2014年09月17日

ぼるが 新宿

ぼるが 新宿3
新宿西口ハルクの裏側はいくつか古い建物が残っている。その中でも「ばん焼き ぼるが」は異彩を放っている。煉瓦の外壁に蔦が這う建物は異様な雰囲気だ。

ぼるが 新宿2

ぼるが 新宿1

ぼるが 新宿4

ぼるが 新宿7
ぼるがは元々は思い出横丁にあったそうだが、昭和30年頃に現在の場所に移ったらしい。思い出横丁は戦後の闇市「ラッキーストリート」が原点。ぼるがの独特の雰囲気にも、戦後の新宿のイメージが残っているのかもしれない。

店の中に入ると、1階にはいい感じのカウンター席があった。でも、とてもじゃないが自分から座る気にはなれない。こういう席に座るような常連さんになるには何年くらい通うものだろうか。

2階は薄暗い雑然とした雰囲気で、ほんとに戦後の新宿なんじゃないかと思えるような感じだ。山小屋風の店内は年季を感じさせる木造家屋で妙に落ち着く。ここだけ時間が止まってしまったかのようだ。所々に小さな絵画が掛かっていたりして、手書きのメニューや裸電球もいい味を出している。

ぼるが 新宿5

ぼるが 新宿6

ぼるが 新宿8
とりあえずチューハイと焼きもつの盛合せを注文。焼き鳥や豚もつは炭火で焼いている。開店の2時間くらい前に店先で炭を並べているところを時々見かける。そんな姿を見るとまたぼるがに行きたくなる。

盛合せは5本一組。料理は500円均一だ。もつ煮込み、大根玉子煮、ひなどり、つくね焼き、手羽先焼きなどを注文した。

ぼるが 新宿9

ぼるが 新宿10

ぼるが 新宿11

ぼるが 新宿12
昔は「ばん」という水鳥を使っていたことから、今でも「ばん焼き」という文字が看板に残っている。その看板やマッチ箱は戦後の洋画家高橋忠弥の作だという。昔から作家や画家のお客さんが多く、高橋忠弥も常連の一人だったようだ。今もそういう系統のお客さんをよく見かける。

戦後の闇市に「ぼるが」という名をつけたくらいだから、昔の客層も興味深い。どういう人たちが集まってどんな議論に花を咲かせたのか、そんなことに思いをはせつつ、2杯目のチューハイを飲み干した。


■店名:ばん焼き ぼるが
■住所:東京都新宿区西新宿1-4-18
■電話:03-3342-4996


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