登美の丘ワイナリー見学の後はイタリアンレストラン「カンパーナ」に移動して食事会が開かれた。日本ワインコンクール金賞受賞ワインとそれに合う料理とのマリアージュを楽しむためだ。
店に来て最初に驚いたのは、広大な英国式庭園の存在だ。椅子やテーブルだけでなく、石やレンガまですべての物をコンテナ船でイギリスから運んできたという。とにかくすごいこだわりがある店のようだ。当然料理にもこだわっていて、野菜や果物やお米は自社農園で栽培しているそうだ。
この店のシェフは、ローマを中心にイタリア各地で7年間修業したという畑田氏。サントリー登美の丘ワイナリーのレストラン「ワインテラス」の元料理長でもある。登美の丘ワイナリーのワインに合う料理を作ることに関して、この方の右に出る人はいないはずだ。
ワインはもちろん、サントリー登美の丘ワイナリーで飲んだ、日本ワインコンクール2015金賞受賞ワイン。ロゼワイン部門最高賞と金賞をダブル受賞した「登美の丘ワイナリー メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ 2013」、金賞を受賞したサントリージャパンプレミアム「津軽シャルドネ 2013」、「塩尻メルロ 2011」、「岩垂原メルロ 2012」の4種類だ。
登美の丘ワイナリーでは、テイスティングでワインだけ飲んだけど、料理と合わせるとどんな感じなのだろうか。畑田シェフの料理も楽しみだ。
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甲斐サーモンのマリネ ハーブサラダ仕立て
津軽シャルドネ 2013
海の幸とポルチーニ茸の自家製タリオリーニ
フォアグラのソテーと塩尻メルロ 2011
海の幸とポルチーニ茸の自家製タリオリーニ
メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ 2013
ワインのイベントだけど、まずは「ザ・プレミアム・モルツ」で乾杯。やはり一杯目に飲むプレモルは安定感がある。そのおかげか、なんとなく場も和んでいい感じの楽しい雰囲気だ。最初に出てきた料理は、「甲斐サーモンのマリネ ハーブサラダ仕立て」。綺麗に敷き詰められた甲斐サーモンの上にハーブサラダが乗っている。最初の一品がこれだと、ものすごく期待感が膨らんでしまう。この料理にはやはり、白ワイン「津軽シャルドネ 2013」を合わせる。
甲州牛リブロースのグリル 赤ワインソースとロックフォールソース
岩垂原メルロ 2012
本日のデザート盛り合わせ
「フォアグラのソテー 武川米のリゾット添え マルサラソース」。これは赤ワイン「塩尻メルロ 2011」。「海の幸とポルチーニ茸の自家製タリオリーニ」には、白ワインも合いそうだけど、ロゼワイン「メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ 2013」。ロゼワインは、日本では甘ったるいのが多くてあんまりいい印象はなかったが、このロゼワインは辛口だからいろいろな料理に合わせやすい。
フランスでは、赤ワインの次にロゼワインが飲まれている。なんと白ワインよりも人気だというから驚いた。幅広い料理によく合うし、夏にも好んで飲まれるそうだ。
「甲州牛リブロースのグリル 赤ワインソースとロックフォールソース」には、もちろん赤ワイン。「岩垂原メルロ 2012」を合わせることにした。
英国式庭園。すべてをコンテナ船でイギリスから運んできたという
登美の丘ワイナリーの渡辺所長は食事会まで同席されていた。僕は所長のちょうど目の前の席だったので、いろいろなお話を聞くことができた。僕もいくつか質問をさせてもらって、「他社の作った登美のブドウを使ったワインの印象は?」とか、「お勧めのワインの飲み方は?」とかそんなことをいくつか聞いてみた。
ちなみにお勧めの飲み方は、開けた当日と2日目と3日目と、時間をずらして飲み比べてみる。そうすると、刻々と変わっていく味わいがよく分かる。ということだった。今度やってみよう。
最後に貴重なワインをいただいた。サントリー登美の丘100周年記念に新発売された「登美 レゼルヴ スペシャル」。世界的にもビッグヴィンテージと言われている1997年のワインだ。これがまた旨すぎてびっくり。結局また登美にやられてしまった。
でもびっくりといえば、一番の驚きはロゼワインだった。登美の丘ワイナリーでテイスティングした時には、「やっぱり登美の丘は赤ワインがうまいな」とか思ったけど、料理と合わせるとロゼが圧倒的にうまくなった。料理もワインもうまくなるという相乗効果。そういうことはよく言われるけども、これほどわかりやすく好転することってあまりないんじゃないかと思う。気になる方はAmazonで購入してみてください。
■店名:イタリアンレストラン カンパーナ
■住所:山梨県甲斐市下今井2446
■電話:0551-20-0072