2007年01月06日

魁龍(カイリュウ) 小倉本店~帰省中(10)~

福岡帰省中のラーメン食べ歩きです。今回帰って感じたのは、福岡では完全に久留米ラーメンの時代になりつつあるということ。熊本ラーメンはそのオリジナリティがほぼ成熟し、今の強すぎる個性を超える要素が出てこない。博多ラーメンはこれだけの年月を要して、前進はほんのちょっと。元々個性が強すぎて制約が大きいんですね。対して久留米ラーメンは九州ラーメンの発祥。懐が広いです。博多も長浜も熊本も久留米ラーメンの発展形と言えなくもない。これからしばらくは久留米ラーメンの時代になるのは間違いないと、僕は思います。僕以外誰もそんなことは言ってませんが。。「呼び戻し」なんてのも久留米ですから。もう東京にも来ている訳です。
というわけで、魁龍です。これは久留米ラーメンですが「どとんこつ」とお店が言うほど濃厚。よくある豚頭のみでダシを採るラーメンですが、使用する量が多いのか煮出す時間が長いのか、ものすごい量の骨と骨髄が溶け出したスープ。ラーメンフリークくに兄が連れて行ってくれました。「まずいよ?(笑)」とのことでしたが、そう言われて食べると・・。でもまずいにしては、くに兄家全員ついてきました。その結果、誕生日前だった兄嫁はユーハイム・ディー・マイスターのケーキとジャン=ポール・エバンを手にした訳ですが。

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濃厚なスープ。骨髄を飲んでいる感覚。麺はやや硬めの久留米の麺。

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これは全部、骨髄。骨髄は食感はよくないし、味もしない。旨みもない。でもこういう方向性は久留米ラーメンの発展形としてあり得る形。丸星ラーメンの食後も骨髄が溜まってました。

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左上:魁龍ラーメンにはワンタンが入ってます。
左下:魁獣みそ。おにぎりにつけて食べます。柚子胡椒がベースのようです。

【コメント】
魁龍は現在、福岡県内に5店舗を展開しています。以前、新横浜ラーメン博物館にも出店していました。強烈な個性のあるスープは骨と骨髄が溶け込んだ濃厚スープ。通常ラーメンで濃厚というものとは明らかにベクトルが違います。砂っぽいとか粉っぽいと表現するのが妥当。僕の田舎の友人にもラーメンフリークは何人かいますが、この魁龍については賛否の分かれるところ。ただこの味が癖になって通う人が大勢いるのも事実で、福岡県内ではラーメン好きな人は誰でも魁龍くらいは知っているという有名店です。店主は福岡のテレビに出まくっている有名人。半分芸能人のようになっている有名ラーメン店店主です。そういう意味でも九州ではかなり知名度の高いお店です。

【注文したもの】
魁龍ラーメン(730円)

【お店データ】
■HP:お店HP/ぐるなび福岡版/Yahoo!グルメ
■住所:福岡県北九州市小倉北区東篠崎2-1-6
■電話:093-922-6666
■最寄駅:北九州モノレール片野駅 徒歩10分
■営業時間:11:00~23:00(日曜・祝日11:00~21:00)
■定休日:第1火曜日(祝日の場合は翌日が休み)
※お店に確認していませんので、間違っている可能性があります。

福岡県北九州市小倉北区東篠崎2-1-6

2007年01月05日

一風堂 大名本店~帰省中(8)~

今回の帰省の目的の一つ。一風堂 大名本店の「かさね味」です。東京に進出している博多ラーメンの有名店は、福岡ではあまり評価が高くないのが普通かもしれません。逆に、福岡の有名店が東京進出していないということでしょうか。今回一風堂 大名本店に来たのは、ここにしかない「かさね味」を食べるため。「かさね味」は博多では珍しい「呼び戻し」の手法で作ったスープ。「呼び戻し」と言えば久留米ラーメン、今回の帰省中に食べた大砲ラーメンなどが有名です。

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スープはアブラ多め、温度は高めでした。

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ラーメンの具は後乗せ式。具だけでなくおにぎりなども付いています。

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左上:表面にアブラの膜が出来ています。
右上:加水率高めの中太麺。
左下:チャーシューは小さめですが、しっかりした味。
右下:同行者の食べた「かさね味(ふつう)」

