まんてん 神保町

神田 御茶ノ水 神保町

カレー激戦区の神保町にあって、これほど神保町という街を象徴するような店も少ないのではないでしょうか。神保町といえば学生の街。大盛・爆盛のビジュアルにおいて、まんてんほどのインパクトがあるカレー店は存在しません。カツ、シュウマイ、ソーセージなどをこれでもかと盛り込んだ大盛りカレーの数々。しかもどれも非常に安いというのが、まんてんらしいところです。
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お店は少し目立たない場所にあります。白山通りから1本入ったところにあるのですが、何本目の小道かが分からず、いつもウロウロしてしまいます。
カウンターに囲まれた厨房では、おじさんとおばさんが忙しそうに働いています。おじさんはご飯を入れて、カツを揚げています。ほぼ満席ですが、ちょうど入れ代わりで座ることができました。
カウンターに座ると、グラスにスプーンが突っ込まれた状態で水が出てきます。こんな店は他にはありません。「機能的」という言葉では表しきれない、様々な思惑を感じます。その時、一緒にコーヒーも出てきます。
なぜこのような形式になったのか、想像を膨らませてしまいます。お店のやり方はそれぞれですが、どんな思いやエピソードがあって最終的にこの形に落ち着いたのか。不思議でなりません。
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肝心のカレーは、意外と普通の味。場所柄、味よりも量が勝負なのかもしれません。カツカレー550円を注文しました。先にカウンターにナプキンが敷かれるところを見ると、カレーがこぼれ落ちるのが前提になっているようです。
ちなみに、二日後に築地の食べ歩きオフが控えていたので、練習としての訪問でした。トレーニング中なのでこの量では足りず、駅前で天ぷらそばを食べて帰ることになりました。だったら「全部のせ」にしておけばよかったと後悔してしまいます。「全部のせ」はビジュアルがすごいので、そのうち挑戦したいと思います。
■店名:ライスカレー まんてん
■住所:東京都千代田区神田神保町1-54
■営業時間:11:00~20:00、土11:00~18:30
■定休日:日曜・祝日

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