鳥藤分店 築地

うどん そば 丼もの

魚市場、野菜市場(やっちゃば)、船着き場、神社などなどを案内していただいた後、場外市場の方に移動した。年末ということもあり、市場はいつも以上に混み合っている。鰹節を見たり、漬物を買ったりして築地を満喫。途中、カツオやアゴなどの粉末を売る店で、ダシについて質問した。すると、店の方が奥から出てきて、「よーし、じゃあ教えてやろう」と、突然レクチャーがはじまった。これがまた、目から鱗の素晴らしい講義。コンブ+カツオ+アゴ・・と、様々なパターンで各国のスープを解説してくれた。そこで鰹節の粉末を購入して、お昼ご飯の店、鳥めし 鳥藤分店に向かった。
ぼんじり丼温玉のせ
水炊き
鳥藤分店は、築地場外市場で鶏肉の業務用卸を営んでいる鳥藤が経営する店。鶏肉卸業者の直営ということで、鮮度のよい鶏肉を使用することができる。つきじろうさんは、ぼんじり丼温玉のせ600円を注文。運ばれてきた時に、ものすごくいい香りがしてきた。これはうまそうだ。
水炊き850円は、トマ子さんが感動したメニュー。確かにこの値段にしてはかなり本格的。しっかりとダシをとったスープがうまい。これは温まる。冬の築地に来たら、この水炊きをまた食べたくなりそうだ。
青森シャモロックすき焼き
すき焼き玉子
青森シャモロックすき焼き1,200円は築地らしくていい。僕はこれが一番気に入った。玉子を掛けると、更に「築地に来たなあ」と実感できる。
築地といえば、寿司、魚というのが一般のイメージだろう。でも実際はちょっと違う。元々、市場で働く男たちが食事をする場所だけあって、すばやく食べることができて、コッテリとしているものが多い。魚市場の人たちは、高い寿司なんか食べないだろう。どちらかというと、牛丼をかき込んで仕事に戻る姿がふさわしい。
僕のイメージでは、築地といえば牛丼だ。吉野家の一号店も築地にあるし、他にも牛丼の店がいくつかある。場外の「大森」は、牛丼とカレー半々で食べる「あいがけ」発祥の店。やはり牛丼は、築地を代表する食べ物に違いはない。煮込やカレーなども築地らしい食べ物だ。
鳥藤分店は、そういう築地のイメージを表している店の一つだと思う。寿司、魚というのは、築地のキーワードには違いないけれども、それだけではない。本当の築地の姿を知る入口になる店として、鳥藤分店は初心者にはちょうどいい店だ。たぶんそういう意味で、つきじろうさんがこの店をセレクトしたのかなという気がする。
そして、次の店へ・・。つきじろうツアーの宿命なのかも。。
■店名:鳥めし 鳥藤分店 (とりめし とりとうぶんてん)
■住所:東京都中央区築地4-8-6
■電話:03-3543-6525
■営業時間:7:30~14:30
■定休日:日曜・祝日・市休日

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