【コメント】
全国に33軒を展開する一風堂。その総本山が、ここ「一風堂 大名本店」です。大名本店でしか味わえない「かさね味」。スープは豚頭、ロース骨、ゲン骨の3種類の豚骨を中心に鶏ガラなど10種類の材料を継ぎ足して作る。麺は加水率の高い中太麺。
最近一風堂に行かれた方々の記事はこちら。
「今日のいっぴん」「食い道をゆく」「書道家蓮花の きょうの筆文字」

【注文したもの】
かさね味(上)(950円):半熟煮玉子・春巻き・のりなど別皿トッピング付き
かさね味(ふつう)(700円)
※かさね味(中)(800円):半熟煮玉子・のり付きもあります。

【その他のメニュー】
赤丸新味(700円)、赤丸肉入り(900円)、白丸元味(600円)、白丸肉入り(800円)、醤油ラーメン(ふつう)(700円)、醤油ラーメン(中)(800円)、醤油ラーメン(上)(950円)
替玉(150円)、のり玉子(150円)、半熟煮玉子(100円)
手づくり餃子(550円)、明太子ごはん(380円)、白ごはん(150円)、炭火炙り焼豚盛り(550円)、キャベチャー(300円)、もやチャー(300円)、味付けメンマ(200円)
※ランチセット(平日の11時~15時):手づくり餃子5個、白ごはん又は日替りの味ごはん。ラーメンに100円増し。
※醤油ラーメンも大名本店だけの限定。

【お店データ】
■HP:お店HP/Yahoo!グルメ/ホットペッパー.jp/livedoor 九州グルメ/ぐるなびレストラン九州版
■住所:福岡県福岡市中央区大名1-13-14 小川ビル1F
■電話:092-771-0880
■最寄駅:地下鉄天神駅 徒歩8分
■営業時間:11:00~翌2:00
■定休日:無休
※お店に確認していませんので、間違っている可能性があります。

福岡県福岡市中央区大名1-13-14

ふくちゃんラーメン~帰省中(9)~

友人と二人で博多でラーメン食べ歩き。行く店行く店、休みだったりでなかなか思うようにいきません。朝から電話を掛けまくりますが、正月休業の店は開始日までは電話に出ないので、いつから営業なのか確認が難しい。お店に突撃しても仕込み中で「明日からなんだよね~」。博多をウロウロするのも疲れてきたので、ちょっと遠いけど「ふくちゃんラーメン」に行くことに。遠いと言っても地下鉄に乗ってればいいだけなので、楽といえば楽。新しく地下鉄が出来てて助かりました。

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なみなみと注がれたアツアツのスープ。表面に出来た脂の膜がたまりません。

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麺もなかなか美味しい。長浜というよりも久留米に近い麺ですね。

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右上:お年玉頂きました。紅白のお饅頭が入ってました。
左下:チャーシューは厚みがあってかなり大きい。しっとりとしていて質の高いチャーシュー。

【コメント】
スープは丼のフチぎりぎりまで、なみなみと注がれています。しかもアツアツ!表面に脂の層が出来ているので冷めにくい。これが替玉を前提にしたラーメンの特徴だと思います。博多っぽさを出す為に、替玉ができるラーメン屋は多くありますが、スープの量が多くて温度が高くないと替玉はまず成立しません。考えてみれば当たり前のことですが、今回こんなことを考えながら食べていました。
これは長浜ラーメンになるのでしょうか。醤油が多めのスープは、豚頭からダシを採っています。「新しいスープ」と「熟したスープ」をブレンドして、2種類の醤油を使用した元ダレを加えているとのこと。生ニンニクを卓上のクラッシャーで潰してラーメンに入れる店は、今では珍しくありませんが、最初に始めたのがこの「ふくちゃんラーメン」だそうです。
ふくちゃんラーメンは「新横浜ラーメン博物館」にも出店しています。現在この2店しかないようです。新しく出来た地下鉄で行きましたが、これがない時にはどうやってこの店に行ったのか、というような辺鄙な場所にあります。こんなところから全国的に有名なラーメン店が生まれるというのもすごいです。でも食べれば納得。このくらい美味しいラーメンは滅多にありません。僕の場合、美味しいと思うラーメンは1年に5杯くらいです。今年の1杯目はこれでした。

