大塚 串駒 いしりみぞれ鍋&ハリハリ鍋の会

居酒屋

東京を代表する居酒屋の名店、串駒。僕は以前、串駒に通うためだけに、この近くに住んでいました。当時は会社帰りに串駒に寄って帰るのが週に一度の楽しみでした。お通しが900円で3品、しっかりしたものが出てきます。これだけで酒が飲めました。有名な串駒ですが、2階を貸切れることは、案外知られていないようです。2階には、蔵元にもらった酒樽の蓋を半分に割って作ったテーブルが、2つあります。10人以上で1テーブルを貸切、14~15名で2階全体を貸切にすることができます。今年の7月、くにろくOFFで、名物のいしりみぞれ鍋と、真鴨のハリハリ鍋を食べる会を開催することにしました。定員20人では希望者が溢れてしまいます。7月に参加できなかった方から、第2回やってくれ!という要望があり、9月に第2回を開催しました。
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仙人のようなビジュアルの名物店主は、業界の有名人です。蔵元からの信頼も厚く、なかなか飲めない特別な酒を、串駒のために卸しています。串駒では毎月、全国の蔵元関係者が集まる「蔵元の会」を開催しています。8月は高木酒造の「十四代を愛でる会」、9月は亀泉酒造の「西原社長を囲む会」でした。これらは串駒を貸切って行われます。どちらも、くにろくOFFの直前だったため、店長さんが特別なお酒を残しておいてくれました。
まずは、自家製豆腐、モロヘイヤとなめこ、秋刀魚の甘露煮と冬瓜、枝豆と濡れ落花生などが運ばれてきます。コースにすると、酒膳3品、お刺身盛り合わせなどが付きますが、酒膳はその時々違うようです。7月と9月で同じ品はありませんでした。お刺身盛り合わせは、内容は違いますがほぼ同等のボリューム。ちなみに7月の様子は、写真が壊れたHDの中にあるため、未だ取り出せていません。今回は9月に行われた第2回の写真です。
亀泉のにごり、ひらおろし、東洋美人などを飲みます。酒は店長が出してくれるので、全てお任せ。一升瓶1本、サービスしてくれたのですが、それでもちょっと足りないくらいです。4,500円のコースに酒飲み放題で、8,000円。高い酒が中心なので、安くすんだ方かもしれません。
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串駒で使っているお皿や徳利は、世田谷区砧の陶芸窯元、矢野孝徳氏の作品。「串駒のご主人の趣味が陶芸で、お店の皿は全てご主人の作」と聞いていたので、真偽のほどを直接ご主人に聞いてみました。すると、「あっはっはっ、オレが作ったのなんか、店に出せるわけなかろう」ということで、この話は間違いということが判明。両日とも、ご主人は2階で我々と一緒に飲んでいました。これまでも2階貸切の時は、ずっとお客さんと一緒に飲んできたようです。2回目の時は、「えー、じゃあ、じゃんけんゲームやります!」と、突然仕切りだして、勝利者に漫画本をプレゼントしてくれました。串駒には大きなご主人の似顔絵がありますが(下の写真)、その作者のお弟子さんの漫画本だったようです。2階に飾られたカレンダーはその方の作です。
僕にとって、串駒のご主人はまさにスーパースターなのですが、その偉大さが参加者に伝わらないほど、飲めば陽気な酔っ払いになってしまいます。同じ九州出身ということで、九州弁を交えてたくさんお話をしていただきました。いろいろな酒蔵について話しましたが、「知らんなあ、今度教えて」という蔵は、知らないわけはないので何かあるのかもしれません。
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メインの鍋は、いしりみぞれ鍋と真鴨のハリハリ鍋を2つずつ。僕はいしりみぞれ鍋の方が好きですが、最後の雑炊は真鴨のハリハリ鍋の方がうまい。串駒は1階で飲むときは店長、2階にはご主人がいるので、いつも楽しませてもらえます。1階で2~3人で飲むのが一番串駒らしさが味わえる気がします。スーパースターと触れ合いたい方は、仲間を募って、2階を貸切ってみてください。15人以上で貸切になると思います。詳しくは書きませんが、2階は一度体験しておくべきと、個人的には思います。
■店名:串駒 本店
■住所:東京都豊島区北大塚1-33-25
■営業時間:18:00~24:00
■定休日:日曜日


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