らぁめん一福 20周年をお祝いする会

ラーメン

マイミクのどるふぃんさんから、らぁめん一福の20周年記念パーティの招待状が届きました。一福は、初台駅から徒歩10分くらいのところにある味噌らぁめんの有名店。以前、動画の取材をさせていただいたことがあります。名物の囲炉裏(いろり)麺は、風味や食感が緻密に計算されていて、しかも全体を包むふんわりとした暖かさを感じる逸品。その他のメニューも、身体にいい優しい味ばかり。女性店主ならではの気配りが感じられます。一福の魅力はらぁめんだけではありません。お店に入って、椅子に座ったときの、あの落ち着く感じはなんでしょうか。まるで実家に帰ってきたようです。この日集まった方々も、あの一福の暖かな雰囲気が好きで通う人たちだろうと思います。
10103101
10103102
10103103
10103104
乾杯はラーメンデータバンクの大崎さん。大崎さんの挨拶によると、10年以上続いているラーメン店は10%、20年以上続いている店は3%しかないそうです。これは少し古いデータだそうで、現在東京では、毎月60軒がオープンして、同じ数閉店しています。仮に今データを取れば、20年以上続く店は、たぶん1%程度ではないかというお話でした。一福の20周年がいかにすごいことかがわかります。
そのくらい、ラーメン店を続けるのは難しいことであり、また、長く続ける気のある人が少ないということなのでしょう。流行ってるうちに稼げるだけ稼ぎ、儲けているうちに辞めて利益を確保する。それも一つの見識です。でも、そんな人の作る食べ物にどれほどの価値があるでしょうか。一福の味噌らぁめんを食べる時、表面的なおいしさだけでなく、奥の深いところに暖かいものを感じるのは僕だけではないと思います。あの全体を包み込むような穏やかな風味は、一福でしか味わえないものです。
10103106
10103105
10103107
10103108
テーブルは、塩、醤油、味噌、トマト、ピリカ、囲炉裏の6卓。僕は「塩」で、はんつ遠藤氏、季織亭の川名氏、そばはうす不如帰の山本氏、らーめん天神下大喜の武川氏、ラーメン王佐々木氏、立石氏と同じテーブルでした。ラーメン関係者は、大崎氏、北島氏と、ラーメン王山本氏、小林氏、ラーメンブロガーFILEさんなど、豪華な面々。有名ラーメン店の店主も多数参加されていました。大勝軒飯野氏、ちばき屋千葉氏、がんこラーメン家元一条氏。それから一条氏に、一福の石田さんと共に「ラーメン界3大美人」と紹介された、雷文の宇都宮さんの存在感も際立っていました。
司会者は、一福常連の元プロの美人司会者。フルートとチェロの演奏は、第一線で活躍されている一福常連のご夫婦。そして、一番会場が盛り上がったのは、プロと見まがうほどの腕前の手品。とてもサラリーマンとは思えない才能です。この会の運営をされたのも、どるふぃんさんご夫妻やキムさんなど常連の方々。お客さんだけで、これだけのものができてしまうというのも驚きです。これも人を大切にしてきた石田さんの人望だと思います。
ビデオレターでは、大勝軒の山岸さんも登場。このビデオレターは、それぞれの性格がよく出た面白いビデオでした。ラーメンデータバンクの方々がつい出してしまった、大崎さんの昔の写真にも会場が沸きました。
10103109
10103110
10103111
最後の挨拶では、がんこラーメン家元一条氏がマイクをセット。突然のことだったので、みんなビックリ。これは仕込みではなく、とっさにやったことだったようです。一条氏のスピーチは非常に面白く、会場も大盛り上がりでした。
仲間たちに囲まれた一福20周年記念パーティ。石田さんは多くの方々に慕われていますね。とても暖かい雰囲気で楽しいひと時でした。このまま一福を続けてもらって、次の30周年にも参加したいと思います。段取りをされた方々、参加者の方々、ありがとうございました。石田さん、おめでとうございます。これからも一福のらぁめんを楽しみにしています。

タイトルとURLをコピーしました