2010年03月25日

手打うどん すみた 赤羽

讃岐本格手打ちうどんの「すみた」。昨年3月、赤羽に移転しました。どるふぃんさんと「移転したらまた行きましょう」と話しているうちに、いつの間にか1年が過ぎてしまいました。今回は55aiaiさんもお誘いして、4人でお邪魔することにしました。

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赤羽から10分ほど歩くと、お店が見えてきます。少し遅れて着いたので、3人は既にお酒を飲んでいるところです。かしわ天ぷら(5ケ入り)500円、揚げたてじゃこ天350円などがテーブルに残っています。とりあえず、生ビール(中)500円を注文して、残りものを片付けます。2杯目は何にしようか。レモンサワー400円、生すだちサワー450円などは安くてよさそうです。ツマミがいいので酒はサワー類でも十分満足できます。前回食べそこねた、おでんの盛り合わせ(おまかせ五品)500円を注文しました。

からすみ400円、焼き味噌400円、半熟玉子天250円なども注文。半熟玉子天は前回も食べましたが、これは必食。黄身が流れ出さないように注意しながら半分に割り、割れ目にダシ醤油をかけていただきます。すみたさんは酒の揃えもいいですね。土佐鶴(高知)、亀泉(高知)、酔鯨(高知)、悦凱陣(香川・琴平)、旭若松(徳島)などなど、四国を中心にいいものを揃えています。僕は香川の悦凱陣(よろこびがいじん)800円。悦凱陣は僕がずっと注目している素晴らしい酒です。日本こなもん協会のどるふぃんさんから、ステッカーを頂きました。5月7日は「5(こ)7(な)」なので、こなもんの日なんだそうです。

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すみたのお母さんに「今日食べておいた方がいいものってありますか?」と聞くと、「次いつ来るの?」とするどい質問。「夏前」と答えると、白子の天ぷら350円をすすめてくれました。(夏前に行かざるを得なくなってしまった)。すみたの天ぷらはどれも旨くて、色々と食べたくなります。その後、なんと「うどんの刺身」が出てきました。粉の状態にもよるので、常連でもなかなか食べることができない逸品だそうです。ひんやりとして、ツルンとした不思議な食感でした。シメのうどんは、かしわおろしぶっかけ750円。これが一番手堅いメニューのようです。鳥もも肉の天ぷらと大根おろし。そしてプリプリの美しいうどん。すみたのうどんは、ほんとうにキレイです。この店には、今後定期的に通いたいと思います。うどんだけでなく、酒場としても素晴らしい店でした。

■店名:手打うどん すみた
■住所:東京都北区志茂2-52-8
■電話:03-3903-0099
■最寄駅:京浜東北線 東十条駅南口 徒歩5分/埼京線 十条駅北口 徒歩5分
■営業時間:11:00~14:00(L.O.13:45)、18:00~21:30(L.O.21:00)、土・日・祝11:00~15:00 ※売り切れ早仕舞いあり
■定休日:月曜日・第3日曜日

東京都北区志茂2-52-8

2010年01月22日

いもや 神保町 三丁目店

僕が大好きな天丼の店、神保町の「いもや」。神保町には、いくつか「いもや」があるが、僕がよく行くのはこの三丁目店だ。前回は、えび天丼を紹介した。メニューには、天丼(汁付)550円、えび天丼(汁付)800円、おしんこ100円の3つしかないので、今回は天丼の方にした。それから前回、隣のお客さんが注文した「天丼、つゆ多め」も気に掛かる。

天丼
いもやのカウンターは気持ちがいい。白木のカウンターは美しく、店内は清潔に保たれている。何より見ていて楽しいのが、無駄のない店員さんの動き。この店はお客さんもいい。みんなすばやく食べて、サッっと店を出る。サラリーマンが多いということもあるのだが、こういう店では早めに食べて店を出るのは、ほとんど常識と言っていいと思う。ラーメン店では、これが分かっていない客が多い。お友達とお喋りするのは、店を出た後にした方がいい。人気店では特に気を付けないといけない。

いもやの客は上級者が多い。年齢が高めということもあるが、客と店の無言の了解が取れている部分が多いような気がする。昔ながらの常連が多い店では、お客さんの気配りが気持ちいい。すばやく食べて席を立つのも、忙しいというだけでなく、それがこの店の流儀だからだ。

