銀座 大衆割烹 三州屋 銀座店

居酒屋

高級店ひしめく銀座のど真ん中にも、大衆居酒屋はいくつかあります。その代表格が「三州屋」と酒蔵 秩父錦 銀座ではないでしょうか。「三州屋」は、都内に何店舗もありますが、チェーンではなく暖簾分け。本店は蒲田だそうで、そこから独立した方々がそれぞれ「三州屋」の暖簾を掲げています。銀座並木通りのプランタンの近くに細い路地があって、その奥に三州屋 銀座店があります。近くに、通りに面した三州屋がありますが、今回はそこではありません。僕の中では、三州屋といえばこの「三州屋 銀座店」が一番。銀座の酒場の中でも特にお気に入りの店です。
鳥豆腐
三州屋は、新橋や日本橋にもあって、神田にはなんと3店舗もあります。チェーンではないので、店舗によってメニューは全く違う。それでも共通のメニューもあるにはあります。たぶんほぼ全ての店舗に共通しているのが、鳥豆腐(480円)ではないでしょうか。鶏肉と豆腐と春菊。これだけでなぜこんなにもうまいのか。特に日本酒を飲みながらつまむ鳥豆腐は最高。三州屋で飲む時には必ず注文しています。
刺身
煮物
三州屋といえば、刺身もうまい。店内にズラッっと貼られた短冊の中から、まぐろ刺身(1,300円)を注文します。築地が近いという立地のよさと、良心的な値段設定。この値段でこれほどの刺身はなかなか出会えません。むつあら煮(700円)も一緒に頼みます。注文は一度に済ませておかないと、次いつ、店員さんがつかまるかわかりません。三州屋の名物といえば、おばさま。夜はお店が忙しく、すぐには座れないほどですが、それにしてもぞんざいな接客です。呼んでもなかなか来ないし、迷いながら注文していると途中でいなくなってしまうこともある。でもこの店に通っている人は、おばさまたちの心のこもった接客が分かる人たちなのでしょう。何度も通っていると、そのことがよくわかるようになります。
フライ
刺身
三州屋 銀座店といえば、牡蠣フライが有名。毎年4月の第1週には姿を消すので、もちろん今の時期はありません。他にも揚げ物は美味しいものが多い。帆立フライ(600円)は、帆立の鮮度のよさがフライになってもよくわかる。こういうものは先に頼まないと、酒が進んでからではよく味わえなくなるので、要注意。三州屋では、まず食事。その後、残り物をつまみながら飲みに入るというのが賢いやり方でしょう。
■店名:大衆割烹 三州屋 銀座店
■住所:東京都中央区銀座2-3-4
■電話:03-3564-2758
■営業時間:11:30~21:30
■定休日:日曜日
三州屋銀座店

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