新型コロナの影響でしばらくは過去記事です。家の近くの有名店「豊栄」。何度か電話したことがあるのだが、いつも満席で入れなかった。今回は早めに電話をして席を確保したのだが、それでも20:15の予約になんとか滑り込めたほどの人気だ。テレビに出たり、ミシュランガイドでビブグルマンに選ばれたりした影響もあるのだろう。
この店に来たら食べてみたいメニューがいくつかあった。「上海カニミソと豆腐の煮込み」(2,800円)、「海老とマコモ筍の豊栄醤炒め」(1,600円)、「よだれ鶏」(900円)。この3つは最初に注文した。自家製の「豊栄醤」を使ったメニューは、一つは頼んでおいた方がいいと思う。
最初に出てきた前菜は、味付けに手が掛かっていて、すごく美味しかった。たぶんこれが豊栄らしさなのだと思う。豊栄醤を使用した料理には定評があるが、そればかり頼むと同じような味の料理が並んでしまう。注文の仕方には気をつける必要があると思う。
「丸鶏の八宝詰め蒸し」(5,000円~)、「極上薬膳スープ」(1人前1,000円)は3日前までに予約が必要なメニュー。かなり気になる料理だが、これは次回の楽しみにしておきたい。
「前菜の盛り合わせ」は「三点盛り」(700円)、「小(2~3人前)」(1,800円)、「大(4~5人前)」(3,200円)がある。
「よだれ鶏」(900円)
「上海カニミソと豆腐の煮込み」(2,800円)
「海老とマコモ筍の豊栄醤炒め」(1,600円)
「サントリープレミアムモルツ」(600円)。生ビールはプレモル。瓶で「青島ビール」(700円)も置いてある。
「海老入りパクチー焼売」(800円)
「中国黄酒3種飲みくらべ」(1,000円)。中国三大黄酒(江南派・北方派・南方派)の飲み比べ。
「レモン酒(はちみつソーダ)」(700円)。レモン酒は、はちみつソーダ、ジャスミン茶、お湯の3種類がある。他にも「生姜酒」、「高麗人参酒」などもあり、ウイスキーは「角ハイボール」(600円)と「ザ・マッカラン12年」(900円)があった。
「煲仔飯(ボウチャイファン・土鍋焼き御飯)」(1,400円)。腸詰、松の実、焦がし玉葱醤などで味付けしたご飯。上に乗っている鶏肉と青菜は生姜タレか香港醤油をつけて食べる。〆は他にも、「香港式海老ワンタン麺」(1,300円)、「汁なし黒ゴマ担担麺」(1,000円)や各種チャーハンがあった。
帰り際にご主人が外に出てきて、少しお話をする機会があった。店先に吊るした干し柿は、どうも上手くいかないらしく、家で干そうかなと言っていた。「オブジェとしてもすごく良いですよ」と言うと、「いやいや、食材ですよ」と。気取った店なのかと思っていたのだが、ご主人もサービスの方もとても接しやすくて、楽しい時間を過ごすことができた。家の近くにこんな良い店があるというのは幸せなことだ。今後は通うようにしよう。
■店名:中国料理 豊栄
■住所:東京都文京区小石川5-38-14
■電話:03-3868-3714