「ビーフシチュー」(2,200円)
新型コロナの影響でしばらくは過去記事です。コロナ禍で外食もはばかられる世の中だが、こういう時こそ自分が好きな店は応援しておきたい。巣鴨の「フランス亭」はとても明るいご夫婦の店だ。土曜日の夕方、店の前を通り掛かると、店内はうす暗いもののご主人の姿が見えた。まだ開店時間には早いと思い、念のため「何時からですか?」と聞くと、「もういいですよ。18時からですよ」とのこと。平日は17時開店で、土曜日は18時開店のようだ。
この店はエビの「マカロニグラタン」がとても評判がいい。僕はお昼ばかり行っているので、夜にしか出していないこのメニューは未食だった。それでわざわざマカロニグラタンを食べに訪れたのだった。
「マカロニグラタン(エビ)」(1,200円)
「ビール」(600円)
まずは「ロースハム・サラミ盛合せ」(1,100円)を注文。ご主人がやってきて、「ロースハムとチーズになりますがよろしいですか?」。もちろん快諾した。「じゃ、これね」と言って、アンパンマンのフォークとスプーンのセットを置いていく。「あ、いらない?これじゃない方がいい?」と言ってすぐに下げて新しいセットを出してくれるのだが、いつも細かいボケを忘れない。その後も、わざと間違えてアンパンマンセットを置いていくなど、お客さんを楽しませようとするサービス精神がすごい。ちなみに奥様も底抜けに明るくて、いろいろと話し掛けてくれる。
飲み物は「ビール」(600円)。これは瓶ビールだ。それから「ワイン」(440円)の赤と白をお願いした。
お目当ての「マカロニグラタン(エビ)」(1,200円)と「ビーフシチュー」(2,200円)を注文。マカロニグラタンがうまいのはもちろんのこと、その感動が消し飛ぶほどにビーフシチューが最高だった。たまらず赤ワインを追加して、余韻に浸る。最後にオムライスで〆ることにした。
ロースハム・チーズ盛合せ
オムライス。玉ねぎ、マッシュルーム、ハムが入っていて、バターがきいている。
途中から入ってきたお客さんは、子供のころからの顔なじみのようで、カウンター席に座って奥さんを相手に話をしている。どうやら結婚の報告に来たようだ。こんないい店に子供の頃から通っているというのは羨ましいことだ。また、結婚の報告に来るほどに、ご夫婦には良くしてもらっているのだと思う。地域に愛される店というのは、こういう店のことを言うのだろう。