2009年12月16日

ビストロ ブノワ 青山 新メニュー試食

青山のビストロブノワは、11月にメニューと価格の改定を行った。今回の改定では、パリのブノワ本店と同様のメニューを導入し、よりビストロらしくするという。ブノワは質の高い料理を出すビストロとして人気だが、もっと気軽に利用できる店になるという選択肢もあるとは思う。僕はその方がありがたい。そんな中、ブノワの方から、新メニューを食べにきて欲しいというメールをいただいた。これは願ってもないチャンスだ。ブノワの本店はパリで最も古いビストロ。本場のメニューとは、どんなものなのだろうか。

サバのマリネ

“コルベール”鴨のテリーヌ

野菜と豚バラ肉のココット仕立て
ブノワには何度か足を運んでいるが、最近はフードフランス関係ばかりだった。ブノワの料理は小島景氏がシェフに就任した時の、オープニングレセプション以来だ。その時はまだバタバタとしていて、小島シェフの思い通りの料理が出せていないような気がした。あれから1年、どのように変わったのだろうか。小島シェフといえば、モナコのルイ・キャーンズでスーシェフを努めた人物。あのアラン・デュカスが史上最年少でミシュランの三つ星を獲得した店だ。

新しいメニューは3コース。本日のディナーメニューは、前菜+メイン+コーヒーで、3,600円。プリフィックスメニューは、それにデザートが加わり、更に前菜は5種類、メインは4種類の中から選ぶことができる。プリフィックスは、前菜が1品の5,800円と、2品の6,800円の2種類ある。価格はかなりリーズナブルになったようだ。ワインもグラスで650円~、ボトルワインが2,900円~と安くてお得感のあるラインナップ。よりビストロっぽいメニューにするという意図は十分に感じられる。

前菜が2品選べる6,800円のメニューにした。まずは前菜。僕は“コルベール”鴨のテリーヌと、野菜と豚バラ肉のココット仕立て。同行者はサバのマリネ マスタード風味をチョイス。鴨はシャラン産コルベール鴨(青首鴨)。さっぱりとしておいしい。カリカリのパンが付くのだが、このパンもなかなかうまい。付け合せの焼きリンゴもいい。これはタルトタタンのイメージだそうだ。野菜と豚バラ肉のココット仕立ては、豚肉は少しで野菜がメインの皿だ。鎌倉野菜はブタのソースと絡めて食べると、うまい。

この野菜は小島景シェフが市場で買ってきたものだ。小島シェフは毎朝、鎌倉の市場で野菜を買って、店まで電車で運んでいるという。メインの食材は自分の目で見て、納得のいくものを使いたいということなのだろう。それを毎日続けるのは大変なことだ。そういえばデュカス氏も鎌倉の野菜はいいと以前スピーチで言っていた。カブもセロリもうまいし、ニンジンも甘味が豊富。温かい洋ナシもいい。適度な脂身とソースの甘辛さもいい具合。完成度の高い料理だ。

スズキのソテー

帆立貝のグルノーブル風とクルジュ

洋ナシのコンポート
メインはスズキのソテーとフヌイユのコンフィ ソース ベアルネーズ。これは+500円で注文できる。同行者は、帆立貝のグルノーブル風とクルジュ。スズキのポワレ、アンディーブとアニス(ういきょう)。ベアルネソースは、卵黄を使ったマヨネーズに似たソース。古典料理を代表するソースだ。ちょっと酸味があって、うまい。

帆立貝のグルノーブル風とクルジュも味見させてもらった。クルジュは、クルジェット(ズッキーニ)を摘まずに成長させたもの。そのまま伸ばしていくと、色も味も変わっていくそうだ。これはルイ・キャーンズには欠かせない食材となっている。かぼちゃとズッキーニの間のような味で非常にうまい。小島シェフは鎌倉の農家から仕入れているそうだ。

デザートは7種類から選ぶことができる。洋ナシのコンポート “ベルエレーヌ”にした。半分に切ったガラスのボウルのような器に入れられ、周りに温かいチョコレートソースをかけてもらう。食べ進むと全体が混ざってきて、温かいチョコと、冷たいバニラアイス、生クリームなどが合わさり不思議な感覚になる。チョコは苦めで、甘いのは洋ナシだけ。甘さ控えめのデザートだ。チョコの存在感が抜群でインパクトがある。これはすごく満足感があった。

