ラーメン二郎フリークのことをジロリアンと呼びます。つきじろうさんからお誘いいただいたジロリアンオフ。参加者は、ジロリアンという言い方がなかった40年前から二郎に通っているという、まさに元祖ジロリアンともいうべき3人の方々。今でも現役で二郎を食べているというから驚きです。本店のおやじさんや各店の店主とも仲の良い方々ということで、貴重なお話をたくさん聞くことが出来ました。
jin-nさんとつきじろうさんのブログを通じての交流から、今回のようなオフ会が実現しました。更にjin-nさんが古くからのお友達を連れて来てくださいました。そのお友達というのが、すごい方々。JUNさんは、最近のラーメン二郎のポスターの多くを手掛けている方。「リアル駅前」とか「必殺行列仕分け人」とかの惹句を見て、どんな方が描いているのだろうと、以前から気になっていました。その作者の方と築地でお会いできるとは、思いもしませんでした。
もうお一人は、じくさん。じくさんと言えば、二郎好きには説明不要な超有名人です。ラーメン二郎の歴史を語る上で欠かせないのが、学生時代にじくさんが書いた有名なレポート 「二郎インタビュー」です。僕も ラーメン二郎 訪問記というブログのラーメン二郎ガイドの中で二郎インタビューをリンクしています。これが驚愕の内容。はじめて見たのは5年位前でしょうか。出店の経緯から二郎の作り方まで、ラーメン二郎三田本店のおやじさんが率直に語ってくれています。非常に貴重な情報が明かされた、唯一無二のインタビュー。そのインタビューの著者じくさんに、まさかお会いできる日が来るとは思いもしませんでした。しかも隣の席でずっとお話をうかがうことができるなんて!昔の二郎の話、最近のいろいろな話、おやじさんとの会話や二郎の材料についてまで、二郎談義は尽きません。
「二郎インタビュー」はテープで起こして書かれています。その取材テープがまだ手元にあるというから驚きです。数年前にデータに移したそうですが、このデータが欲しいのは僕だけではないでしょう。ちなみにおやじさんの喋っている声は、今と全く変わらないそうです。もう一つ驚きだったのは、インタビューは二郎だけではなかったという事実。僕が大好きな白山ラーメンにも取材に行かれたそうです。ラーメン二郎と白山ラーメン、自分が大好きな2大ラーメン店に取材に行かれていたとは。ちょっと嬉しくなりました。
料理はまず、突き出しの3品。河岸頭はこれだけで十分に飲めると、jin-nさんとつきじろうさん。戻りガツオとヤガラの刺身、生牡蛎など築地ならではの魚介が次々と出てきます。酒は雪の茅舎。僕はここにきたらいつもコレです。
二郎でおなじみのセリフ、「ニンニク入れますか?」。これはいつ頃使い始めたのでしょうか。「昔はそんなものなかったよ。おやじが手を差し出すだけだったからね。それで勝手にニンニク!とかアブラ!とか言ってただけなんだ」と38年間二郎を食べ続けているjin-nさん。ではいつ頃、誰が言い出したのでしょうか?「Sくんじゃねえかなあ。そんなこと言い出したの」。Sくんとは、昔のラーメン二郎三田本店の名物助手だった人物。今は、あるラーメン店の店主です。「なんでSさん、二郎出さなかったんですかね?」という僕の質問には、「そりゃ~、言えない話もあるからね」。どこの店もいろいろとあるものです。
刺身盛り、マグロのアゴ焼き、ゲンゲのフライなどなど、次から次へと出てきます。しかし相変わらず、すごいボリュームです。
最後は鯛めしにイクラ。お茶をもらって、かけて食べたりもしていました。僕も次はお茶漬けにしようか。これだけ飲んで食べて、すごいボリュームですが、1人7,000円くらいと非常にリーズナブル。このへんが人気の秘密なのでしょう。
最後につきじろうさんより、松茸が配られました。なんと太っ腹!つきじろうファンの美少女店員にいいところが見せたかったのでは・・とか、勘ぐってしまいます。。たぶんジロリアンの大先輩に対する最大級のお礼の表現が、やっちゃばの松茸となったのでしょう。僕は次の日、松茸ご飯にしておいしくいただきました。
jin-nさん、JUNさん、じくさん、貴重なお時間をありがとうございました!次は、できれば二郎でお会いしたいものです。今後ともよろしくお願いします。
河岸頭(かしがしら) 築地
■店名:刺身BAR 河岸頭 (かしがしら)
■住所:東京都中央区築地4-12-2 ライオンズマンション東銀座地下一階
■電話:03-3831-5009
■営業時間:Lunch Time 11:30~14:00、BAR Time 18:30~2:00
■定休日:日曜日
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