サントリーさんからのお誘いで、有名な「三島のうなぎ」を食べに行ってきました。
三島市は富士山の雪解け水が伏流水として流れ込む水の都。この水は昔から化粧水(けしょうみず)と呼ばれる非常に決めの細かい、美容などに適した水質であることが知られています。
三島といえば、うなぎが有名です。うなぎは出荷前に、数日間活メ(いきじめ)をします。活メというのは、水にさらすことで余分な脂肪やドロを落とす作業ですが、三島のうなぎがおいしいのは、この特殊な性質の水でうなぎを活メをするからだそうです。
東京の水でも、脂肪やドロを落とすことはできますが、三島の水ではより短時間に落とすことができます。長時間水にさらすと、たんぱく質まで一緒に落ちてしまうので、味が落ちてしまう。三島のうなぎがうまいのは、この特殊な水によって余分な脂肪やドロが完全に除かれ、しかもうまみも残っている最高の状態になるから・・とまあ、こういう説明をいろいろと聞いて、昼と夜の2食、三島のうなぎを食べましょうという企画でした。
まずは三島の人気店「元祖うなよし」に集合して、「三島うなぎ横丁」の広報担当の関野忠明氏(元祖うなよし社長)から、三島のうなぎについてレクチャーを受けます。
三島のうなぎが何故うまいのか、要点は先に書いた通りですが、このお話が非常に面白くて引き込まれてしまいます。富士山は3層構造になっているそうですが、ご存知だったでしょうか?伏流水はその間を長時間かけて流れてくるので、天然の浄水器のようになっているそうです。だから富士山から流れてきた水はおいしい。こういう話も興味深いですね。三島のうなぎについてよく講演をされているということで、さすがに面白いレクチャーでした。
元祖うなよしさんの調理場の隣にある、うなぎを活メする設備を見せてもらいました。うなぎは夜行性なので、こうやって桶を積み上げて暗くしています。数日間水にあてると、ドロを吐き出して、余分なアブラや臭みがとれるのだそうです。元祖うなよしさんでは、富士山の伏流水を井戸を掘って汲み上げ、活メに使用しています。
僕の担当は、1店目がうなぎ専門店で、2店目がうなぎの釜飯が有名な割烹。どちらも楽しみですが、問題は1店目と2店目の間の時間をどう過ごすかということ。とりあえず街をぶらぶらしてみたりしてみます。
街を歩いてみてすぐに気付くのが、川の多さです。とにかくあちこちに小川が流れています。散歩コースになっている川もいくつかありました。傍にあるポンプで川の水を汲みだすこともできたりして、いかにも「水の都」という風情です。
水飲み場もいくつか目にしました。観光客に三島のおいしい水を飲んでもらおうという取り組みも積極的になされているようです。三島はとにかく水がおいしいところです。この水であれば、うなぎだけでなく他の料理も期待できそうですね。
今回この企画に参加したブロガーさんは、東西で13人。東京は三島のうなぎ、関西は浜松のうなぎを食べに行きました。全員が昼夜、2店ずつ訪問しているので、三島と浜松の有名店はほぼ網羅されていると思います。
ブロガーさんたちの記事は、サントリーの特設ページから読むことができます。