「天丼、つゆ多め」。それだけ告げて席に着いた。念願の「つゆ多め」をようやく食べることができる。てんぷらが揚がるのをじっと待つ。静かな店内には鍋のぱちぱちという音だけが聞こえてくる。ごま油の香りは食欲をそそる。僕はこの時間が好きだ。先に出されたシジミの味噌汁をすすりながら、静かに待つ。するとすぐに天丼が出てきた。

天丼は、エビ、イカ、キス、海苔。ごま油の香りがたまらない。ようやく食べることができた「天丼、つゆ多め」。これはちょっとカラかった。いもやのタレは薄味でさっぱりとしている。「つゆ多め」はタレを2回分まわすが、これだといもやのタレの爽やかな旨さが生きてこない。やはり普通がよかったかもしれない。てんぷらはいつもながら「カリカリ」でも「しんなり」でもない。ご飯も固めでちょうどいい。いつも変わらぬ味。これも大切なことだ。でも僕がこの店が好きなのは、店内の雰囲気がいいからだ。カウンターに座って天丼を待つ時の数分間。あの心地よさがある限り、いつまでも、いもやに通うのだと思う。この空気は店と客が守っている。今の客筋を見る限り、この雰囲気はまだまだ続きそうだ。

■店名:いもや 神保町 三丁目店
■住所:東京都千代田区神田神保町3-1
■電話:03-3261-7982
■営業時間:11:00~20:00
■定休日:日曜・祝日

東京都千代田区神田神保町3-1

2009年12月25日

鳥藤分店 築地

魚市場、野菜市場(やっちゃば)、船着き場、神社などなどを案内していただいた後、場外市場の方に移動した。年末ということもあり、市場はいつも以上に混み合っている。鰹節を見たり、漬物を買ったりして築地を満喫。途中、カツオやアゴなどの粉末を売る店で、ダシについて質問した。すると、店の方が奥から出てきて、「よーし、じゃあ教えてやろう」と、突然レクチャーがはじまった。これがまた、目から鱗の素晴らしい講義。コンブ+カツオ+アゴ・・と、様々なパターンで各国のスープを解説してくれた。そこで鰹節の粉末を購入して、お昼ご飯の店、鳥めし 鳥藤分店に向かった。

ぼんじり丼温玉のせ

水炊き
鳥藤分店は、築地場外市場で鶏肉の業務用卸を営んでいる鳥藤が経営する店。鶏肉卸業者の直営ということで、鮮度のよい鶏肉を使用することができる。つきじろうさんは、ぼんじり丼温玉のせ600円を注文。運ばれてきた時に、ものすごくいい香りがしてきた。これはうまそうだ。

水炊き850円は、トマ子さんが感動したメニュー。確かにこの値段にしてはかなり本格的。しっかりとダシをとったスープがうまい。これは温まる。冬の築地に来たら、この水炊きをまた食べたくなりそうだ。

青森シャモロックすき焼き

すき焼き玉子
青森シャモロックすき焼き1,200円は築地らしくていい。僕はこれが一番気に入った。玉子を掛けると、更に「築地に来たなあ」と実感できる。

築地といえば、寿司、魚というのが一般のイメージだろう。でも実際はちょっと違う。元々、市場で働く男たちが食事をする場所だけあって、すばやく食べることができて、コッテリとしているものが多い。魚市場の人たちは、高い寿司なんか食べないだろう。どちらかというと、牛丼をかき込んで仕事に戻る姿がふさわしい。

僕のイメージでは、築地といえば牛丼だ。吉野家の一号店も築地にあるし、他にも牛丼の店がいくつかある。場外の「大森」は、牛丼とカレー半々で食べる「あいがけ」発祥の店。やはり牛丼は、築地を代表する食べ物に違いはない。煮込やカレーなども築地らしい食べ物だ。

鳥藤分店は、そういう築地のイメージを表している店の一つだと思う。寿司、魚というのは、築地のキーワードには違いないけれども、それだけではない。本当の築地の姿を知る入口になる店として、鳥藤分店は初心者にはちょうどいい店だ。たぶんそういう意味で、つきじろうさんがこの店をセレクトしたのかなという気がする。

