今日はスペイサイドの樽工場、SPEYSIDE COOPERAGEです。ついにやって来ましたあこがれのスペイサイド!樽を作るだけの専門の工場があるというのも、いかにもスペイサイドという感じがします。それだけ樽の消費量も多いということでしょう。
SPEYSIDE COOPERAGEのビジターセンターでは樽の作り方などをビデオやパネルで学ぶことが出来ます。
ガラス越しに下階の工場を見ることが出来ます。一番手前の作業は樽に金属の輪をはめ込んでいるところ。ばらばらの木の板をまとめて一つの樽に仕上げていきます。
これが「チャー」という行程。「チャー」とは「こがす」 という意味で、樽の内側を炎で焼く作業のことです。
こちらはサントリーの鏡板だそうです。鏡板は樽の上ふたの部分のこと。ここではスペイサイドだけでなく世界中の樽を作っているんですね。
材料となる樽の廃材がきちんと分解されています。ここに来てよかったと思えるのは、木の大切さを学ぶことができるということ。樽の材料はオークなどの木材ですが、ウイスキーはその貴重な資源を何度も再利用します。こういった工場や蒸留所で繰り返し教わるのは木材の大切さ。如何に資源を大切に使い、木を育てていくかということがこの業界の大きなテーマとなっています。
工場見学の後はこちらのお土産やさんに向かいます。ここでしか売っていないレアなお土産物がたくさんあって、どれを買おうか目移りしてしまいます。
こちらはSPEYSIDE COOPERAGE の60周年記念モデル。電子レンジで火入れしたアメリカンホワイトオークの樽で熟成した限定品です。これは今後価値が上がる珍しいウイスキーだということで、僕もお土産に購入しました。
併設されている喫茶。何もかもが樽でできています。面白いデザインですね。
庭がとてもキレイなのでできればテラス席でお茶をしたいものです。
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