【注文したもの】
ラーメン(500円)

【その他のメニュー】
チャーシュー麺(700円)、ワンタン麺(700円)、替え玉(100円)、餃子(300円)、チャーハン(450円)、めし(150円)

【お店データ】
■HP:ぐるなび福岡版/ぐるなびラーメン/Yahoo!グルメ/livedoor 九州グルメ/新横浜ラーメン博物館
■住所:福岡県福岡市早良区田隈2-24-2
■電話:092-863-5355
■最寄駅:地下鉄 賀茂駅 徒歩5分
■営業時間:11:00~21:00
■定休日:火曜
※お店に確認していませんので、間違っている可能性があります。

福岡県福岡市早良区田隈2-24-2

2007年01月04日

南京千両~帰省中(7)~

今回の帰省でぜひとも食べてみたかったラーメンがここ「南京千両」です。昭和12年創業、九州ラーメンのルーツとして有名な店です。九州初のラーメン屋はなんとちぢれ麺。スープは博多ラーメンのように乳化させません。現在の九州ラーメンとはかなり違うスタイルですが、ここが発祥の屋台であることは間違いないようです。

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豚骨でダシをとって醤油を入れたスープ。白濁していますが、乳化はしていません。博多ラーメンに慣れた我々からすると、スープは薄く感じます。

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左上:メンマとチャーシュー。チャーシューは細切れ。メンマはかなりしっかりしています。
右上:中細のちぢれ麺。久留米ラーメンの麺とも少し違いますね。
左下:元祖とんこつラーメンの文字が。
右下:とんこつ飯。とんこつスープで炊き込んだご飯。お店では「ごはん」と言うそうです。

【コメント】
九州初のラーメン屋台として有名。お店HPによると「初代 宮本時男がうどんの屋台「たぬき」を営業していた昭和10年頃、当時横浜で「支那そば屋」が流行しているという弟の情報をもとに、横浜の南京街(現中華街)や東京で支那そばの作り方を修得。 昭和12年に「南京千両」という屋号で、福岡県久留米の明治通りに「九州初のラーメン屋台」を誕生させました。」とのことです。 ただ「南京千両」のスープは多くの博多ラーメンのように白濁はしていません。現在、九州で主流の豚骨の白濁スープは、昭和21年に博多の屋台「赤のれん」で始まったと言われています。もう一つの説は、「南京千両」の宮本氏と親交のあった久留米の屋台「三九」(昭和22年、杉野勝見氏)で生まれたとの説。「三九」の名付け親は「南京千両」の宮本氏だそうです。杉野氏は、横浜中華街で修行をした老人からラーメンの作り方を習ったとのこと。豚骨白濁スープの誕生は偶然の出来事だったようです。ある日スープの火加減の監視を人に頼んで出掛けてしまい、その人が強く炊き過ぎてしまったため、偶然白濁スープが出来たということです。久留米だけでなく、白濁スープがミスや手違いで発生したという地方がいくつかあるとのこと。 「三九」のラーメンは、その後熊本、大分、北九州、宮崎などにも影響を与え、現在九州で久留米ラーメンをルーツとしないのは鹿児島だけだと言われているそうです。(新横浜ラーメン博物館HPより)「三九」は偶然白濁した豚骨スープを発明しましたが、誰にでも作り方を教えたので急速に広まっていったそうです。
「南京千両」は現在、「元祖 南京千両本家(五差路店)」など4店舗を展開。この屋台の近くにも店舗はあるのですが、本店はあくまで屋台。九州のトンコツラーメンは、昭和12年に開店したこの屋台から始まったと言われています。昭和12年(1937年)は南京占領の年。「南京千両」は恐らく「南京占領」とかけた名前なのでしょう。屋台は初代の奥さんとお孫さんでやっているようです。僕が行った時はお孫さん一人でした。ラーメンの専門知識はまだまだですが、かなりのイケメンでした。

【注文したもの】
ラーメン(500円)、とんこつ飯(200円)

【その他のメニュー】
ラーメン(大)(600円)、たまご(100円)、ビール(550円)、生ビール(500円)、酒(400円)

