萬屋おかげさん 四ツ谷

居酒屋

「そろそろ飲みに行きたいですね。どこ行きましょうか?」。時々飲みに連れて行ってくれる岡部さんからお誘いがきました。行きたい店があって集まる時は簡単ですが、店から決めるのは大変。それでも「あーでもない、こーでもない」と店選びができるのは、僕は結構好きです。
いろんな店の名前が出たものの、決まるときにはすぐに決まるもの。「最近気になっている店があるんだけど、そこにする?」ということで、岡部さんが気になっていた四谷の「萬屋おかげさん」になりました。
08082101.JPG
まずは!茶豆
萬屋おかげさんは四谷駅から歩いて10分くらいのところにあります。大通り沿いですが、お店は結構見つけづらい。HPにお店近くの写真が出ていたので、僕はそれを頼りに向かいます。地下に向かう階段を下りて入口を開けると、急に活気のある酒場が現れました。店内は狭いながらも、多くのお客さんでギッシリと詰まっている印象。みんな静かに飲んでいますが、異様な活気に包まれています。奥の方に岡部さんを発見。まさぴさん、romyさんと一緒に酒飲み4人で飲み始めます。
まずは舞浜地ビール工房「HARVESTMOON」で乾杯。メニューの「愛すべき定番たち」に出ている「まずは!茶豆」(400円)を注文。これ、なかなかうまいです。続いてハツ焦がし醤油焼き(600円)、マグロなかおち生姜焼きなどを注文します。
08082102.JPG
ハツ焦がし醤油焼き
08082103.JPG
マグロなかおち生姜焼き
萬屋おかげさんは、珍しい日本酒が豊富に揃っています。このメンバーでビールばかり飲んでいるわけはないので、早速日本酒に切り替えます。まずはお猪口選びから。カゴの中から好きなものを選びます。
08082104.JPG
08082108.JPG
十四代 酒未来
08082109.JPG
来福 愛山
十四代のちょっと珍しいものがあったので、僕はこれにします。高木酒造が自ら開発した「酒未来」という米を使用したもの。十四代(山形)は800円からあり、毎月数種入れ替わるそうです。続いて、僕の好きな米「愛山」を使用した「来福」を発見。十四代の愛山があればよかったんですが、これもかなりうまい酒でした。その他みなさんは、奈良萬(福島)特別純米生原酒中垂れ(1合750円、グラス450円)などを飲んでいたようです。仕込み水は「夢心」でした。
08082105.JPG
08082106.JPG
秋刀魚の刺身肝合え
08082107.JPG
鰹わらあぶり刺
料理でよかったのは、刺身の盛り合わせです。どれもこれも一工夫されたものばかり。やはり日本酒に合うように手が加えられているようです。「秋刀魚の刺身肝合え」は脂ののった秋刀魚に肝を合えた酒飲みにはたまらない一品。「鰹わらあぶり刺」は藁炙りの香りがいい。4種盛り合わせは、コチラによると、五島の「活〆いさき刺身」、厚岸の初物「秋刀魚の刺身肝合え」、気仙沼の「鰹わらあぶり刺」、常盤「真子鰈刺身」。
08082110.JPG
塩だけの贅沢なおにぎり
最後に注文したのは、「塩だけの贅沢なおにぎり(小笠原自然海塩)」 (1ケ 200円)。小笠原自然海塩を使用した塩だけのおにぎりです。中に空気を含んだ絶妙な握り加減はまさに神業。これほどうまいおにぎりを食べたのは初めてでした。これは萬屋おかげさんに来たら必ず食べて帰るべきです。萬屋おかげさんは相当ハイレベルな居酒屋ですね。酒は面白いし、料理は手が掛かっているものばかり。そして店内の雰囲気もいい。こじんまりと一体感があって、居心地のいい店でした。
あと、すごく好感が持てたのがコチラのブログ。お店がこういうものをいつも書いてくれると、また行きたくなってきます。ブログを見てネタを指定するのも面白いかもしれません。
■住所:東京都新宿区四谷2-10松本館B1階
■電話:03-3355-8100
■営業時間:18:00~22:30
■定休日:日曜・祝日・月曜

大きな地図で見る

タイトルとURLをコピーしました