立石も満喫したところで、伝説の焼き師は肉が喰いたくなってきた(たぶん)。「おーし、万世いくで!」。万世というのは、「肉の万世 秋葉原本店」のことである。立石から車で30分かかる。早めの集合だったのでまだ21時だが、「こんな時間から肉かあ」とも思う。でも、「あげアゲパーコーうまいで」とか「牛筋おろしポン酢最高やで」とか、「〆はカツサンドやろ」とか言われると、俄然いく気になるのであった。
肉の万世本店は地下1階から10階まですべて万世の直営店。店頭の看板には「MEAT BUILDING」の文字が。日本中でMEAT BUILDINGと言えるのは、このビルくらいじゃないだろうか。まさに肉の聖地。今回は地下1階の「呉越同舟(ごえつどうしゅう)」に行くことになった。呉越同舟は生ビールが自慢のビヤホールで、あげアゲパーコーとか牛筋おろしポン酢もうまいけど、特筆すべきは目の前で肉塊をカットしてくれる「国産牛ローストビーフ」だろう。
お土産には「万かつサンド」がいい。ロースかつを2枚使用した「弐万かつサンド」というのもある。これはボリュームがすごいらしい。
飲み物はいつものようにプレミアム・モルツから。立石のビールは、あの場所ではあれでいいのだが、何かずっと物足りなさはあった。万世に来てようやくいつもの生ビールが飲むことができて、ものすごくホッとした。
ビールの後はハイボールに移行するのがいつものコース。まずは角ハイボール。万世は生ビールも上手だが、ハイボールもかなりうまい。料理は、肉は他の店とは違うクオリティだし、サイドメニューもチェーンの居酒屋とは一線を画すレベル。小さな店でいいから、駅前に展開してくれないかなあと思う。牛すじ、あげパーコー、ローストビーフ、万かつサンドなどなど、看板メニューが揃っていて、特に肉メニューのレベルは高いので、需要はあると思うのだが。
牛筋おろしポン酢
あげアゲパーコー
国産牛ローストビーフ
万かつサンド
■店名:肉の万世 本店 呉越同舟
■住所:東京都千代田区神田須田町2-21
■電話:03-5294-1220