サントリー 東京・武蔵野ブルワリー工場見学

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サントリーさんのお誘いで、「サントリー 東京・武蔵野ブルワリー工場見学」に参加してきた。ちょうど10年前、僕がサントリーさんとお付き合いをするようになったきっかけが、当時の武蔵野ビール工場見学だった。あれから10年も経つなんて感慨深い。サントリーがブロガーを大切にする会社だからこそ、こんなに長く続いたんだと思う。
今年、ザ・プレミアム・モルツが新しくなったが、サントリー 東京・武蔵野ブルワリーの「工場ガイドツアー」も新しくなっている。工場ガイドで一番伝えたいことは、「ザ・プレミアム・モルツにかける醸造家のこだわりと情熱」だという。確かに、ものすごいこだわりと熱意が伝わってくるツアーだった。そして、工場で飲むビールがうまいというのも再認識した。ビール好きの人はとにかく1回だけでも、東京・武蔵野ブルワリーに足を運んでみるといい。生ビールを飲むためだけでも十分に行く価値があると思う。



「The PREMIUM MALT’S SUNTORY」と書かれたガラスのカーテンウォール越しに、マッシュタンが透けて見える。工場自体が展示物であるかのような、かっこよさがある。





工場の中に入ると簡単なセミナーが始まった。サントリー 東京・武蔵野ブルワリーはサントリービール発祥の地。1963年竣工なので、もう50年以上の歴史がある。なぜこの土地かというと、とてもいい水があるからだ。ビールの約9割は水でできている。ザ・プレミアム・モルツは自然の地層によって長い時間かけてろ過された水を地中深くから汲み上げて使用している。この天然水のおかげで素材の旨みを引き出すことができるのだ。まさに「おいしいビールづくりは、おいしい水から」だ。
工場の中に商品開発研究部があるのも東京・武蔵野ブルワリーの特徴だ。工場で作っている実物を見ながら情報交換ができたり、工場で使っている麦汁や酵母をそのまま商品開発にも使えるので、商品の確実な作り込みができるのだ。さらにすごいのは、「ミニブルワリー」という実物の1/20の小さな工場が商品開発研究部の中にあることだ。100Lのパイロットで研究したものを、5,000Lのミニブルワリーで検証して、工場の100,000Lのタンクで実現する。このような研究開発を、実際の生産ラインである工場の中で行っているというのがサントリー 東京・武蔵野ブルワリーの強みなのだ。だからこそザ・プレミアム・モルツのような製品も生まれるのだろう。
ダイヤモンド麦芽やホップの展示と説明があった。ダイヤモンド麦芽は世界のビール用麦芽のうち約3%しか使われていない希少な麦芽で、通常の麦芽に比べてたんぱく質が豊富な個性的な麦芽。ザ・プレミアム・モルツの深いコクの秘密はダイヤモンド麦芽にあるのだ。
ホップは、欧州産アロマホップの中でも最高級のファインアロマホップを使用。醸造家自らが現地へ足を運び厳選したもののみ仕入れている。ザ・プレミアム・モルツの華やかな香りはファインアロマホップならではの香りだ。
工場見学は一般の人も参加できる。この日も、僕らブロガー以外にも時間差で説明を受けている人たちがいた。工場見学では、製造工程やミニブルワリーも見ることができる。




仕込槽、ろ過槽、仕込釜、麦汁受け槽などを見て回る。外からカーテンウォール越しに見えていたのは、この場所だろう。ザ・プレミアム・モルツを作り上げるために開発された様々な製法も実物の器材と共に見て回ることができる。アロマリッチホッピング製法やダブルデコクション製法など、実物を見るとよく理解ができる。詳しく知りたい方は、サントリー 東京・武蔵野ブルワリーHPのビールづくりのこだわりをご覧ください。
その他にも見学コースには見所が多い。実際に使われていたタンクの中を通ることができたり、武田双雲さんの書いたマスターズドリームのロゴの実物も展示されていたりする。




工場見学の後は、スライドを使ったセミナー。ダイヤモンド麦芽を実際に食べることもできる。これは意外に美味しくて、ビールのつまみにちょうどいい感じだった。
セミナーの後は、いよいよお待ちかねの試飲タイム。工場で入れてもらう生ビールは本当に美味しい。前に来た時もそう思ったが、今回もまた、その美味しさに改めて感激した。スイスイと飲めてしまうので、短時間で何杯も飲んでしまった。




美味しい缶ビールの入れ方も教わった。まずグラスはよく洗うこと。それからグラスの底をめがけて勢いよくビールを注ぐ。徐々に高い位置に上げて注いでいくと、きめ細かい泡ができる。
この後は少し工場内の写真。




モニターで工場内のライブ映像を放映している。普段は入れない場所の様子も見ることができるのだ。パッケージングはものすごいスピードで次々と缶が流れていく。ずっと見ていても飽きない面白さがある。




1階にあるショップには様々なグッズがある。工場からビールを直送することもできる。ビールは生ものだ。工場で飲む生ビールが美味しいのは出来たてだからだが、工場から直送される缶ビールも普通のものより美味しいに違いない。
ザ・プレミアム・モルツ誕生の出発点は、「世界最高峰のビールをつくりたい」という醸造家の想い。この想いが原動力となって、開発から10年の歳月をかけて、醸造家が想い描いた「世界最高峰のピルスナービール」が誕生した。こだわりの素材とこだわりの製法によって、「ホップの花のような上品な香り」と「深いコクと味わい」を実現した。
更にザ・プレミアム・モルツは進化続け、今年、5年ぶりに大幅リニューアルを行った。「何杯飲んでも飲み飽きない味」、「溢れだす華やかな香りと深いコク」などをキーワードに、醸造家としての知識と技術を注ぎ込んだビールが新しいザ・プレミアム・モルツなのだ。工場見学では、ザ・プレミアム・モルツにかける醸造家の想いと情熱、こだわりが伝わってくる。アトラクションとしてもよく出来ているので、どんな人でも楽しめるような内容だと思う。
サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野ブルワリー 工場見学へ行こうHP
■住所:東京都府中市矢崎町3-1
■工場見学・予約受付番号:042-360-9591

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