ビストロ ブノワ
スコットランドに行った時、どの店もメニューは前菜とメインとデザートというシンプルな構成だった。ナイフとフォークを気軽に使う感覚がなんともいい。日本でナイフとフォークを使うのは、かしこまった店ばかり。日本でも力の抜けた感じで食べれるビストロはないだろうか。気軽に使えて、料理の質が高く、でも値段はそこそこという、普段使いできるビストロが欲しかった。ブノワは今回のメニューと価格の改定で、よりビストロらしい店に生まれ変わった。僕のイメージしていたビストロに近い形だ。

品数は少ないがボリュームは十分。さっぱりと食べることができて、しかも満腹になった。食後感は最高だ。最近フレンチを食べると、肉でもたれたり、デザートでだるくなるようなことが多かった。ブノワの料理は、適度な量と控えめな調理で、日本人の口に合っているように思う。

帰ろうとして階段で振り返ると、遅い時間なのにまだお客さんがいっぱい残っていた。ずいぶん会話が盛り上がっているようで、誰も帰ろうとしない。ざわついた店内は居心地がいいし、サービスも気さくでとても楽しい。長居してしまうのも分かる気がした。ブノワはいい店になってきた。価格も下がってリーズナブルになったし、今後は気軽に使えるビストロとして活躍しそうだ。

■店名:ビストロ ブノワ(BENOIT)
■住所:東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 10F
■電話:03-6419-4181
■営業時間:11:30~16:30(L.O14:30)、17:30 ~23:30(L.O21:30)
■定休日:無休

東京都渋谷区神宮前5-51-8

2008年12月03日

ブノワ (BENOIT) 青山 営業再開!

★ブノワ3周年&復活記念!(12/4 営業再開)

★フードジャーナリスト会議2周年!

★フードジャーナリスト会議デュカス氏登場1周年!

ということで、トリプルにめでたいFJ会議忘年会に参加してきました!

アラン・デュカス氏プロデュースのBENOIT(ブノワ)が営業再開しました!オーナー会社の倒産により突然閉店したのは今年8月。昨年ミシュランで一つ星を獲得した店だけに復活を心待ちにしていたファンも多かったと思います。当然今年もミシュラン掲載候補でしたが一時閉店していたので掲載は辞退したそうです。

そのブノワが12月4日から営業を再開します!ということで、わぐりたかしさん率いるフードジャーナリスト会議の忘年会と合わせてブノワ復活を祝う食事会に参加してきました。

08120101.JPG
ブノワは力を入れているレストランということで、アラン・デュカスさんも急遽駆けつけてくれました。

08120102.JPG
ブノワはラ・ポルト青山の10~11Fに店を構えています。まずは10階でアペリティフ&懇親タイム。その後11階に上がってコースを楽しみます。

08120103.JPG
乾杯のご挨拶は横川潤さん。「会いたいと思った人に会える」という珍しい特技を持つ横川さん。デュカスさんにはじめて会ったのは寿司屋でうわさ話してる時に隣にいた!という持ちネタを披露してくれました。でもこれは実話なのでご本人はかなりビックリだったはず。

アラン・デュカス氏はじめ、デュカス氏が「世界で最も私の料理哲学を理解し実践する日本人シェフ」と認めるブノワの小島景(ケイ・コジマ)シェフ、アールアバウト「フレンチ」ガイドの嶋啓祐さん、そして乾杯のご挨拶は横川潤さんという豪華な面々。(他にも著名人がたくさん来てました。僕と同じテーブルにも築地王さん、大崎さん、柳生九兵衛さん、小谷あゆみさん、ヒロキエさんなどなど)

50人限定のディナーということでかなりの狭き門でしたが、多くの著名人に囲まれてなぜか僕も参加させてもらいました。わぐりたかしさんありがとうございます!(リンクは『ミシュランガイド東京2009消えた星の数だけドラマがあった!』)

08120104.JPG
アミューズ・ブッシュ ピサラディエール

08120105.JPG
鶏とフォアグラのドディーヌ 野菜のフォンダン
鶏肉とフォアグラをうまい具合にまとめています。隣に座った女性が「これって鶏肉なんだ~、普通豚肉ですよね?」って、それはチャーシューです。見た目は似てるけど、こんなうまいチャーシューは食べたことないはず。フォアグラと鶏肉の食感のバランスが絶妙です。

