「おバカな忘年会ですが・・」という微妙なお誘いをGenetさんからいただいた。向かった先は、歌舞伎町にある立ち呑みフレンチのプロヴァンサル。僕は出先から向かったので、たぶんこの店に行く人としては珍しく、大久保から歩いて職安通りを越えてきた。暗く寂しい路地から徐々に歌舞伎町っぽい雰囲気になりかけたところにプロヴァンサルがある。
店の入り口付近には多くの「個性的な方々」の姿が見える。てっきりブロガーだけの忘年会かと思っていた僕はちょっと戸惑ってしまった。案内文ではブロガーの名前がズラリと並んでいたが、確かにあの人数で貸切は難しいだろう。GenetさんやAUTO-MODのファン、それ系の音楽関係者から学校の先生まで多彩な顔ぶれが集合している。
店内は細長く、カウンターが奥まで続いている。立ち飲みとしてはなかなかいい造りだ。細長い場所に酔っ払いが並ぶ。酒飲みが落ち着く空間だ。「普通の人たちは奥の方ですよ~」と言うので一番奥に進む。我々ブロガー軍団が「普通の人」扱いされるのも珍しいことかもしれない。料理が出るたびにカメラを向ける集団を見たらとても「普通の人」には見えないだろう。でもこの日は、ビジュアル系の人たちが「普通じゃない人」ということらしい。
レバーペースト
ノルウェー産サーモンのマリネ
天然真ダイのカルパッチョ
立ち呑みフレンチとはどういうものか、興味津々だ。まず最初にいくつかの料理が運ばれてきた。どれもうまいが特にレバーペーストはかなりいける。僕は何の匂いもしないレバーペーストよりも、香りやコクがしっかりあるものの方が好みだ。その方がワインにもよく合う。
開始からしばらくすると、人の出入りも活発になってきた。いろんな人が代わる代わるGenetさんとのころに挨拶に来る。僕とGenetさんは店の中央付近の「やや普通の人たち」の場所に陣取った。ブロガー席の一番端っこだ。
生牡蠣のグラタン
生牡蠣のグラタンが出来上がり次々と配られる。ブロガーとしては大皿に盛られた写真が撮りたかったが、そんなことはお構いなしにどんどん配られていく。僕も1個だけもらって写真におさめた。
地鶏と白レバーのきんかん網焼き
「地鶏と白レバーのきんかん網焼き」はこれがフレンチ?というほど、焼き鳥屋でも敵わないくらいの美味。このへんは立ち呑みの真骨頂だろう。フレンチだろうと何だろうと、立ち呑みは立ち呑みだ。妙な説得力があるのも面白い。
ポークジンジャー
ナポリタン
ブロガー席には築地王さんやタレントの三井智映子さん、Gingerさんも来ている。Gingerさんのために用意した「しょうが焼き1人前」が運ばれてきた。eatnapoさんのために作ったナポリタンも1人前。ナポさんは別の飲み会に出席中で「まともな状態であれば遅れて参加」ということだったが、最後まで来なかったとこをみると、そちらの飲み会も盛り上がったのだろう。
大盛況のまま会は終わり、みんな2次会に消えていく。我々も適当にその辺の店に入り、軽く飲んで帰途につく。年末にビジュアル系の方々にパワーをもらった。みんな気持ちのいい人たちで、上手に酒を飲んで楽しんでいた。折角近くまで来たのでゴールデン街の「凪 」に顔を出して帰ることにした。宿題になっていたつけ麺が楽しみだ。
【メニュー】
・ガーリックトースト
・パルマ産生ハム
・ノルウェー産サーモンのマリネ
・レバーペースト
・天然真ダイのカルパッチョ
・生牡蠣のグラタン
・地鶏と白レバーのきんかん網焼き
・ブランド豚のトントロソテー
・和牛ほほ肉の赤ワインシチュー
・地鶏丸のロースト
・ブランド豚の煮込み中華風
・和風ミートソースパスタ
※ナポリタン&ポークジンジャー(各1名分)
※飲み物は赤・白ワインなど飲み放題。
■店名:立ち呑みフレンチ プロヴァンサル (Provencale)
■住所:東京都新宿区歌舞伎町2-45-7 大喜ビル1F
■電話:03-3205-8113
■最寄駅:JR新宿駅 徒歩5分
■営業時間:18:00~翌4:00、祝日16:00~22:00
■定休日:日曜日