青森県産和牛のローストビーフ
一昨年の奥入瀬で泊まったのは奥入瀬森のホテルという当時リニューアルしたばかりのホテルだった。八食市場で寿司を食べた後、八戸駅からバスに乗って1時間半かけて奥入瀬に移動した。森のホテルは奥入瀬渓谷近くの山側にあった。この辺りはいい温泉が出るところだ。
「森の中のスイーツ工房」のケーキ
ホテルに着くとほとんど吹雪のような状態だった。雪はたくさん積もっていて、とても奥入瀬渓谷を散策できるような状況ではない。雪がおさまってからホテルの周辺を少し歩いてみた。温泉地だからか、気温はかなり低かったが芯から冷えるというほどでもない。とはいえ雪が深いのでこれ以上外に出るのはやめて、ホテルで過ごすことにした。
1階のカフェラウンジはのんびりとした空気が漂っていて、居心地がいい。このラウンジのケーキは「森の中のスイーツ工房」というところが作っている。近くにガラス張りの部屋があるのだが、そこでケーキ作りを見ることができるらしい。このケーキはなかなかおいしかった。
朝食はバイキングだが野菜は地場のものを使用している。全体的に食にはこだわっているようだが、このホテルで特筆すべきは夕食だろう。ガーデンレストラン「La Brise(ラ ブリーズ)」でのディナーだ。
有機野菜のバーニャカウダ
陸奥湾産帆立の貝焼きバター醤油風味
海の幸のフラン ふのりのスープ
スズキのポアレ サフランソース
冷菜は有機野菜のバーニャカウダ、温菜は陸奥湾産帆立の貝焼きバター醤油風味、海の幸のフラン ふのりのスープ、魚料理はスズキのポアレ サフランソース、おしのぎに、うにのクリームリゾット、そしてメインの肉料理は青森県産和牛のローストビーフ。
地元青森県産牛のローストビーフは、きめ細かいサシの入った霜降り肉で、肉質がやわらかい。ソースはシェフ特製だそうでこれもまた肉によく合う。デザートは「奥入瀬の移りゆく輝き」と題された豪華なものだった。
うにのクリームリゾット
青森県産和牛のローストビーフ
デザート「奥入瀬の移りゆく輝き」
ワインはミュスカデ・セーブル エ・メーヌ・シュール・リーにした。ハーフもあるが、フルボトルは3,500円。辛口で魚ともよく合うワインだ。
森のホテルはレストランのレベルが高かった。雪深い時期だったこともあって、奥入瀬渓谷まで散策に出ることはできなかったが、ホテルの温泉にはかなり満足した。
■店名:奥入瀬 森のホテル
■住所:青森県十和田市大字法量字焼山36-20
■電話:0176-70-5000
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