完全無添加、有機野菜、平飼い鶏有精卵・・。こういったキーワードを見て、どういう飲食店を想像しますか?イタリアンでは、この種のコンセプトが最近よくありますね。これに「無化調」が加わると、あ、ラーメン屋かなと思います。でもラーメン店は、まだそれほど有機野菜を使ってません。使ってたとしても野菜自体少量ですから、それほど声高に宣伝しないようです。正解は、立川の魚魚(とと)という居酒屋。昼はラーメン、夜は居酒屋、いわゆる二毛作のお店です。魚魚をセカンドキッチンにしているという、マイミクのKABOさん。マッサージとスイーツ作りが趣味の、僕と同い年の男性です。前にお会いした時、「ケーキ食べたい!」とリクエストしたところ、快くOKしてくれました。そして会場に選ばれたのが、立川の魚魚。酒と魚、そして野菜とラーメンがうまい居酒屋です。完全無添加、無化調、有機野菜、平飼い鶏有精卵などなど、非常にこだわりのある店です。
店内には、ラーメン王などラーメン関係者の色紙が並んでいます。でもよく見ると、ラーメン好きなマイミクの方々のサインも一緒に飾られています。どっちかというと、マイミクの方が多いほどです。魚魚の噂を聞いたのは、大崎さんの日記か何かだったと思います。確か開店後すぐに、その存在だけは知っていました。その後、ラーメン関係の人やマイミクさんが多数訪れたのでしょう。僕はいつもそうですが、みんなよりもかなり遅れて食べに行きます。新店を追わないポリシー・・と言えばかっこいいですが、失敗したくないので評判が定着してから行くことが多いです。
日本酒も結構揃っています。大好きな刈穂の中から、山廃880円を注文。刺身盛りは、時さば880円、天上ぶり950円、黒むつ刺850円など。産地が明確に書かれているあたりが、魚魚らしいところです。さて、自慢のサラダをお願いしましょう。本日の旬菜サラダ1,200円。このサラダはおいしいですね。魚魚で一番おいしいのは野菜かもしれません。仕入れたお店も教えてもらいましたが、うちでも買ったことある店でした。あの野菜を、どうするとこんなにおいしくなるのか。でも調理は意外と控えめ。野菜の組合せの妙だと思います。
青なすのホットドック風880円、丸ズッキーニ揚出し680円。野菜はほんとに旨いです。かなり大胆に、野菜本来の力を前面に出すような見せ方。シンプルな料理だけに、野菜に迫力を感じます。毛ガニ2,000円(一パイ)は、この会がはじまってから、ずっとKABOさんが一人で身を取り出していました。不思議と誰も手伝おうとはせず、作業が終わったら真っ先に食べられていました。
酒はいろいろあって、ビールやワイン、それから、日本酒は不老泉の山廃880円。ゆったりと飲める空間がいいですね。特大子持ち ぼたん海老680円(一尾)は、とにかくでかい。忘れちゃいけないのが、僕が、あれば必ず飲む、雪の茅舎。ひやおろし 純米吟醸生詰がありました。買って家でも飲もうかと思うほど旨い酒です。そして、シメはもちろん、ラーメン。でもこの日は特別に、KABOさん作のシフォンケーキがありました。これはおいしかった。また機会があれば、今度は違うケーキをリクエストしたいです・・。
で、おまけです。深津絵里さんの直筆。映画『悪人』でモントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞した、深津絵里さん。この映画で方言の指導をしたのが、魚魚でも働いている書道家の女性店員さんです。深津絵里さんから、こういう手紙が届いたのだそうです。
■店名:Ozy’s Dining 魚魚 (昼は「魚魚☆Rarmen」)
■住所:東京都立川市曙町3-22-15
■電話:042-519-5529
■営業時間:8:00~22:00 (L.O.)
■定休日:日・祝
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