【お店データ】
■HP:お店HP/Yahoo!グルメ/じゃらんnet/livedoor 九州グルメ/ホットペッパー.jp
■住所:福岡県久留米市東町、明治通り沿いの熊本ファミリー銀行前(久留米市東町36-7)
■電話:0942-37-7279
■最寄駅:西鉄天神大牟田線 西鉄久留米駅 徒歩10分
■営業時間:19:00~4:00
■定休日:日曜(雨天時は休業)
※お店に確認していませんので、間違っている可能性があります。

久留米市東町36-7

丸星中華そばセンター~帰省中(5)~

「大砲ラーメン本店」に行こうと、友人と二人車で久留米へ。その途中、丸星ラーメンのある国道3号線を走っていることに気づき、「丸星やってるかな?」と聞くと、「前に丸星行って閉まってたの年末じゃなかった?」と友人。年末年始はいつもフラレてる気がします。軽い気持ちで「やってたら食べていく?」などと話してました。当然連食になるし、目的の「大砲ラーメン」に行く途中で、先に他のラーメン食べるってどういうこと?ていうか、元々連食の予定で「大砲ラーメン」の次は「南京千両」という屋台に行くことが決まってたんだけど。。でもまあ、どうせやってないだろうと車を走らせていると、黄色い大看板の奥に行列が!やってるよ、しかも丸星で行列!?丸星といえば、店内が広くてたぶん90席くらいはある店。所謂ラーメンセンター。そこで行列とは。。さてはテレビにでも出たのかな?二郎で慣れているので、僕にとって行列はなんともないです。問題はスープですね。それだけ大量のスープを採ってもコッテリした久留米ラーメンは成立するのか?味が薄くなっているのではと、それだけが気がかりでした。

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顔は350円らしいですね。スープがコッテリして旨みがすごい。これだけ濃厚なラーメンを30杯ずつ作れるということが、値段以上に驚愕させられるとこです。

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左:麺は中細。加水率は普通。コシは弱め。普通の久留米ラーメンの麺ですね。
右:チャーシューは普通。

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こんなの見たことありますか!?普段店内の写真は撮らないことにしてますが、これは撮ってしまいました。丼を5個ずつトレーに置いて重ねています。先にカエシだけは全ての丼に入れてあります。ここにあるのが丼100個くらい。今麺が入っているのが約30杯です。これだけスープを採ってダシは平気なのか?との疑問は、ちょうど湯気で見えなくなってる奥の寸胴を見てブッ飛びました。ゲンコツが20本以上寸胴からはみ出てます!!これはすごい。。これほど大量のゲンコツを使っている店はまずないでしょう。30杯ずつスープを採るにはこうする他ないですね。店内は人でごった返し。数を数えると80人以上。店員さんは「は~い!奥30杯くださ~い!手前25杯ね~!」などと平気で言ってます。「年末年始、九州に帰ったら丸星を食べたい」という客を引き寄せるパワーがある店です。

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上:おでんも充実しています。味はそれほど・・。
左下:骨髄が丼の底に溜まってます。久留米ラーメンではよくあること。100杯のうちの1杯がこんなスープというのが凄い。100杯作っても、味がブレたり薄くなったりしないのが丸星。丼に「祈る 安全運転」の文字。元々、トラックやタクシーの運転手から評判が広まった店です。「トラックがたくさん止まってる店が旨い」とか「タクシーの運転手が旨い店を知っている」とか今でもたまに聞きますが、僕はそうは思いません。丸星はトラックやタクシーのお客さんを大切にする店で、昔「運転手用の無料宿泊所」を作ったりしました。

【コメント】
驚愕の安さ!!でも安いのが売りの店ではありません。九州ラーメン発祥の地、久留米で長年有名店として君臨しています。僕の実家からはかなり遠いのですが、中学生の頃にはもう名前は知ってました。メディアではなく口コミで知った店です。「久留米の丸星ラーメンが旨い」という噂をいろんな人から聞きました。近年のラーメンの進化は凄まじい勢いですが、少なくとも20年前からこの味というのは驚異的です。運転手御用達の店で、なんと運転手用に無料宿泊所まで作ってしまった。いかにもラーメンセンターという感じですが、ラーメンは旨い。僕はこの味を久留米ラーメンの基本としてインプットしています。今後九州のラーメンは久留米ラーメンがリードしていくのは間違いないでしょうね。今回帰ってそう感じました。博多ラーメンはバリエーションも発展性も乏しいです。それに比べ、久留米ラーメンからは様々な展開が見られます。その一つは後日記事にします。店主が育てた警察犬の写真や新聞記事が店内に貼られていることでも有名な店です。