そして、次の店へ・・。つきじろうツアーの宿命なのかも。。


■店名:鳥めし 鳥藤分店 (とりめし とりとうぶんてん)
■住所:東京都中央区築地4-8-6
■電話:03-3543-6525
■営業時間:7:30~14:30
■定休日:日曜・祝日・市休日

東京都中央区築地4-8-6

2009年10月09日

釜めし春 上野

家族旅行の帰り、上野で釜飯を食べて帰ることになった。上野で釜飯というイメージがなかったので、大丈夫かなと不安に思いつつ、店に向かう。釜めし春 上野店。店名は聞いたことがあるが、上野にもあったのか。「釜めし春」は浅草に本店がある。大正15年創業の老舗。店に着くと、何人か並んでいた。もう昼時とは言えない遅い昼食。この時間に行列ができるのは珍しい。どうやら人気店のようだ。

釜めし春 焼き鳥
店内は完全に満席。小上りに並んだテーブルは、人でごった返していて、みんな肩を寄せ合って座っている。席が空いたので、座るように言われたが、あそこに4人座るのかあ、というくらいのスペース。詰め込まれている、という表現が正しいのかもしれない。「釜めし」は注文が入ってから炊き上げるので、出来上がりに25分かかる。メニューを見ると、焼き鳥やもつ焼きもある。釜めしが出てくるまでの間、焼き鳥を食べながら1杯やってるのがいいだろう。それでこんなに混んでいるのかも知れない。焼き鳥660円を注文。もつ焼き660円もうまそうだ。

生ビールは、大が790円、中が680円、小が440円。これはちょっと高すぎる。ウーロンハイ400円、日本酒(1合)430円、このあたりはまずまずの値段だ。ここはウーロンハイと焼き鳥で飲む店かもしれない。でもこの日の気分はビールだった。思い切って、生ビール(大)790円を注文。焼き鳥はそれほど待たずに運ばれてきた。焦げ目がつくほど、かなりしっかり焼いている。大ぶりで、しかもタレがどっぷりと付いて迫力がある。この見た目は食欲をそそる。やはりビールにしておいてよかった。

釜めし春 かに釜めし

釜めし春 鳥釜めし
かに釜めし1,270円と、鳥釜めし1,050円を注文。釜めしの値段は高くはない。さっぱりとして、かなりうまかった。正直、それほど期待していなかったが、これならばまた食べに来てもいい。この店は釜めしメインにした方がよさそうだ。ビールがちょっと高めなのと、焼き鳥などサイドメニューも、こういう店にしては高めの設定。他の客を見回しても、焼き鳥で飲んでいる人は少なかった。お昼ということもあり、釜めしができるまでの時間、何も食べずに待っている人が多い。焼き鳥もうまかったし、サイドメニューも期待できる。夜、飲みに行って、釜めしをシメにするのがベストかもしれない。


■店名:釜めし春 上野店
■住所:東京都台東区上野4-9-2
■電話:03-3835-0401
■営業時間:11:00~21:30
■定休日:無休

東京都台東区上野4-9-2

2009年06月26日

うどん平 福岡

福岡出身の僕が、なぜか福岡のホテルに泊まりに行くことになりました。今回のメンバーは全部で5人。まずは相部屋のコチラの方と、食べ歩きをしてからホテルに向かいます。食べ歩き1軒目は、博多うどんの人気店「うどん 平(たいら)」。はじめにこの店の話を聞いた時、正直言って「何も博多でうどんを食べることはないのでは?」と思いました。

というのも、僕が知っている博多うどんは、ちょっと変わってはいるものの、東京の人におすすめしたいほどのものではありません。一般的に博多うどんは、コシが弱めで柔らかい。汁は薄口醤油のサッパリ味。具は「丸天」や「ごぼ天」などです。「丸天」というのは、福岡にはよくある、魚のすり身を揚げたもの。博多はうどん発祥の地という説もあるそうですが、このような個性が本来のうどんに近いかというと、たぶん違うだろうと思います。

