ジャポネ 理事長

定食 洋食 路麺

理事長
高さ
理事長比較
「ジャポネの理事長を食べに行きませんか?」そんなお誘いを受けた。参加したのは、つきじろうさん、まさぞうさん、なべひろさん夫妻、shunさん、僕の6人。ジャポネのメニューは、レギュラー、ジャンボ、横綱と量の違いで三種類。更にその上に、裏メニューとして親方と理事長がある。ちなみに麺の量は、レギュラー(350g)、ジャンボ(560g)、横綱(720g)、親方(900g)、理事長(1,100g)。特に裏メニュの二つは、普通の人では食べきれないほどの量だ。裏メニューは誰でも注文できるわけではない。横綱を食べた人だけが親方を注文でき、親方を食べた人だけが理事長を注文できる。このルールは厳格に守られていて、注文時に必ず確認される。
最近、小食になってきて、大好きなラーメン二郎でさえ、大豚から小豚に移行している。今更ジャポネの理事長が食べきれるだろうか。ジャポネによく通っていた頃は、親方以上の量は食べきれないと思っていた。同じメニューで味が変わらないというのは、思った以上に厳しい。特にジャポネのように味が濃いと、飽きるのが早く、飽きると箸が止まってしまう。僕の場合は親方が限界だった。それ以上の量は無理だと思っていたのだが、今回は隣に「人間ディスポーザー」つきじろうさんがいる。いざとなれば何とかしてくれるだろう、という期待をしつつ席に着いた。
つきじろうさんの理事長は、僕と比べると、明らかに量が多い。同じ理事長なのに、山の高さが違うのだ。たぶん「理事長は食べたことありますか?」という問いに、「横綱2皿食べたことあるから大丈夫です」と答えていたので、量が増えたのだろう。横綱2皿といえば、麺だけで1,440g。それを食べた時も僕は隣にいたのだが、帰りにマックでおやつを食べるほど余裕の完食だった。
持ち上げ
完食
今日はどうしたのだろうか。なんと、食べはじめて2口で飽きてしまった。久々に食べたからか、油とファットスプレッドがキツイ。ファットスプレッドというのはマーガリンの仲間で、油脂含有率が80%未満のものをいう(80%を超えるものをマーガリンという)。マーガリンよりも油分が少ないのでその分カロリーが低いのだが、ジャポネの場合はたっぷり入っているので、そんなことは関係ない。醤油もいつもよりかなり濃いような気がする。この味で理事長は厳しいかもしれない。
前半は必死で食べ進めたが、予想通り途中で箸が止まりかけた。これまでの経験では、箸が止まりかけた時に少しずつでも食べていると、そのうち食べれるようになってくる。満腹にも波があるのだ。でも今回はさすがに厳しい。なかなか箸が進まない僕を見て、つきじろうさんが「お互い味見をしませんか?」と提案してくれた。飽きてきた時に違う味のものを食べると、食欲が復活することがある。これは有難い。味見にしてはたくさん持っていかれた気がしないでもないが・・、僕の食欲はあっという間に復活した。
今回の一番の収穫は、理事長超えのメニューが確認できたことだ。昔、理事長の上に、更に超大盛メニューがあるという噂があった。「おかみさん」とか「横綱審議会」とか言われるものだ。でもこれはただの噂だった。三年ほど前、ご主人に直接聞いたところ、キッパリと否定されたのだ。その時は、「昔、常連さんには理事長以上に盛っていたこともあるけど、特に名前はついてないですよ」ということだった。
でも今回、理事長以上のメニューを注文している人がいた。よく聞こえなかったのだが、お客さんが「理事長」と答えた後に、ご主人が何かを聞き返した。「レギュラーね」・・、「理事プラスです!」。なんと理事長を食べ終えた後、更にレギュラーが出てくる。これを「理事プラス」と言うらしい。理事長+ジャンボとか横綱だと何と言うのだろうか。今回はこれだけでなく、「この上は親方ですから次回挑戦してください」と横綱を食べ終えた人に言ったりもしていた。なんとジャポネが客を育てているのだ。
今回、理事長に初挑戦して、なんとか食べきることができた。さすがに一人では注文する気になれなかったと思う。でも当分親方以上は食べなくていい。ジャポネをおいしく味わえるのは横綱までだと改めて悟った。

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