【注文したもの】
ラーメン(350円)、おでん3こ(240円)

【主なメニュー】
ラーメン(350円)、替麺(100円)、ごはん(100円)、焼きぶた(200円)、いなり(130円)、寿司パック(260円)、おでん1コ(80円)、おでん2コ(160円)、おでん3コ(240円)、おでん4コ(320円)、おでん5コ(400円)、おでん6コ(480円)、牛乳・90円券(90円)、アイスクリーム・100円券(100円)、その他、10円券、20円券、・・・200円券、300円券、400円券などがある。

【お店データ】
■HP:livedoor 九州グルメ/Yahoo!グルメ/ホットペッパー.jp/関心空間
■住所:福岡県久留米市高野2-7-27
■最寄駅:西鉄天神大牟田線 宮陣駅 徒歩5分/国道3号線沿い
■営業時間:24時間営業
■定休日:第2・4木曜(祝日の場合は営業)
※お店に確認していませんので、間違っている可能性があります。

福岡県久留米市高野2-7-27

大砲ラーメン 本店~帰省中(6)~

丸星ラーメンを食べた後、そのまま久留米市街へ。少し迷ったりコンビニに寄ったりしつつ、ようやく辿り着きました。時間は既に13:30。本店前には18人の行列。この行列は店を出るまで途絶えることがなく、常時20人前後でした。店の前には駐車スペースがあるものの、6台しか止められません。仕方なく別の場所に車を止めて、歩いて行くことになりました。お店は大通りの隣の細い通りにあるため、場所が少し分かりづらいです。駐車場も探さないといけないので、車で行く時は同じところをぐるぐる廻るはめになります。「大砲ラーメン」は、福岡県内では誰もが知る有名店。本場の九州ラーメンが食べたければ、「大砲ラーメン」あたりが一番手堅いのではないでしょうか。博多にも支店がありますので、行かれる方にはおすすめです。「大砲ラーメン」は久留米ラーメンの中でも老舗中の老舗。特徴はなんといっても「呼び戻しスープ」です。歴史があって、今でも有名店という数少ない名店です。

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行列用にイスとお茶が準備されています。

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昔ラーメン(並)。背アブラを揚げたカリカリが浮いています。見た目通り濃厚な味。

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ラーメン(並)。ニンニクの風味で熊本ラーメンに近い味になってます。こちらも濃厚。

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左:昔ラーメンは玉子麺です。どちらも中細の久留米ラーメンの麺。

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「昔ラーメン」の方が具が多いですが、やや迫力に欠ける。「ラーメン」のスープは絶品。久留米ラーメンの可能性の一端はここですね。もう一端は後日、記事に登場する予定。

【コメント】
昭和28年の創業時から続く「呼び戻しスープ」。最近この言葉をよく目にします。お店のHPによると「『呼び戻し』とは、その店には開店当初から数十年、営業終了後も絶対空にしないというスープ釜があり、毎日その釜の古いスープに、別の釜でとった新しいスープを少しずつ継ぎ足しながら作るという技法です。」「ちなみに、かつての久留米ラーメンは「呼び戻し」主流でした。しかし、この極めて高い職人的な技術を要するこの技法は、若手への技術の継承や店舗チェーン化の難しさのためか、時代と共に姿を消そうとしていました。しかし最近、一部のラーメンフリークの間でこの“呼び戻し”が話題となっており、この技術を持ったいくつかのラーメン店も含めて、その技術を保存し次代へ継承しようという動きも出てきたようです。」とのこと。「大砲ラーメン」では新しくお店を出す時、釜から釜へスープを分けることで、「呼び戻しスープ」を支店に受け継ぐそうです。

【注文したもの】
ラーメン(並)(450円)、昔ラーメン(並)(480円)

