2009年07月09日

石かわ 神楽坂

神楽坂、毘沙門天の裏側にある和食店「石かわ」。ミシュラン東京2009で、三ツ星に昇格しました。最近は料亭や割烹にも時々行くようになりましたが、きっかけは昨年のサントリー「京都 料亭 割烹特集」でした。京都の料亭・割烹を食べ歩いたのは、貴重な経験でした。東京でも「小十」や「分とく山」など、いくつかお気に入りの和食店はありますが、京料理にはまた違ったよさがあります。毘沙門天の横の細道を進むと、真っ黒な木製の外観が印象的な建物が現れます。和食店にしては斬新な建物。広々とした店かと思いきや、中に入ると、こじんまりとした落ち着いた感じです。店員さんは和服で丁寧なサービスをしてくれる、非常に品のいい店です。

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先付は「白アスパラガス、あん肝、浜防風、黄身酢」。あん肝は最近ではこれが一番。冬場はフレンチでもあん肝が出ることがありますが、やはり和食とは比較にはなりません。揚げ物は「伊勢海老、百合根、蕗のとう」。蕗のとうのかすかな苦味がいい。椀盛は「筍、素麺、木の芽」。筍の香りが春を予感させます。前半は季節の食材が少しずつ出てきました。

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お造りは「鯛のいけじめ」。ほんの少量ですが、直球勝負。このへんで前半をシメている感じです。コースの組み立てはとてもよく、さすがキッチリとしています。「鰤の辛味大根あえ」は見た目も綺麗で、大根の辛味がちょうどいい具合。

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焼物は「金目鯛、海老芋、芽葱」。かすかに山椒の香りがします。ほとんど気づかれないほどですが、少量振りかけています。煮物は「酒粕仕立ての小鍋、鮟鱇、白子、菜の花」。真鱈(まだら)の白子にもほんの少し山椒がかかっていました。

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お食事は「帆立の炊き込みご飯、香の物、味噌椀」。バターをまぶしてあって、和食としてはちょっと変わっています。これはさすがに普通のご飯の方がよかった。お腹いっぱい食べれる店ですが、最後のお食事がバター風味なのはちょっとつらい。デザートは「三色のムース、豌豆、とまと、胡麻、あられのゼリー」。白胡麻、えんどう豆、トマトのムースの三色です。

石かわはさすがに、料理も器もサービスも隙がない。サービスはかなり気を遣ってくれて、会話の邪魔を絶対にしないのはありがたいことです。最後に石川さんが挨拶に来てくれるのも嬉しい。気負いなく丁寧に、やるべきことを淡々とこなす。でもちょっと変わった味付けもあって、和食らしくない。京料理とはまた違った料理を楽しめる店でした。


■店名:石かわ
■住所:東京都新宿区神楽坂5-37 高村ビル 1F
■電話:03-5225-0173
■営業時間:18:00~24:00
■定休日:日曜・祝日


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コメント

こんにちは。

ここには春先に行ったのでしょうか?献立がそんな感じがしました。

京料理とはやはり印象が違うのですね。実際に食べ比べてみたいです。

盛り付けも無駄がない、必要最小限で美しくみせてくれるお店なんですね。

ご飯にバターですか。確かにコースの最後には重たそう・・

色々と研究しているお店なんですね。次に食べに行った時が楽しみだな~って気になるお店な印象をうけました。

◆はーるんさん
そうそう、春先です。というか、筍の珍しい時期ですね(笑)。和食は季節が出るから早く記事書かないとなんか変ですね。

次回はこういう店にも行ってみてください。面白かったですよ。先日はどうもでした~。

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