グレンコーとはゲール語で「嘆きの峡谷」という意味だそうです。これには「グレンコーの虐殺」と呼ばれる重いエピソードがあります。簡単にいうと、イングランド政府によるハイランド氏族長の虐殺事件で、イングランドとスコットランドとの関係が険悪になる原因になった事件。その舞台がここグレンコーです。
霧がかかった美しい渓谷です。この美しさが写真で表現できないのが残念でなりません。
霧が低いところまで降りてきました。これが有名なスコッチ・ミストです。
手前の焦げ茶色の植物はヒースといいます。このヒースが堆積して半炭化したものがあのピートです。ピートはスコットランドでは昔から燃料として使われてきました。ウイスキーのスモーキーな香りの元になるものですね。
立ち去ろうとすると急に日が差してきて綺麗に山肌を照らしてくれました。天候が変わりやすいスコットランドらしいサプライズ!この神々しさはとても写真では表現できません。スコットランドでは1日で四季を体感できるというほどコロコロと天気が変わるので、霧が出たと思ったら虹がかかったりしてなかなか楽しめます。
フェリーに乗るために港に向かいます。これは途中で目にした面白い形の雲。
植林と湖。植林はオーナー毎に区画されていて、世界的なセレブが所有している植林もたくさんあるそうです。
ケナクライグ港に到着。ここからフェリーに乗り込みます。
出航30分前には到着して車の行列に並ばないといけません。
船内はなかなか快適。バーもあるし外に出て風に当ったり長椅子で昼寝もできます。意外と退屈しませんでした。
いよいよ食事の時間です。フェリーなのにメニューが結構豊富で迷うほどあります。味もかなりよくて感心しました。
ラザニア
hiball555さんのラザニア。おいしそうです。しかもボリュームがすごい。
スカンピのフライ
こちらで言うスカンピというのは小さめのエビだそうです。シドニーやラ・グラディスカで食べたスカンピとは違うものなのでしょうか。
途中で購入したラフロイグで水割り。気分はもうアイラです。
初登場、運転手ゴードンもお疲れです。フェリーには車ごと乗船できるのでとても便利。アイラ島へは飛行機でも行けるそうですが、絶対にフェリーがオススメです。
ウドさん曰く、おっぱい山。地元の人がそう呼んでいるそうです。アイラ島が近くなると見えてきます。
アイラ島が見えてきました。いよいよ憧れのアイラ島!この瞬間をどれだけ待ったことか。