08120106.JPG
みなさん席を立って挨拶したり、紹介し合ったりで大忙し。お喋りしながらガツガツ食べてたのは我々くらいだったかもしれません。

08120107.JPG
平目のロースト タコ 小イカ アサリ アーティーテョーク ソースピストゥ
平目うまいですねぇ。回りに散りばめられた魚介類も緑のソースをつけると格段にうまくなります。

08120108.JPG
サーロインのポアレ ソースボルドレース
これはちょっと若い人向きかも。脂身のおいしさはいいんだけど、後半ちょっともたれそうになります。

08120109.JPG
ラーメンの大崎さんとアナウンサーの小谷あゆみさん。同じテーブルにも著名人がズラリ。

08120110.JPG
チョコレートとキャラメルのブノワ風フルールドセルと牛乳のアイスクリーム
このチョコレートはおいしい。どうやって食べるのか良く分からず、アイスクリームは別にして食べました。チョコが甘めなので時々アイスを食べるとちょうどいい。

08120111.JPG
大崎さんと築地王さん。お二人とも以前から交流があって、うちのサイドバーにもリンクさせてもらってます。

08120112.JPG

08120113.JPG
この時期、ミシュランに掲載された店は軒並み予約が取りづらくなってます。ブノワは今年はミシュランをお断りしたそうですが、当然掲載候補でした。しかもアラン・デュカス氏が力を入れている店だけに実力は折り紙つき。それが突然の閉店&営業再開ということで、今まさに穴場中の穴場となってます。12月4日から営業再開なので少しの間は予約も取りやすいのかもしれません。




今回ご一緒した、野菜をつくるアナウンサー!

小谷あゆみさんのブログは・・



コチラ!




■店名:レストラン・ブノワ (BENOIT)
■住所:東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 11F
■電話:03-6419-4181
■営業時間:11:30~14:30、17:30~21:30
■定休日:無休

東京都渋谷区神宮前5-51-8

2008年07月22日

ピエール・ガニエール・ア・東京 (PIERRE GAGNAIRE a Tokyo) 青山

昨年僕の中では圧倒的NO.1だった店「ピエール・ガニエール・ア・東京」。年に数回2週間ほど来日しているピエール・ガニエール氏がお店にいる日を狙って予約してみました。この店がミシュランで3つ星取れなかったのは今でも不思議です。

07073101.JPG
スズキの皮付きポワレ 

07073102.JPG
果実を浮かべたブイヨンとフォアグラのソテー

07073103.JPG
鴨の砂肝とフランス産ジロール茸
 
昨年の「夏のメニュー」です。ガニエール氏は四季に合わせて来日して季節のメニューを作ります。来日中は基本的にずっと厨房に立つそうで、各席にも挨拶にまわっていました。この時期は厨房もピリピリしているそうで、お店の方に聞くとこの日もお昼休みにスタッフを集めて「今からフォークはこうだ!」と右を向いていたフォークを左に向けたそうです。「直感なんですよね~」と店員さんも困っていましたが、全てをコントロールしようとするところがガニエールのすごさ。そして自分の直感を信じているということでしょう。店員さんもこんな話をするくらいにフランクな接客の店で、高級店とは思えないほどのんびり食事のできる雰囲気がいいですねぇ。

07073105.JPG
ここからは怒涛のデザート。食べ切れないほど大量に運ばれてきます。こちらは丸いチョコを噛むと中から水のようなものがはじけます。この食感には驚きました。

07073104.JPG

07073106.JPG
とにかく大量のアミューズから始まって、追突事故のような衝撃の皿の数々。そして食べきれないほどのデザートが次々と運ばれてくる。この驚きと感動。料理の圧倒的な存在感と楽しさ。これが3つ星でなくてどの店が3つ星だというのか。実際、3つ星フレンチにも行きましたが、到底ガニエールには及ばないものでした。

ガニエールのすごいところは、1年経った今でも全ての料理を鮮明に思い出せるところ。そして東京らしく、醤油や酢をうまく使っているのも印象的でした。強い味同士、強い香り同士をあえてぶつけてバランスする手法の巧みさには舌を巻くほどです。高級店だから高いけれども、この内容であれば安く思えてしまう。できれば年に1度は食べに行きたいと思います。

