ペルー旅行記 ラ・ラヤ峠 チチカカ湖 ウロス島 LIBERTADOR PUNO

ペルー旅行記(新婚旅行)

ラ・ラヤ峠
お弁当
この旅行での最高地点、標高4,335mのラ・ラヤ峠に到着した。麓でも4,000m越えているのに、目の前の山の標高はどれ程だろう。雪化粧をした巨大な山脈の神々しい姿。ずっとここにいたくなるほど強く惹きつけられた。4,000mを超える場所では、早く動くとすぐに息切れをしてしまう。特に気をつけなければいけないのは、バスの乗り降りだ。バスが停車すると、高地であることを忘れて、階段を駆け下りてしまう。その数段駆け下りただけで、息苦しくなるほどに負担が大きい。高地では、ゆっくりと歩くことをいつも心掛けていた。そうしないと、すぐに気分が悪くなってしまうからだ。ここに来るまでにそのことを学んでいたので、ラ・ラヤ峠でも楽に対処することができた。ペルーのツアーは回る順番がほんとうに大事だ。いきなりここに来ていたら、寝込んでしまったかもしれない。
民家
部屋
料理
コーン
クイの家
クイ
バスでチチカカ湖湖畔の街プーノに移動する。プーノには空港がないので、バスか高原鉄道で移動することになる。途中、民家に立ち寄り中を見せてもらった。伝統料理も作ってもらい、味見させてもらった。Sheraton Lima Hotelのバーで食べたトウモロコシ。ホテルよりもこちらの方がはるかにうまい。食べやすくアレンジされたものよりも、家庭料理の方が迫力がある。作りたての香ばしさも、ホテルにはない味わいを加えていた。
クスコで先に食べてしまったクイが家庭で飼われていた。なんとクイ専用の家まである。カメラを向けるとものすごい勢いで逃げ回る。こんなにかわいい動物とは知らなかった。この後、あの丸焼きが出たら食べられなかっただろう。
プーノ
チチカカ湖
トトラ
ウロス島
プーノに着くとすぐにウロス島に向かう。ウロス島はチチカカ湖に浮かぶ巨大な人工浮島だ。なぜ陸地に住まず、わざわざ湖に浮島を作ったのだろう。浮島の材料となるトトラと呼ばれる葦が、大量に生い茂っている。トトラの間を縫うように船でしばらく進むと、ウロス島が見えてきた。何かの物語に出てきそうな島だ。
島の作り方
子供
民族衣装
物見やぐら
全景
太陽光発電
島の作り方を模型を使って説明してもらった。模型といっても本物のトトラを積み重ねたミニチュア版で、実際に同じ作り方を見せてくれる。村で何かあった時に、島を切り離すこともあるという。葦で作っているとはいえ、こんな巨大なものを切り離すとは、相当な「何か」がないとやらないはずだ。
物見やぐらで島の全景を見ることができる。家の中に入れてもらったり、女性は貸衣装で撮影したり、ツアーのひとたちも楽しんでいたようだ。太陽光発電の家もあった。やはり観光で潤っているのだろう。いろいろ話をしていると、ウロス島出身ではない人がいることも分かった。ウロス島にお嫁に来たのかと思ったら、彼女は独身だと言う。ということは、出稼ぎなのだろう。物々交換の実演とかもしてくれたのだが、これも現実味のないパフォーマンスになってしまう。やはり、この島で生まれてずっと住んでいるということにしておいた方が、観光客は喜ぶのではないだろうか。
船
漕ぐ人
鳥
船に乗って隣の島も見学させてもらった。風が吹き抜けてものすごく寒い。湖畔の気温は大したことなかったのだが、チチカカ湖に出る時は上着を持っていかないとつらい。隣の島は本物っぽい雰囲気があった。食用の鳥をシメていたり、生活の臭いもしていた。生活をしていれば匂いもするものだ。先程の島は清潔で匂いはしなかった。やはり観光用なのだろうか。
朝焼け
LIBERTADOR PUNO
朝食
チチカカ湖を見下ろす位置にある湖畔のホテルLIBERTADOR PUNO。湖が寒かったせいもあって、ホテルに帰ると夫婦共に体調が悪く、この旅行ではじめて夕食を欠席した。チチカカ湖も標高3,810mと高地にある。山の上であれば高山病に気をつけるところだが、湖なので油断してしまった。これまでの疲労もたまっているので、この日の夜は早く休むことにした。

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