【その他のメニュー】
チャーシューメン、ワンタンメン、のりネギラーメン、昔チャーシューメン、昔ワンタンメン他。それぞれ(並)と(大)がある。(大)は100円増し。「セット」は半餃子、漬け物、ご飯(小)またはおにぎり(1コ)が付く。おこさまラーメン(380円)のセット(520円)はジュース、お菓子、おもちゃ付。各種乗せ物の追加あり。

【お店データ】
■HP:お店HP/livedoor 九州グルメ/Yahoo!グルメ/ホットペッパー.jp/じゃらんnet/ぐるなび
■住所:福岡県久留米市通外町11-8
■最寄駅:西鉄天神大牟田線 西鉄久留米駅 徒歩10分
■営業時間:11:00~21:00
■定休日:無休
※お店に確認していませんので、間違っている可能性があります。

福岡県久留米市通外町11-8

2007年01月03日

とんかつ浜勝~帰省中(4)~

福岡帰省中なるべく多くのラーメンを食べようと、苦心して時間を作り食べ歩いてきました。なのでラーメンネタは山ほどあるわけですが、このままではラーメンブログになってしまうので今日は別のネタを。「とんかつ浜勝」は九州のとんかつチェーン店です。僕のお気に入りの店で昔からよく食べてました。それほど安いわけではありませんが、ご飯、味噌汁、キャベツ、お漬物はお代りし放題。学生にはたまらない店なのです。しかもとんかつの味がいい!柔らかい肉質、しつこ過ぎないコロモ。ご飯、お漬物に至るまで質が高いと思います。最近では東京にも6店舗ほどあるようです。関東のとんかつチェーン店よりも味がいいと思います。「とんかつ浜勝」は「長崎ちゃんぽん リンガーハット」の㈱リンガーハットが経営するお店のようです。そういえば「長崎ちゃんぽん リンガーハット」もチェーン店ながらそこそこの味で九州では人気が高い。最近関東でも食べれますが、安くて味も外していないということで、皿うどんやチャンポンを食べたくなった時には重宝します。

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肉は柔らかく美味しい。コロモもすっきりとしていて、質が高い。

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左上:料理が来るまでゴマをすって待ちます。これにタレを入れる。
右下:タレは2種類。辛口と秘伝。これにカラシを合わせて自分好みにブレンドします。
左下:お漬物。30cm角くらいの皿にこの日は5人分。右下がぶらぶら漬け。レジでパック入りを購入できる。僕は大好き。

【コメント】
お店HPによると豚は「ハーブ豚」を使用しているそうで、「4種類の天然ハーブ(オレガノ、シナモン、ジンジャー、ナツメグ)と純植物性飼料だけで育てた、自然のおいしさあふれるハーブ豚」とのこと。「とんかつ浜勝」では、ご飯は白飯と麦ごはん、キャベツは角切りと千切り、味噌汁は白味噌と赤味噌がそれぞれ選べる。また、ご飯はお櫃で出てきてお代り自由。ぶらぶら漬けなどのお漬物も大きめの皿盛りでお代り自由。味噌汁、キャベツもお代り自由なのでたくさん食べれる人にオススメ。

【注文したもの】
ヒレかつ定食(1,480円)

【お店データ】
■HP:お店HP
■営業時間:11:00~24:00(店舗により異なるようです)
■定休日:無休
※お店に確認していませんので、間違っている可能性があります。

2006年12月31日

九州筑豊ラーメン 山小屋 香春本店~帰省中(3)~

実家に帰って、久々に食べたいラーメンということになると、僕の場合は「山小屋」です。「山小屋」は現在、九州に90店舗、関東に11店舗、全国で170店舗ほどを展開するFC店。スープはセンターで作るのではなく、二郎のように各店舗毎に作るため、店舗によって味が微妙に違う。ほんとに昔から食べていて、昔いろいろあったこともいろいろ知っているし^^;友人が支店の店長をしていたり、とにかく僕の中では存在が大きいラーメン屋です。今回昔からの本店の店舗はなくなっていて、バイパス沿いに新店舗ができていました。あの旧い店舗がなくなって寂しい思いがしますが、店内に焼肉屋があるのは旧店舗と変わらず。店舗によってメニューや値段が違っていたりします。本店以外は山小屋ではないと言う人もいるらしいです。というか、昔の噂が本当だとすると「本店以外は山小屋ではない」と僕は言い切れます。^^;兄に言わせると「本店はやっぱり○○○○ダシだね」とのこと。通称○○○○ラーメンは地元では有名だった。それが今やジャスダック上場の巨大チェーン店。トラック運転手御用達の汚いラーメン屋のサクセスストーリーを間近で見れたのは貴重な経験ですが、なんだか変な感覚です。
※まだ本店しかなかった頃の噂です。ここには書けませんが面識のある方にはお教えします。ちゃんと食材として売っているし、ダシはほんとに美味しいらしいです。

