昨年僕の中では圧倒的NO.1だった店「ピエール・ガニエール・ア・東京」。年に数回2週間ほど来日しているピエール・ガニエール氏がお店にいる日を狙って予約してみました。この店がミシュランで3つ星取れなかったのは今でも不思議です。
スズキの皮付きポワレ
果実を浮かべたブイヨンとフォアグラのソテー
鴨の砂肝とフランス産ジロール茸
昨年の「夏のメニュー」です。ガニエール氏は四季に合わせて来日して季節のメニューを作ります。来日中は基本的にずっと厨房に立つそうで、各席にも挨拶にまわっていました。この時期は厨房もピリピリしているそうで、お店の方に聞くとこの日もお昼休みにスタッフを集めて「今からフォークはこうだ!」と右を向いていたフォークを左に向けたそうです。「直感なんですよね~」と店員さんも困っていましたが、全てをコントロールしようとするところがガニエールのすごさ。そして自分の直感を信じているということでしょう。店員さんもこんな話をするくらいにフランクな接客の店で、高級店とは思えないほどのんびり食事のできる雰囲気がいいですねぇ。
ここからは怒涛のデザート。食べ切れないほど大量に運ばれてきます。こちらは丸いチョコを噛むと中から水のようなものがはじけます。この食感には驚きました。
とにかく大量のアミューズから始まって、追突事故のような衝撃の皿の数々。そして食べきれないほどのデザートが次々と運ばれてくる。この驚きと感動。料理の圧倒的な存在感と楽しさ。これが3つ星でなくてどの店が3つ星だというのか。実際、3つ星フレンチにも行きましたが、到底ガニエールには及ばないものでした。
ガニエールのすごいところは、1年経った今でも全ての料理を鮮明に思い出せるところ。そして東京らしく、醤油や酢をうまく使っているのも印象的でした。強い味同士、強い香り同士をあえてぶつけてバランスする手法の巧みさには舌を巻くほどです。高級店だから高いけれども、この内容であれば安く思えてしまう。できれば年に1度は食べに行きたいと思います。
■店名:ピエール・ガニエール・ア・東京 (PIERRE GAGNAIRE a Tokyo)
■住所:東京都港区南青山5-3-2青山スクウェア4F/RF
■電話:03-5466-6800
■最寄駅:地下鉄 銀座駅 徒歩5分
■営業時間:11:30~14:00/18:00~21:30
■定休日:日曜・祝祭日、夏季・年始各1週間
■コース:ランチ 5,800円、7,350円、10,000円/ディナー 17,000円、23,000円(税込)
■特記:サービス料:12%、デイナータイムの男性はジャケット着用(夏季も)
[map_tb:東京都港区南青山5-3-2]
ピエール・ガニエール・ア・東京 (PIERRE GAGNAIRE a Tokyo) 青山

コメント
なるほど。
「1年前シリーズ」も軌道に乗ってきたようだな(笑)
そうか、この手があったか!(笑)
ピエール・ガニエールのエグゼクティブ・シェフは『料理王国』8月号のメイン特集“夏の魚料理”の主役ゲストとしてハモ料理に挑戦してて、なかなか読みごたえがありましたよ♪
アミューズが延々と続いたら、私はワイン飲みすぎでメインの前に沈没しそう・・・☆
◆ヒロキエさん
そういうことです(笑)このコメント見た時爆笑しましたよ^^;
でもこのシリーズまだまだ続きます(汗)
◆つきじろうさん
おおっ、「料理王国」見てみます。
アミューズはちっちゃいのがたくさん出てきますね。最後のデザートはいつまで続くのかと思いましたよ^^;
まだ行ったことはありませんが、さすがに良さそうな
お店ですね。
>1年経った今でも全ての料理を鮮明に思い
>出せるところ
これは兎に角すごいですね。滅多にあることでは
ありませんよね。
実際、翌日に写真を見て、どれだけ頭を捻ることが
多いかと思うとそれだけで素晴らしさ伝わってきます。
◆超神田っ子さん
ここはすごいですよ~。とにかく全ての皿が頭に残って忘れられない^^;
おぉ~!「一年前シリーズ」!?(笑)
どんなお店が出てくるのか楽しみです♪
ガニエール氏が来日しているときに訪れてみるっていいかも☆
いつもとは何かが違う気がする~。(笑)
◆あなちゃん
「一年前シリーズ」とか「半年前シリーズ」とか盛りだくさん^^;
季節ハズレのカキフライなんかたくさんあるよ~(笑)
お久しぶりです。
ココ、今度ランチを予約してみました。
間違えて2つも取ってしまいました。
得意料理とか分からないのですが、
どんな内容か楽しみにしています。
◆グルメFさん
こんにちは!ガニエールは喜んでいただけると思いますよ。
ガニエール氏のいる時といない時で出来に差があるという噂もあるようですが、僕が行った時は素晴らしい料理ばかりでした。
昨日ピエールいきました
感動