しば盛 ラーメン 多摩市

ラーメン

多摩市に引っ越して早10か月。こんなに長く住むとは思ってもみませんでした。震災の影響で新居の竣工がずれ込み、予定よりも大幅に工期が延びています。そのおかげで、緑の多い多摩市で春を迎えることができたのは、予想外の収穫でした。自然の湧き水があふれる小さな池には、ガマガエルが5匹。それらが陸に上がり、代わりに小さなおたまじゃくしが数百匹生まれました。仲間は少しずつ減っていき、すでに何分の一かになっています。そろそろ足が生えるかな?というところで引越しするのは寂しい限りです。
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多摩市にもいくつかいい店がありました。人気のフレンチや実力派の焼き鳥屋などを見つけました。その中でも最も早く発見したのは、乞田にあるラーメン店、しば盛です。聖蹟桜ヶ丘駅から永山駅、多摩センター駅にかけて、有名なラーメン屋はそんなに多くはありません。この3つの駅に続く道が交わるのが乞田というところです。この近辺は何故かいい飲食店が多い。僕が最初に向かったのは、ル・ジャルダン・ブルーでした。乞田の交差点付近にある店です。分かりやすい美味しさを前面に見せながら、実は奥深い味わいを隠している。相当な実力店です。この店については、別の機会に書くかもしれません。そこから多摩センター駅に向かうと、見えてくるのが、しば盛です。
魚薫ラーメン700円は、数種類の鰹節と煮干でダシをとった味わい深いラーメン。しば盛は食材にこだわる姿勢が素晴らしい。スープは無化調で、麺は長野県産の小麦を使用。味玉、メンマ、チャーシューは自家製で、ネギやカイワレ大根、海苔に至るまで、食材は国産にこだわっています。
軟骨ラーメン700円は、鳥・豚・魚の組合せが絶妙なスープが特徴。どれも嫌味がなく、バランスがいい。豚バラや軟骨をじっくり煮溶かしたスープに、かすかに魚介が香ります。
手作り餃子300円は、国産材料だけを使用したこだわりの品。サイドメニューのレベルが高いのも、しば盛の特徴です。ネギご飯300円は、ご飯の上に細切れチャーシューとネギをかけたもの。お酢がきいてさっぱりしている。シンプルなメニューですが、これだけを食べに行きたくなるほど、強烈な印象が残ります。
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豚(ぶた)ちゃんラーメン800円は、夜の部だけの数量限定メニュー。濃厚豚骨軟骨スープに太麺がよくあいます。こってりとしたスープにも、バランスを感じます。この3種類のラーメン、鳥・豚・魚の配合に相当細かい配慮がなされているように思います。豪快かつ繊細。僕が多摩市で見つけた、最もオススメできる店の一つです。

■店名:麺部しば盛
■住所:東京都多摩市乞田707 ファミリーナ・タマⅠ
■電話: 042-337-0388
■営業時間:11:30~15:00、18:00~24:00
■定休日:月曜日

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