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スープはトロミのある濃い味。麺は独自の小麦粉を使用した中細麺。

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チャーシューは小さめだがトロリとして美味しい。

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左:旧店舗跡地。こういう田舎です。筑豊炭田のぼた山が見えますね。
右:新店舗看板。でか過ぎ。店舗内はラーメン屋と焼肉屋に分かれています。焼肉は普通。

【コメント】
九州筑豊ラーメンの代表格。ぼく的には他に候補がいくつかあるが、今回帰ったら閉店していたりと他店は元気がない。今回感じたのは福岡では博多ラーメンはもうダメだということ。完全に久留米ラーメンの独壇場だと思う。博多ラーメンは僕も飽きていて、ほとんど感動がなくなってます。

【注文したもの】
ラーメン(480円)

【お店データ】
■HP:お店HP/Yahoo!グルメ/ぐるなびレストラン九州版
■住所:福岡県田川郡香春町香春三角1021-3
■行き方:国道201号線バイパス沿い
■営業時間:11:00~翌2:00
■定休日:無休
※お店に確認していませんので、間違っている可能性があります。

2006年12月30日

ラーメン居酒屋 呉朝明(ごちょうめい)~帰省中(2)~

帰省途中に博多で食べた2杯目のラーメンは「呉朝明」です。「呉朝明」は僕が10代の頃よく通った店です。(夜じゃなくて、昼ですよ)焼きワンタンとゆでワンタンが有名。ラーメンもワンタンも、その他の料理なんでも美味しく、メニューが豊富。お酒も多く揃っていて非常に魅力的なお店です。全国的な知名度はあまりないようですが、福岡では名が知れてきました。自分で見つけたお店が有名になったのはここが初めてでした。博多で1店あげろと言われれば迷わず「呉朝明」です。

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ラーメンは醤油の入った豚骨ラーメン。分類では長浜ラーメンということになると思います。トロミが少し強めでコクのあるスープ。具材はキクラゲ、ネギ、ゴマ。おばあちゃんがまだ現役でお店にいました。ラーメンの作り方などいろいろ教えてもらい、楽しくお喋りできました。材料は黒豚のゲンコツのみ。以前、ゲンコツが不足した頃に鶏がらの使用を試みましたが、ゲンコツに負けるため使わなくなったそうです。九州ラーメンでよく使う豚頭については、血がたくさん出て処理が大変なので使わないとのこと。博多の有名ラーメン店をいろいろ食べ歩いても、「呉朝明」より美味しいラーメンはたぶんあまりないのではないでしょうか。

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ゆでワンタン

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焼きワンタン

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ワンタンは酢醤油と柚子胡椒でいただきます。

【コメント】
焼きワンタンと ゆでワンタンが有名。酢醤油と柚子胡椒で食べる。ラーメンは格別の旨さ。具はキクラゲ、ネギ、ゴマ。トロミのあるスープ。黒豚のゲンコツのみ使用。醤油が入っている。酔鯨は先日、下北沢の炭火田楽で飲んだ最近のお気に入り。かなりの辛口。昇龍は独特の風味だが飲みやすかった。

【注文したもの】
ラーメン( 630円)、焼きワンタン(525円) 、ゆでワンタン(525円) 、もやしバター(367円)、砂ずりピーマン(577円)、菊水(新潟)(525円)、酔鯨(高知)(630円)、昇龍(黒糖古酒)(奄美)(630円)

【お店データ】
■HP:ぐるなび/Yahoo!グルメ/livedoor 九州グルメ
■住所:福岡県福岡市中央区舞鶴1-6-12
■最寄駅:地下鉄空港線 天神駅、赤坂駅 徒歩10分
■営業時間:17:00~翌1:00
■定休日:日曜
※お店に確認していませんので、間違っている可能性があります。

