オーヘントッシャン蒸留所 (AUCHENTOSHAN)  ローランド

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ローランドモルトの名門、オーヘントッシャンにやってきました。ローランド伝統の3回蒸留を守り続ける蒸留所ということで、これまでとはちょっと違ったテイストが期待できます。スコットランドに行くまではウイスキーの産地についてそれほど意識はしませんでした。ところが現地に行ってみると、ハイランド、スペイサイド、アイラ島、ローランドなどなどいろんな地域にモルトがあって、それぞれ地域の歴史も製法もみんな違う。蒸留所を訪れて作っている人たちに触れたことで、ウイスキーが更に味わい深いものになっています。
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ここで思いがけずすごい人に会えることに。ウドさんと話をしているのは、サントリーの元チーフブレンダー稲富孝一博士。現在グラスゴー大学に在籍されているウイスキーの権威です。稲富博士といえばあの傑作「響17年」を開発された方としてあまりにも有名。あんなに複雑で繊細なブレンドをした方が目の前にいる。しかもけっこう気さくに話しかけてくれる。稲富博士と見学するオーヘントッシャン蒸留所。蒸留所よりも稲富博士に釘付けです。これには感激してしまいました。
稲富博士は「スコッチノート」という記事をバランタインのHPに書いています。そこには様々な蒸留所に関する情報が詳しく書かれています。オーヘントッシャンの記事にも歴史や製法が詳しく説明されていて勉強になります。オーヘントッシャンの記事はコチラです。
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意外とかわいい感じの小さいポットスティル。違う形で3基あります。
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ばっちりコンピューターで管理されています。今時どこもこんな感じですね。
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オーヘントッシャンとはゲール語で「野原の片隅」の意味。まさにそんな感じの場所にあるのも面白いですね。
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続いて貯蔵庫へ。
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蒸留所長は若く、たしか2つくらい博士を持っているような優秀な方です。
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売店でウドさんの著書発見!たくさん売られていました。ウドさんは「あら、すいぶん売れ残ってるのね」と言うけれど、これはもちろん冗談。これほど詳細な情報が盛り込まれた本は少ないです。ウドさん曰く「ウイスキー業界は毎年変化する。材料も機材も製法も毎年どこか見直しをかけるので、本に書いたことはすぐに古くなってしまう」とのこと。でもこれだけの本を毎年更新するのは大変だし、情報も集めきれないでしょうね。『The Scottish Whisky Distilleries 』(著者:misako udo)です。ネットでも買えますよ。

今回の様子を、同行したサントリー社員がマニアックに紹介しています。

詳しくは・・



コチラ!

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