ル・マンジュ・トゥー 神楽坂 フレンチ

フレンチ
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ル・マンジュ・トゥー
昨年のクリスマスはミシュラン二つ星の「ル・マンジュ・トゥー」を訪問した。小さく控えめな店で、心のこもった料理を供する。クリスマスなのに7組しかとらないという姿勢には好感が持てた。今年は日本料理&ビストロにいったのだが、同じクリスマスでも印象はまた全然違う。それぞれの店の考え方やスタンスが出てくるのも、こういうイベントの特徴なのかもしれない。


ル・マンジュ・トゥーオーナーシェフの谷氏は、アルザスの三ツ星クロコディルなどで修業し、帰国後六本木オー・シザーブルなどでシェフを務めた。1994年、神楽坂にル・マンジュ・トゥーをオープン。ミシュランガイドで二つ星を獲得した。
自家製シャルキュトリー(バスク豚のサラミ・生ハム・ソーセージ)
自家製シャルキュトリー(バスク豚のサラミ・生ハム・ソーセージ)
函館産帆立貝の軽いムース トリュフソース
函館産帆立貝の軽いムース トリュフソース
ランド産フォアグラのテリーヌ
ランド産フォアグラのテリーヌ
オマール海老のムニエルとそのジュ
オマール海老のムニエルとそのジュ
ブルターニュ産うずら トリュフとうま味をとじ込めたキャベツ包
ブルターニュ産うずら トリュフとうま味をとじ込めたキャベツ包
店に入ると、谷シェフが笑顔で迎えてくれた。二つ星のフレンチにしては華美な豪華さはなく、どちらかというとビストロのように小ぢんまりとしている。店は広くはないが、席数が少ないのでゆったりとしている。店内は全体的に控えめな印象だ。
昨年は、12月23日~25日の3日間は1日7組(14名)限定のクリスマススペシャルメニュー(15,750円(税込・10%サービス料別))になっていた。1回転だけということで後のお客さんがいないので、時間を気にせず食事ができるのもいい。
考えてみれば、クリスマスや記念日の食事で、時間を気にしないといけないというのはちょっとさみしい。こんな日くらいゆっくり食事したいと思うけれども、お店からすると稼ぎ時のクリスマス。2回転くらいはしたいと思うのが普通だろう。それをたった7組限定にするというのは、なかなかできることじゃない。
函館産帆立貝の軽いムース トリュフソース、ランド産フォアグラのテリーヌ、オマール海老のムニエルとそのジュ、ブルターニュ産うずら トリュフとうま味をとじ込めたキャベツ包、鱈のポワレ 白子のソース、短角牛リブロースのロース。この値段でこれだけの料理が出せるというのはすごいことだ。
鱈のポワレ 白子のソースで
鱈のポワレ 白子のソースで
短角牛リブロースのロースト
短角牛リブロースのロースト
苺のエスプーマのカクテル
苺のエスプーマのカクテル
2011聖夜に贈るホワイトチョコレートケーキ
2011聖夜に贈るホワイトチョコレートケーキ
最後にクリスマスケーキがついているのいい。ル・マンジュ・トゥーは普通の日でも、ランチ5,800円、ディナー12,600円くらいでこのクラスの店にしてはかなり安い。この日出された料理のボリュームと食材の質を考えても、コスパはかなりいいと思う。あまりかしこまらずに気軽に普段使いしたい店だ。そうするとこの店のよさがもっとよく分かるような気がする。昨年から第1、3、5土曜日は震災復興支援ランチを提供し、売上の20%を義援金として被災地へお贈っているという。まずは土曜日出掛けてみるのもいいかもしれない。

■店名:ル・マンジュ・トゥー(Le mange-Tout)
■住所:東京都新宿区納戸町22
■電話:03-3268-5911
■営業時間:ランチ12:00~15:00(L.O13:00)、ディナー18:30~21:00(L.O)
■定休日:日曜日(祝祭日は営業)

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