福岡県福岡市中央区舞鶴1-6-12

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小金ちゃん(こきんちゃん)~帰省中(1)~

帰省中に食べたものを順番に紹介していきます。店の前まで行ったものの、休みで断念といこともありました。そういうものも含めて紹介したいと思います。まずは帰省途中のネタ。実家は博多から遠い場所にありますが、途中博多に寄ってラーメンを2杯食べて帰りました。その1杯目は「焼きラーメン」発祥の屋台、小金ちゃんです。焼きラーメンは、「じぶん日記」の「九州めし処 じのもん家で焼ラーメン」を見て、帰省した時に博多で食べようと決めていました。
「小金ちゃん」は屋台なので、ラーメン屋というよりは飲み屋です。博多の屋台と言えばラーメンを想像する方が多いと思いますが、実際はおでん、餃子、焼き鳥、天ぷらに至るまで様々な屋台があります。「小金ちゃん」でもラーメン以外に、おでん、ギョーザ、焼き鳥、どて焼きなどを扱っています。要するに屋台は飲み屋なのです。

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19:30に到着すると、中に10人程お客さんがいました。席は全部で15席前後だと思います。屋台の外でお兄さんから、小さく切った広告の裏紙とメニューを渡され、注文を書くように言われました。これは行列の為のルールなのでこの時は不要で、すぐに中から入るように声が掛かりました。

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焼きラーメンを作るのを見ながら、お姉さんと少しお喋り。小金ちゃんの名前の由来は、店主が小金丸さんだからとのこと。茹であがった麺を鉄板で、焼きソバのように炒めます。そこにラーメンのスープとソースをほぼ同量加えて、しばらく炒め、その後そのままにして水分を飛ばします。具は玉ねぎ、にんじん、豚肉。上から白味噌を掛けますが、これはどて焼き(牛スジみそ煮込み)の煮込み汁だそうです。味はもんじゃ焼きを想像すればかなり近いと思います。現在の焼きラーメンは様々に発展して元祖の小金ちゃんの面影はあまりないかもしれません。僕の感想は「まあ屋台だもんな・・」という感じです。僕は屋台に味を求めてませんが、酒のつまみにはいいかなという気はしました。

2軒目の「ラーメン居酒屋 呉朝明」を終え帰路に着く頃には、21:45で12人の行列でした。やはり遅い時間だと行列は避けられないようです。
他に焼きラーメンで有名な屋台として、「KENZOcafe」「鬼多郎」「俵ちゃん」などがあるようです。「KENZOcafe」は中洲に店舗を構えています。今回の帰省中に訪れたのですが正月休みでした。「KENZOcafe」がテレビに出たのが焼きラーメンがブレイクしたきっかけの一つかもしれません。

【コメント】
焼きラーメン発祥の屋台。メニューは約45種類。そのうち11種類におすすめの★マークが付いている。
地図を見て行っても、初めての人には分かりづらい場所かもしれない。親不孝通り入口の交差点の角にある。親不孝通り入口とは交差点を挟んで反対側。

【主なメニュー】
おすすめ★マークの付いたメニュー。
おでん(各120円)、ギョーザ(6個入り)(350円)、めんたいこんにゃく(400円)、どて焼き(牛スジみそ煮込み)(500円)、塩ホルモン(550円)、めんたい玉子焼き(650円)、牛ステーキ(650円)、ラーメン(替玉・100円)(500円)、焼きラーメン(焼きソバ)( 600円)、スタミナ焼き飯(550円)、キムチバラ丼(550円)

【注文したもの】
焼きラーメン(焼きソバ)( 600円)

【お店データ】
■HP:Yahoo!グルメ/Y@tai(福岡おすすめ屋台情報)
■住所:福岡県福岡市中央区天神2-14-13三井ビル裏 ホテルモントレラスール前(親不孝通り入口の交差点)
■最寄駅:地下鉄空港線 天神駅 徒歩5分
■営業時間:18:30~翌2:00
■定休日:木曜・日曜・悪天候時
※お店に確認していませんので、間違っている可能性があります。

福岡県福岡市中央区天神2-14-13