■店名:ピエール・ガニエール・ア・東京 (PIERRE GAGNAIRE a Tokyo)
■住所:東京都港区南青山5-3-2青山スクウェア4F/RF
■電話:03-5466-6800
■最寄駅:地下鉄 銀座駅 徒歩5分
■営業時間:11:30~14:00/18:00~21:30
■定休日:日曜・祝祭日、夏季・年始各1週間
■コース:ランチ 5,800円、7,350円、10,000円/ディナー 17,000円、23,000円(税込)
■特記:サービス料:12%、デイナータイムの男性はジャケット着用(夏季も)

東京都港区南青山5-3-2

2007年08月11日

上総屋 眞吉(カズサヤ シンキチ) 原宿

マイミクさんと「上総屋 眞吉」に行ってきました。築地の仲卸&経堂の魚屋「魚真」が経営するお店と言うことで、いいお魚を安く食べることが出来ます。

ほんとうは「辛い中華でも食べませんか?」とのお誘いで原宿のお目当てのお店に向かったのですが、そこは予約で満席。しかたなく原宿を歩きつつ最終的には「眞吉」に行くことに。ここも満席で、席が空くまで待つことになりました。

07081001.jpg
こんな感じの雰囲気です。写真手前に写っている外の席が空いたのでこの日はここにしましたが、外は暑いですね。酔っ払ってグダグダ言いながら飲んでました。

07081002.jpg

07081003.jpg
刺身盛合せ(2人前)1,500円。脂のノリがいいですね。赤身の味の濃さもよし。

07081004.jpg
あら煮100円。安いですね。これ小さいんですけど、それでもこの味で100円はお得。眞吉名物なんだそうです。

07081005.jpg
エボダイ塩焼(2尾)400円。小さめが2尾。

07081006.jpg
梅なんこつ300円。

酒は、酔鯨(スイゲイ)(高知・特別純米・松山三井)600円、刈穂(カリホ)(秋田・純米・秋の精)550円、七田(シチダ)(佐賀・純米・山田錦)650円など。ぐい飲みです。

1杯目は焼酎にしました。珍しいものありますか?と聞くと、「明るい農村」の「農家の嫁」というのがありました。

酒も肴もかなり種類があります。関連店はすし屋が3店舗、居酒屋が5店ほどあるようです。

【お店データ】
■HP:Yahoo!グルメ
■住所:東京都渋谷区神宮前2-19-16 HT神宮前ビル 1F
■電話:03-3401-3917
■最寄駅:JR原宿駅 徒歩15分
■営業時間:16:00~24:00
■定休日:無休
※お店に確認していませんので、間違っている可能性があります。

東京都渋谷区神宮前2-19-16

上総屋 眞吉(カズサヤ シンキチ) 原宿

マイミクさんと「上総屋 眞吉」に行ってきました。築地の仲卸&経堂の魚屋「魚真」が経営するお店と言うことで、いいお魚を安く食べることが出来ます。

ほんとうは「辛い中華でも食べませんか?」とのお誘いで原宿のお目当てのお店に向かったのですが、そこは予約で満席。しかたなく原宿を歩きつつ最終的には「眞吉」に行くことに。ここも満席で、席が空くまで待つことになりました。

07081001.jpg
こんな感じの雰囲気です。写真手前に写っている外の席が空いたのでこの日はここにしましたが、外は暑いですね。酔っ払ってグダグダ言いながら飲んでました。

07081002.jpg

07081003.jpg
刺身盛合せ(2人前)1,500円。脂のノリがいいですね。赤身の味の濃さもよし。

07081004.jpg
あら煮100円。安いですね。これ小さいんですけど、それでもこの味で100円はお得。眞吉名物なんだそうです。

07081005.jpg
エボダイ塩焼(2尾)400円。小さめが2尾。

07081006.jpg
梅なんこつ300円。

酒は、酔鯨(スイゲイ)(高知・特別純米・松山三井)600円、刈穂(カリホ)(秋田・純米・秋の精)550円、七田(シチダ)(佐賀・純米・山田錦)650円など。ぐい飲みです。

1杯目は焼酎にしました。珍しいものありますか?と聞くと、「明るい農村」の「農家の嫁」というのがありました。

酒も肴もかなり種類があります。関連店はすし屋が3店舗、居酒屋が5店ほどあるようです。

【お店データ】
■HP:Yahoo!グルメ
■住所:東京都渋谷区神宮前2-19-16 HT神宮前ビル 1F
■電話:03-3401-3917
■最寄駅:JR原宿駅 徒歩15分
■営業時間:16:00~24:00
■定休日:無休
※お店に確認していませんので、間違っている可能性があります。

東京都渋谷区神宮前2-19-16