています。

居酒屋の本といえば、大御所がたくさんいて、そのセレクトを踏襲するような本が多く出ています。本にしてもブログにしても、誰かの後追いの性格が強いのが居酒屋の世界。いい店は既に誰かに紹介されているというのは間違いないとは思います。でも僕としては、誰かに紹介されて有名になった店の中にも、首を傾げたくなる店も多くあるし、そもそも世代が違うので、前の世代とは変えていかなければいけないという思いを強く持っています。

今回の本の中には、たぶんまだどのメディアでも取り上げられていない名店が登場します。居酒屋に詳しい人にも、「そうきたかあ」と感心してもらえるセレクトになっていると思います。ただ、居酒屋の取材は断られることが多く、今回も紹介したかった店からいくつも断りが入りました。逆に、普段は断るのに、「君が書くならいいよ」と、言ってくれた店もあります。バル、角打ち、120年以上続く老舗、家庭料理の店、若い店主の店、ミシュラン掲載店など、ラインナップは多岐にわたります。

これから少なくとも10日間ほどは、カンヅメ状態で執筆に入ります。その間、ブログはお休みします。震災のこともあって、3月4月は通常の更新はできませんでした。5月からは少しずつ元に戻していきたいと思っていますので、再開までもう少しお待ちください。

2011年04月27日

喫茶 リヨン 名古屋

朝食は喫茶店に行くのが、暗黙の了解になっていました。狙いはもちろん、名古屋名物モーニング。モーニングとは、コーヒーを1杯注文すると、トーストや卵、カステラなどが付いてくるというお得なサービス。名古屋喫茶独特の文化です。リヨンでは、一日中モーニングサービスが付きます。名前だけ「モーニング」ですが、朝食サービスではなくなっているようです。

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リヨンのモーニングセットにはいくつか種類があります。トースト+玉子+カステラ(午後はカステラを除く)または、各種プレスサンドから選びます。プレスサンドは、フルーツ、小倉あん、ピーナッツクリーム、ポテトサラダ、野菜サラダの5種類。トースト+玉子+カステラと、野菜サラダプレスサンドを注文しました。これがコーヒー1杯分の380円で楽しめるというから、東京では考えられない安さです。味もボリュームも、これならば満足できます。

僕は昔からホテルの朝食が大嫌いでした。ベーコンとかエッグとか。あんな不味いものを未だに一流ホテルで出しているのが不思議でなりません。それに比べ、モーニングがある名古屋の朝食は、いかに充実していることか。ホテルの朝食券など使わずに、喫茶店に向かうのが正しい選択でしょう。

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ホットプレスサンドは、180円で追加することもできます。モーニングの感動があまりに大きかったので、もう1種類食べることにしました。小倉あんプレスサンドを追加で注文。これだけ食べて2人で1,000円未満ですから、たまりません。リヨンは雰囲気がよく、とても好感の持てる喫茶店でした。8:00~18:00まで、全ての飲み物で一日中モーニングサービスが付くというのがいいですね。気持ちのいいサービス精神。朝食をリヨンのモーニングにすると、その日は気持ちのいい1日になります。




■店名:リヨン
■住所:愛知県名古屋市中村区名駅南1-24-30 三井ビル本館 B1F
■電話: 052-551-3865
■営業時間:8:00~18:00
■定休日:日曜(日祝の連休は営業、年末年始)


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2011年04月21日

表参道ワイン食堂 Den

サントリーさんのお誘いで、リニューアル記念の試食会に参加させていただきました。伺ったのは、「表参道ワイン食堂Den」。グラスワインが480円からと安く、気軽にワインが飲める店です。ワイン、ブランデー、自家製フルーツスプリッツァーなど、ワイン系中心に多彩なラインナップ。料理はフレンチベースで、手作りにこだわっています。この価格でパンまで手作りしてしまうというから驚きです。何も気にせず、食べて、飲んで。ほんとに気楽に楽しめる店です。

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表参道駅の出口から細い路地に入ってすぐのところ。駅前なのに静かで落ち着いた場所にお店はありました。1本通りを入るだけでずいぶんと雰囲気が変わるものです。まずはブランデースプリッツァーのトニック割で乾杯。これが400円ですから、コスパもいいですね。手作りロースハム、パテドカンパーニュなど、料理は500~600円のものが中心。自家製フルーツスプリッツァー580円は、スプリッツァーに生のフルーツを漬け込み、アップルジュースで割ったもの。赤ワインは、ジョルジュデュブッフモルゴン680円、ロスヴァスコス・カベルネソーヴィニヨン780円などを飲みました。

