日ごろ食べ歩く中で、特に印象に残る店というのがあります。どこにも負けない「何か」がある店。下北沢の「とぶさかな」もその一つです。はじめての訪問で焼き魚の旨さに感動しました。その時の店舗は「帰ってきた とぶさかな」になっています。その向かいに新しくできた「とぶさかな本店」。かなり大きな店です。ここ数年忙しくて、お会いしたい方にもなかなか会えずにいました。ももパパさんにお会いするのも数年ぶり。酒飲み同士、再会するにはそれなりの居酒屋がいいということで、この店にしました。
まず予約時に刺盛りを人数分注文します。1人前1,000円。さすがに質が高く、コスパもまずます。生がき(2ケ)580円を注文。これは赤穂産だそうです。焼きそら豆780円もつまむにはちょうどいい。メニューが巻物のように長いのも変わっていません。松葉がに6,980円、のどぐろ焼き3,680円など。この値段ではちょっと手が出ません。こんなに高い店だったかな。と思って、昔のメニューを調べてみると、生がきは(2ケ)400円、のどぐろ焼きは3,580円。前回訪問は2年以上前なので、値段はほぼ変わらずというところでしょうか。
めばる焼き1,380円、さつまいもとほたて貝のコロッケ(2ケ)700円などを注文。バッテラ寿司(4カン)880円は、すぐになくなる人気メニューだそうです。入店時に「今なら人数分ありますよ」と勧められたので、最後に出してもらうことにしました。サバがすごい肉厚で旨い。これはとぶさかなに来たら絶対に食べておくべきです。
酒はもちろん燗酒。王禄(小550円、大1,100円)などを飲みます。小は一合弱、大は小の倍の量。大で注文して、みんなで飲むことにしました。而今(小880円、大1,760円)をぬる燗で頼んだのですが、店員さんが戻ってきて、「お燗にできません」と言います。「何故ですか?」「生酒は燗にできません」。こういうやり取りもちょっと残念でした。詳しくは「くにろぐ」の生酒を燗にするということ。を見てください。以前厳しく鍛えられていたお兄さんは、店を任されるまでになったようです。その代わり本店が大箱になりました。質は高いけれども、値段も高い。僕の中では「特に印象に残る店」ではなくなってしまいました。
※ご一緒したももパパさんのブログはコチラです。
■店名:とぶさかな
■住所:東京都世田谷区北沢2-15-5
■電話:03-3414-6611
■営業時間:17:30~24:00
■定休日:水曜日
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