築地王さんのお誘いで小平の招来川菜館に四川料理を食べに行くことになりました。集まったメンバーは、築地王さん、東京カリ~番長さん、YAKINIQUESTさん、それから四川料理や坦々麺に詳しいO氏。なんともすごいメンバーです。待ち合わせ場所に着く頃、急に雨が降り出しました。この日は昨年で一番激しく雨が降った日。東京とは思えない大雨の中、車で小平に向かいました。
招来川菜館は、創業40年になるそうです。「日本人に合わせるのではなく、本場の味そのままを大切にしている」という本格四川料理の店。川菜は四川料理の意味、館はレストラン。「招来という四川料理のレストラン」くらいの意味だそうです。
牛肉の金湯ソース煮込み2,400円は、四川の新しい料理。ママタタビのような辛い野菜を漬物にして醤を作り、南瓜や人参のペーストと共に牛肉を煮込んでいます。四川よだれ鶏1,500円。これを食べると四川料理店に来たなあという気がします。「見るとよだれが出る」というほどおいしいことから、この名前がついたそうです。大正海老の老油(らおゆ)炒め2,800円。豆板醤から作った老油。辛さよりも旨さの方が圧倒的に勝っています。序盤で早くも四川料理に対する認識を新たにしました。
陳麻婆豆腐1,500円は山椒が効いた本場の陳麻婆豆腐。慶人ご用達料理2,200円は、四川山椒の香りと痺れがたまりません。「スープを飲まないでください」と注意されます。結局スープも飲んだのですが、言うほど辛くはありませんでした。水煮魚片、白身魚の四川旨辛煮込み2,500円もいい。
紋甲いかの泡菜(パオツァイ)ソース炒め2,400円、豆苗の葱油炒め1,400円。茄子の四川田舎料理1,600円は、四川の郊外でよく目にする料理。四川人の「お袋の味」だそうです。酸辣湯麺950円、成都坦坦麺950円などでシメます。成都坦坦麺は、本場成都の坦坦麺。特製の紅油辣椒が味に深みを与えています。
「農村の料理」といわれる四川料理の特徴は、調味料の種類の豊富さ。山椒や唐辛子を上手く使って、多様な風味と味付けを実現しています。四川料理の数は4,000点、名料理とされているものだけでも300点はあるというほど圧倒的なバラエティを誇っています。四川料理に詳しいO氏のおかげで貴重な経験をさせてもらいました。
■店名:招来川菜館(しょうらいせんさいかん)
■住所:東京都小平市学園東町1-4-28
■電話:042-345-1515
■営業時間:11:30~15:00、17:00~22:00(L.O.21:30)、日・祝11:30~22:00(L.O.21:00)
■定休日:不定休
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