「地酒や もっと10周年祭」に参加しました。早いものでもう10年なんですね。お店ができた頃は「こんな場所に居酒屋が!」とちょっと驚きました。というのも、場所が場所だったからです。
名店「江戸一」の角を曲がると「酒蔵きたやま」があります。初めてきたやまに行った時は、あの江戸一のすぐ側にこんな凄い居酒屋があるのかと、大塚のポテンシャルの高さに驚いたものです。
そのきたやまの少し先に新しい居酒屋ができた。聖地とも言われる大塚で勝負する、しかも名店たちの並びにオープンするその気概。並々ならぬものを感じました。
そして10年が経ち、「地酒や もっと」は今や大塚を代表する居酒屋の一つとなっています。
店主水永さんとは、巣鴨の蕎麦店菊谷のイベントでご一緒して以来のお付き合い。一時期は毎週のように通っていました。最近は以前ほど頻繁には行けてませんが、今でも大塚の第一候補の店に変わりはありません。
さて、「地酒や もっと10周年祭」。当日は常連さん中心に多くの方が訪れていました。僕の隣は居酒屋のご主人とその関係者。斜め前の方は日本酒愛好家。この店のお客さんは日本酒好きな方ばかりです。
会は2部に別れています。14:00〜16:00は【うなぎともっと】。大塚うなぎ宮川の店主八馬誠氏が特別参加しています。17:00〜19:00は【そばともっと】。こちらは新井薬師手打ち蕎麦吉の店主立澤光太氏がゲストです。
スペシャルゲストが参加の時間帯に鰻と蕎麦を食べることができます。僕らは14時の会に参加して宮川さんのうなぎを堪能しました。
まず前菜代1,500円を先に支払います。ほとんどの方が一緒に鰻と日本酒もお願いしています。お会計はすべてキャッシュオン。そうでないと管理しきれませんよね。
入口付近にはお燗番の方がいます。右手前の3本が本日の目玉、長期熟成酒になります。辨天娘19BY、神亀 小鳥のさえずり十一年熟成、神亀 7号酵母 十三年熟成。どれも1合1,500円です。
本日のスペシャルの中から、鰻白焼き700円、鰻たれ焼き700円を注文。うまいです。燗酒にも合いますね。
その他は何を食べようか迷いますが、結局今食べたいものを注文するのが一番だと割り切ることにします。いぶりがっこのポテサラ 酒盗あんかけ500円、それから蛸の柔らか煮600円を追加。
お酒は神亀 小鳥のさえずり十一年熟成、辨天娘19BY。これは美味かった。それから定番の竹鶴にしましたが、辨天娘のうまさが忘れられない。そろそろ燗酒にも飽きてきて、鯉川酒造 別嬪 うすにごり900円を注文。いつもはあまり飲まない酒ですが、これもかなりよかったです。
こんな調子であっという間に2時間が過ぎました。周年イベントというよりはいつも通りの地酒や もっとなのでした。
住所:東京都豊島区南大塚2-44-2
電話:03-3946-6008