サントリーのトリスハイボール企画で訪問した、神田 炎麻堂。辛いもの、香ばしいものをテーマとした創作四川ダイニングです。神田駅近くに目立たないように、ひっそりと佇む店。場所柄サラリーマンばかりかと思いきや、どちらかと言うと、この店のよさを知っている人たちがコッソリと楽しんでいる様子。知る人ぞ知る店という感じで、会社飲みの雰囲気ではないようです。2階は宴会もできるようですが、うまいもの好きな仲間が集まって飲んでいるという印象。辛いものとトリスハイボールの相性は抜群。こういう店は期待できます。
まずは名物の四川麻婆豆腐。辛さが1カラ~5カラまで選べます。炎麻堂の標準的な辛さという、2カラ(中辛)を注文。これでも十分辛いですね。四川麻婆豆腐はほとんどのお客さんが注文するようで、僕がいる間もずっと注文が入っていました。人気は3カラ(辛口)でしょうか。4カラ(大辛)5カラ(激辛)になるとかなり辛くなりますが、「当店は食べられない辛さは提供しておりません」とメニューにも書かれている通り、これはチャレンジメニューではありません。熱々まま出てきて、しばらくグツグツと沸騰しています。麻婆豆腐をほお張りながら、トリスハイボールをひと口。この瞬間がたまりません。
辛いのをもう1品頼みたい。メニューには辛そうなメニューが並んでいて迷います。次は牛肉の四川風煮込みにしました。油と辛味が調和した旨辛な一品。トリスハイボールが進みます。総じて料理のレベルは高いですね。カウンターで調理の様子をずっと見ていました。キッチリと丁寧に手早く作る様子を見ていると、この人が作る料理が不味いわけがないと、そんな気がしてきます。料理は人です。レシピ云々ではなく、誰がどういう気持ちで作っているかというのは大切ですね。忙しい中、接客も丁寧に対応されていて、非常に好感が持てました。
メニューを見ながら気になっていた、さくさく餃子も注文。味がついているので、何もつけずにそのまま食べます。クワイが入っていてシャキシャキとした食感がおもしろい。これはかなりおいしい。炎麻堂に来たらこの餃子は必ず食べておくべきだと思います。餃子とトリスハイボールは最高の組合せですね。改めて実感しました。
炎麻堂サラダはゴマドレッシング。辛いものがメインのお店では、辛さを和らげてくれるサラダは重要な存在です。組み合わせもよく考えられていて、完成度が高いサラダです。
神田駅周辺には、魅力的な居酒屋が多くあります。炎麻堂神田店もそんな店の一つ。トリスハイボールという辛味によく合うお酒を得て、今後注目度が増すのではないでしょうか。
神田 居酒屋 炎麻堂
東京都千代田区鍛冶町2-8-2
03-3526-7788
神田 居酒屋特集
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