僕の最もお気に入りの居酒屋の一つがココ、錦糸町の「井のなか」です。イタリアンと和食を融合させたような豪快な料理と、日本酒・燗酒へのこだわり、そしてなんといっても店主の工藤さんの人柄に引き寄せられてしまう。今回はとにかく酒が好きで、うまい食べ物に目のない方々の集まり。とにかく一度「井のなか」にお連れしたいと思っていたので、いい機会になりました。
ヤギと羊のオーブン焼き
鹿児島の喜界島(きかいじま)のヤギと長野産の羊を6時間かけて焼いたもの。これがこの日のメインでした。いったい何をどう考えたらこんなものが出てくるのだろう。アイデアの面白さ、レパートリーの豊富さにはいつも舌を巻きます。
2人がかりで解体。この豪快な料理にみんな圧倒されてしまいます。この味付けがまた、日本酒によく合う。井のなかの料理は全て日本酒に合うというところが徹底されています。
席に座るとはじめから用意されていたのが、こちらのお通し。井のなかに来るといつもこれが楽しみです。様々な小鉢を前に酒飲み達もそわそわしてきます。
三重錦 山廃仕込
三重錦の山廃を冷でいただきます。お通しの小鉢をつつきながら日本酒をちびちび。ああ、酒がすすむ(笑)
ナスとメンチカツ
メンチカツには日本酒が入っているらしい。中を開けると濃厚なジュースが滴り落ちてきます。これはたまりません。
この濃厚な料理に合う酒はないかなと考えていると、工藤さんがある日本酒をワイングラスに入れてきてくれました。これがまたすごい酒で、白ワインのようなフルーティな味わい。ワイングラスに入れてきた意味が分かります。これにはほんとに驚きました。更にこれを燗にして飲ませてくれます。これまた驚愕の味!これほど飲み口が変わるとは。いつも面白い日本酒の飲み方を提案してくれて必ず驚かせてくれる店、井のなか。ほんとに面白い店です。
刺身盛り
毎日築地に買出しに出かけるので、その日の面白い食材が並びます。刺身盛りを食べるのも井のなかの楽しみの一つ。
竹鶴
井のなかに来ると「竹鶴」は外せない。残念ながら今回も、竹鶴酛(きもと)の19号タンクと35号タンクというヤツはなかった。これはそのうちどこかで飲んでみたいです。
ご一緒したのは、居酒屋の達人Mさん、絶対に座らない男hiball555さん、毎日のんびり、ほっこりのプチトマ子さん、その他3人の方々でした。
酒の話、特に井のなかに来ていながら、ウイスキーの話に花が咲き、「ウイスキー飲むぞ!我らが聖地アイラ島に行くぞ!」とやけに興奮してました。その後、予想外に行くことが決まったスペイサイド&アイラ島。この一連の記事は今週からはじめます。
【以前の記事】
2007年10月22日 井のなか@錦糸町 のむのむ会!
2007年10月15日 井のなか@錦糸町
■店名:井のなか
■住所:東京都墨田区錦糸2-5-2
■電話:03-3622-1715
■営業時間:17:00~23:30
■定休日:日曜日・祝日
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