居酒屋 きたやま 大塚

居酒屋

克正(雄町)無濾過生原酒
克正(雄町)無濾過生原酒750円
大塚にはいい居酒屋が多い。時々大塚から歩いて帰るのだが、いつも誘惑に負けそうになる。江戸一、串駒、こなから、きたやま。この4店で「大塚四天王」と呼ばれているそうだ。都内でもトップクラスの4店だから、こういう呼ばれ方をするのもわかる。でも、大塚という街はさらに奥が深い。この4店にしても特別扱いできないほどだ。


さて、酒蔵きたやま。この店は大塚で一番いい居酒屋かもしれない。いつ誰が行っても満足できる。客を選ばない店だ。1階はカウンターで2階はテーブル席。できれば1階が空いていると嬉しい。戸を開けるとU字型のカウンターが目の前に広がる。一番左奥にちょうど2席だけ空きがあった。
ミニ小鉢(ママカリ漬け、豆腐お酒盗あんかけ、クリームチーズ)
ミニ小鉢(ママカリ漬け、豆腐お酒盗あんかけ、クリームチーズ)
ミニ小鉢(豆腐の味噌漬け、マグロぶつ、おから田舎煮)
ミニ小鉢(豆腐の味噌漬け、マグロぶつ、おから田舎煮)
風の森12年古酒600円
風の森12年古酒600円
日本酒は常時40~50種類はあるだろうか。それも蔵元直送のいい酒ばかり揃えている。料理がうまいのもこの店の特徴。特におすすめなのが、12種類から3品選ぶ「ミニ小鉢 お好み三品」890円。僕は、豆腐の味噌漬け、マグロぶつ、おから田舎煮にした。おからは自家製だ。同行者は、ママカリ漬け、豆腐お酒盗あんかけ、クリームチーズ。いやほんとに、これだけで酒が飲める。ミニ小鉢と酒2種類くらいで軽く飲んで帰る人もいそうだ。それ以外には、田舎タクアンピリ辛炒め、生たらこ、刺身こんにゃく辛子味噌、ちりめん山椒煮、ワインらっきょう、めかぶ酢があった。どれも魅力的。もう3種頼んでもよかったかもしれない。
三種盛り1,200円
三種盛り1,200円
金目鯛煮付
金目鯛煮付950円
煮こごり
煮こごり
一杯目はビールにした。琥珀の時間650円を注文。ミニ小鉢はすぐには出てこないので、お通しの塩辛をちびちびと食べながら待つ。これもかなりいける。塩辛と一緒に日本酒が飲みたくなった。ざっとメニューを見て目に留まった風の森12年古酒600円。まずはこれにした。
ミニ小鉢が来てからは、景虎(洞窟貯蔵酒)、手取川(あらばしり吟醸生酒)などの酒を頼んだ。そうすると料理も酒に合うものが欲しくなる。うまい酒を飲んで、それに合ううまい料理を食べる。きたやまに来ると、その繰り返しが止まらない。金目鯛煮付950円。これなんか最高。三種盛り1,200円もこの質の高さであれば適正価格だろう。最後のシメに稲庭うどん(冷)790円。さらにもう少しということで、おにぎり(梅、鮭、たらこ各350円)まで食べた。
景虎(洞窟貯蔵酒)
景虎(洞窟貯蔵酒)
手取川あらばしり吟醸生酒
手取川あらばしり吟醸生酒
稲庭うどん(冷)
稲庭うどん(冷)790円
酒と料理のうまさ。コスパのよさ。そしてカウンターで楽しそうに飲む人たちの姿。それがきたやまの魅力だと思う。いろんなお客さんが来ていて、それぞれが自分たちのやり方で楽しんでいる。このお客さんたちの魅力がきたやまの空気を作っているように思う。

■店名:酒蔵きたやま
■住所:東京都豊島区南大塚2-44-3
■電話:03-3946-5366
■営業時間:1階17:30~22:30(LO22:00) 2階~22:00
■定休日:日曜・祝日・第3土曜

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