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ぷりぷりエビとブロッコリーのガーリックオイルフォンデュ700円、ヤゲン軟骨のコリコリマリネ~レモンペッパー風味~500円、農園バーニュアカウダー750円、ビバサバ600円など次々と運ばれてきます。僕のお気に入りは、ヤゲン軟骨のコリコリマリネ。これでブランデースプリッツァーが進みます。トニック割り、ソーダ割りなどは、ブランデーの味が分かりやすいので、お酒を飲んでいるなあという感じがあります。ブランデーのソーダ割りは、ハイボールの次にブレイクするんじゃないかというほど、今の時代に合った飲み方だと思います。

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自家製ハニー&ブランデーの中から、リンゴの漬け込み原酒リンゴジンジャーをチョイス。ローズヒップピーチ茶葉漬け込み原酒のピーチジンジャー580円は、ピーチの甘い香りとローズヒップの酸味が絶妙。女性にオススメのお酒だそうです。骨付き鴨もも肉と砂肝のカリカリ焼き1000円は、メニューの中では高めの値段設定。ボリュームがあるので、みんなで1皿注文すれば十分な量があります。表面がカリッっとして、中はジューシーな基本に忠実なおいしさです。名物!!とろとろポークのシュークルート999円は、豚バラ肉、ソーセージ、ベーコンと野菜がよく煮込まれた逸品。999円はサンキュー価格。これはもっと高くてもいい料理ですね。

自家製ソーセージを使ったフラメンカエッグは、裏メニュー。自家製ソーセージや生ハムをトマトソースで煮込んだものです。現在リニューアル記念として、クーポンを持参した方に裏メニューを1品サービスするキャンペーンをやっているそうです。下のリンクからクーポンサイトに行けますので、プリントアウトしてお持ちください。

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最後はデザートが2品。苺のミルフィーユとブランデーケーキ バニラアイス添え。やはりここでもブランデーを使用したものが出てきます。ワインとブランデーと手作り料理。こういうコンセプトもありだと思いました。4~5人でわいわいと飲むにはもってこいの店です。ワインも値段の割にかなりいいのですが、僕はむしろブランデーの可能性に目覚めたような気がします。駅近なので、いつでも寄って帰れる安心感がいいですね。帰り道なので、今後時々飲みに行きたいと思います。


【参加者】
・「グルメガイド公式ブログ」ゆみさん: 表参道ワイン食堂 Den

・「じぶん日記」55aiaiさん: 表参道ワイン食堂Denのパテ ド カンパーニュ

・「東京グルメ 居酒屋訪問記」Mさん:表参道 ワイン食堂DEN

・「天然プチトマ子」トマ子さん: お酒なのにフルーツたっぷり 美的なワインビストロ 「表参道ワイン食堂Den」

・「ぶんちょーがゆく」ぶんちょーさん: 表参道ワイン食堂 Den で ブランデースプリッツァー

・「資格ゲッターが行く!」たけさん:表参道ワイン食堂DEN






■店名:表参道ワイン食堂 Den
■住所:東京都港区北青山3丁目5-23 古川表参道ビル1F
■電話:03-3796-8350
■営業時間:月~木 17:00~00:00 LO(食事)23:00 (飲み物)23:30/金・土・祝前 17:00~02:00 LO(食事)01:00 (飲み物)01:30/日・祝 17:00~23:00 LO(食事)22:00 (飲み物)22:30
■定休日:無休(年末年始休あり)


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2011年04月13日

あつた蓬莱軒 ひつまぶし 名古屋

八百善のラーメンを食べたあとは、常滑のウォークラリーで腹ごなし。カキ氷を食べながら茶屋のご主人とお話もしました。その後、常滑駅から名古屋に向かい、熱田神宮へ。緑豊かな素晴らしい神社です。その目の前にある、あつた蓬莱軒神宮店で食事をすることになりました。名古屋名物として有名な「ひつまぶし」。「いば昇」が元祖と言う説も有力ですが、この呼称は、あつた蓬莱軒の登録商標になっています。

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もちろん注文は、ひつまぶし2,730円。食べ方には作法らしきものがあります。おひつに入ったうなぎとご飯を、そのまましゃもじで切って4等分します。まずはそのままいただきます。2杯目はわさびや海苔などの薬味をのせて食べる。3杯目は薬味とダシ汁をかけて食べます。最後は一番気に入った食べ方で食べる。1品で3つの味を楽しめるのがいいですね。丼ものとしては、かなり値段が高めですが、食べ方は完全にB級なイメージ。名古屋らしいという気もします。