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えびごぼう

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昼前に「うどん 平」に到着。既に行列ができていました。店内にも5~6人並んでいて、全部で10人くらいの行列。この場所で、土曜の昼にこれだけの行列ができるとは、さすがに人気店です。「えびごぼう(480円)」と「かしわ(160円)」を注文。「かしわ」とは、鳥の炊き込みご飯のことで、福岡のうどん屋には大抵置いてあります。「えびごぼう」のビジュアルは印象的。えびは丸ごと揚げていて、カリカリの状態。うどんは思ったよりもコシがあります。コシというか、粘り強い感じ。汁は薄めのサッパリした汁。普通の博多うどんの汁なので、僕には違和感ありませんが、他県の人には珍しい味かもしれません。

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かしわ

この店は、うどんよりも店員さんの動きの方が面白い。接客の女性は、ランニングシューズを履いて、フットワーク軽く店内を移動します。ジョギングするように、店内をぐるっと回って注文をとりにきます。更に面白いのは厨房です。カウンターに座ったので、ご主人がうどんを打つ姿を目の前で見ることができました。うどんを何度も機械に通した後、切り出して、すぐに茹で始めます。常に打ち立てのうどんを提供しているようです。こんなに繁盛している店で、ここまでやるとは。味に対するこだわりを感じます。

うどんを打ちが終わると、次は茹で加減の確認です。棒でうどんをすくって、指で1本1本見ていきます。これが非常に丁寧で、かなりの時間を掛けてチェックしています。中のうどんは、その間も茹で続けているので、この時差をどう計算しているのでしょうか。これはちょっと疑問に思いました。

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厨房をよく見ると、疑問は次々と生まれてきます。茹でたうどんを、流しに持っていって水でシメる。それを、1杯分だけ、また鍋に戻します。それをすくって、デポで水を切って器に入れています。なぜ一度水でシメたものをまた鍋に戻すのか、理由が気になります。しかも鍋に戻すときに、1杯目は必ずご主人がやって、2杯目からはおばちゃんに交代します。細かいことですが、このルールは常に守られているようです。「うどん 平」は、まだまだ謎の多い店です。独特のやり方や、よく分からない動き。全て納得がいくまで通ってしまうかもしれません。

※築地王さんの記事はこちら↓
http://www.tsukijioo.com/blog/2009/06/-n.html


■店名:うどん 平
■住所:福岡市博多区博多駅前3-17-10
■電話:092-431-9703
■営業時間:11:30~19:00、土11:30~15:00
■定休日:日曜・祝日
2009.6.20

福岡市博多区博多駅前3-17-10

2009年06月15日

エン座 石神井 『はんつ遠藤のうどんマップ』出版記念パーティ

はんつ遠藤さんの著書『はんつ遠藤のうどんマップ』の出版記念パーティに行ってきました。会場は石神井の「エン座」。「エン座」は、素材にこだわった武蔵野うどんの店。ラーメンや蕎麦では、粉にこだわる店もありますが、うどんでもこういう店はあるんですね。武蔵野の「武蔵野うどん」にこだわり、練馬区周辺の材料を主に使用しているそうです。

「エン座」は、どの駅からも遠い、行きづらい場所にあります。こういう場所にあるにもかかわらず、高い評価を得ている人気店。しかも出版記念パーティの会場になるほどの、はんつさんのお気に入りです。

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会場に集まったのは、はんつさんのマイミクを中心とした約20人の方々。このメンバーの中に入れてもらえるなんて、嬉しいことです。『はんつ遠藤のうどんマップ』は特別価格、はんつさんのサイン付で、会場でも販売されていました。僕はまだ買ってなかったので、その場で購入。この本には付録でスタンプラリーのカードが付いています。全74軒を制覇して応募すると、その後抽選で香川2泊3日の旅が当たるというもの。半年間で74軒はさすがに厳しいので、僕はもうあきらめてますが。40軒以上制覇すると、認定証と「はんつ遠藤さんを囲む会」への参加券が得られるそうです。

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パーティは定額の飲み放題。うどんは一人一品ずつ注文できます。「みぞれ糧(かて)もり(肉入り)」750円は、「エン座」を代表するメニュー。糧(おかず)の入った、武蔵野うどんのスタイルです。途中で大根おろしを投入すると、また違った味わいが楽しめます。

その他、前々日までの予約が必要な「豆乳ぶっかけ」(時価)や、「冷かけ」600円、秋季・冬季のみの限定メニュー「田舎うどん」800円など、多彩なうどんが並びました。うどんは太くコシがあって、ダシもさっぱり。美しく個性的なうどんの数々。そしてお店の方々の人柄のよさもこの店の特徴です。

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『はんつ遠藤のうどんマップ』は、コンビニにも置いています。『無化調ラーメンMAP』と同じような作りで、持ち運びに便利なタイプ。ちなみに巻頭特集で、はんつ遠藤さんと記念対談をしているのが、「エン座」店主加藤氏です。「武蔵野うどん」に対する熱い想いも伝わってくる対談です。

■店名:武蔵野本手打うどん房 エン座
■住所:東京都練馬区石神井台8-22-1 第一サンライフ105
■電話:03-3922-0408
■営業時間:11:30-14:30(麺切れ閉店あり)
■定休日:月曜日・第1火曜日(月曜が祭日の時は営業・火曜に振替)
※土曜日のみ夜間も営業 18:00-20:30(予約制)
2009.6.6

東京都練馬区石神井台8-22-1

2009年01月30日

いもや 神保町 三丁目店

神保町は昔からのグルメスポットで、居酒屋やB級グルメの名店も多く存在します。僕もいくつかお気に入りにしている店がありますが、課題店はそれ以上に多くてなかなか回りきれていません。

神保町を代表する店てんぷらの「いもや」の存在はずいぶん前から気になっていました。「行かなきゃ、行かなきゃ」と思いつつ、何度も店の前を通っているのに、なぜか中には入れません。そんな状態が数年続いていました。

どうしても相性の悪い店というのはあるものです。そんな店に行くには誰かに背中を押してもらうのが一番。この辺りを食べ歩いているグルマーTさんは、A級もB級も様々な店に食べに行っている方です。そんなTさんと神保町を歩いていたある日、「いもや行きましょうよ」と突然提案されました。

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「いもや」の店内はとても明るいのが印象的です。薄暗い白山通りに浮き上がるように、店内の様子が外からもはっきりと分かります。中に入ってみて感じるのは、白木のカウンターの美しさと、店内の清潔さです。

店員さんの無駄のない動きにも好感が持てます。てんぷらを揚げると焦げ茶色の鍋がぱちぱちと音をたて、ごま油の香ばしい香りが店内をみたしていました。

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えび天丼(汁付) 800円

壁に掛けられたメニューは、天丼(汁付)(550円)、えび天丼(汁付)(800円)、おしんこ(100円)の3つしかありません。このシンプルさがいいですね。天丼も気になりますが、今日はえび天丼を注文します。

まずはシジミのみそ汁が先に出てきます。シジミのいい香りがします。お新香をかじりつつ、みそ汁を飲んでエビ天ができるのを待ちます。

夜の「いもや」のお客さんは、仕事帰りのサラリーマン率が高いですね。みんな黙々と食べて出て行きます。常連らしいおじさんが入ってきて、僕の隣に座りました。常連といってもあっさりしたもので、お店の人と馴れ馴れしくすることはありません。おじさんは座るなり「大盛り、つゆ多め」と告げます。「つゆ」とはタレのことで、通常の2回分の量をかけていました。僕もこれを知っていれば「つゆ多め」にしたはずです。

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僕らのエビ天も出来上がりました。えび天丼(汁付)はえび4本、ししとう2本。あつあつのうちに「つゆ」がかけられ、すぐに渡されます。エビは「カリカリ」でも「しんなり」でもない絶妙な状態、ご飯は固めでちょうどいいし、タレは薄味でさっぱりとしています。はっきりとした個性があって、うまいエビ天ですね。これまで来なかったのはもったいなかった。そう思わずにはいれられません。

天丼はキスが3枚と、海苔の天ぷらなどが載っています。こちらもうまそうです。次回は「天丼、つゆ多め」で決まりでしょうか。思った以上のおいしさでした。気になった店には入ってみるものですね。ここはうちからも近いので、僕もおじさんたちに混じって時々食べて帰ろうと思います。

■店名:いもや 神保町 三丁目店
■住所:東京都千代田区神田神保町3-1
■電話:03-3261-7982
■営業時間:11:00~20:00
■定休日:日曜・祝日

東京都千代田区神田神保町3-1