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もちろん酒も注文。肝焼840円と合わせて、ビールや日本酒をいただきます。草薙(冷)1,050円は、熱田神宮御神酒だそうです。涼しげなガラスの徳利に入れられて出てきました。ちなみに、三種の神器の一つ草薙剣は、熱田神宮の御神体になっています。日本武尊が亡くなられた後、熱田神宮に草薙剣が祭られたとのこと。ただ本物の草薙剣が今どこにあるのかは謎のようです。

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熱田神宮は緑に囲まれた気持ちのいいところ。木製の巨大な鳥居は威厳があります。敷地内は空気が凛と張りつめて、厳かな雰囲気。そんな中、鶏が放し飼いになっています。きれいに掃き清められた緊張感のある庭、そこを我が物顔で横切る鶏。このギャップがなんともいい。熱田神宮が大好きになってしまいました。名古屋に来たらまたここに来て、ひつまぶしも食べて帰ろうと思います。



■店名:あつた蓬莱軒神宮店
■住所:愛知県名古屋市熱田区神宮2-10-26
■電話:052-682-5598
■営業時間:11:30~14:30(L.O)、16:30~20:30(L.O)
■定休日:火曜日


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2011年04月06日

八百善 ラーメン 常滑

昨年、名古屋に1泊旅行に行ってきました。名古屋といえば、ひつまぶし、モーニングなど独自の食文化があるところ。ラーメンに関しても、面白い店がいくつかあります。その中でも以前から一度は訪問したいと思っていたのが、愛知県常滑市にある「八百善(やおぜん)」。ラーメンのビジュアルも強烈ですが、それよりも、あるラーメン関係の本で見掛けたご主人の笑顔が印象に残りました。「この人のラーメンを食べてみたい」と思わせる、いい顔です。常滑は名古屋からも遠いので、かなり時間の余裕がないと訪問するのは難しい。今回は時間がたっぷりあったので、念願の八百善まで足を伸ばすことができました。

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名古屋から特急で約35分、常滑駅から更に歩きます。歩道の狭い道を車を避けながら歩いていくと、「中華そば 八百善」という看板が見えてきました。想像通りの古めかしい建物。暖簾が掛かっていなければ、営業しているか分からないほどひっそりとしています。引き戸を引いて中に入ると、狭い店内にぎっしりと人が入っていて活気に満ちています。ほぼ満席ですが、入れ替わりですぐに座ることができました。

八百善のウリは、巨大なチャーシュー。2時間半かけて煮込むというチャーシューは、箸で簡単に切れるほど柔らかい。中華そば630円を注文します。これ以外のメニューは、ごはんとおにぎりくらい。「八百善食堂」という店名は実態を表しているとは言えないようです。スープは見た目が真っ黒ですがそれほど塩気は強くなく、鶏ガラや野菜類などの旨味がよく出ています。麺は中太の縮れ麺。これはかなりレベルが高い。チャーシューを一口食べて、スープを飲んだ時、同行者と顔を見合わせました。インパクト強さ、完成度の高さ、そして驚きのおいしさ。これほどまでとは想像していませんでした。

東京では、様々なタイプのラーメンを食べることができます。目新しいものは多くても、強い印象を与えるものは少ないものです。八百善の個性と完成度は、今の東京のラーメンと比べても際立っています。チャーシューは残りを持ち帰れるようにビニール袋が渡されます。この袋を受け取った時、あの巨大なチャーシューはサービス精神の表れであることを理解しました。これだけ大きなチャーシューを2本入れても、丼全体の調和がとれているというのも驚きです。インパクトの強さだけでなく、それを支えるバランス感覚。純粋においしいラーメンだと思いました。

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愛知県常滑市は、窯業がさかんな土地柄。常滑焼は瀬戸、越前、信楽、丹波、備前と並び日本六古窯の一つとされています。INAXの出身地としても有名です。明治以降、陶製の土管やタイルの生産で栄えた街だけあって、様々な焼き物を見て回れる企画も行われています。ウォークラリーの途中で見つけた招き猫「とこにゃん」。高さ3.8m、幅6.3mという巨大さです。招き猫生産量日本一を誇る常滑市のシンボルとなっています。その先には、テレビでよく紹介される有名なカキ氷のお店もあります。最後は旧回船問屋の屋敷を見学して、焼き物で埋め尽くされた坂道を駅へと向かいました。



■店名:八百善食堂
■住所:愛知県常滑市大和町1-115
■電話:0569-35-4481
■営業時間:10:30~14:00
■定休日:月曜日・火曜日


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2011年04月01日

過去記事の修正 3

過去記事の第3弾は、築地の名店「あんこう屋 高はし」です。

あんこう屋 高はし 築地