和歌山 お取り寄せ野菜

未分類

「和歌山の野菜を東京に紹介したい」。昨年突然メールが来て、こういう相談を受けた。和歌山といえば、みかんや梅は有名だが野菜という印象は全くない。それほど個性的な野菜があるのだろうか?ブログを使ったプロモーションをしたいという相談はよくあるが、自分が興味を持てないと記事を書く気にはなれないものだ。ところがこの和歌山野菜、話を聞いてみるとなかなか面白いということが分かってきた。乗り気になると話は早い。野菜に詳しそうなブロガーさんたちに声を掛けて、和歌山野菜を使った料理の試食会をすることにした。西麻布に礼三(東京都港区西麻布1-4-23 コア西麻布1F)という創作料理の人気店がある。このお店にお願いして、和歌山野菜を使った創作料理を作ってもらうことになった。当日集まったのは、ブロガー4人とツイッター1人。CMディレクターにも協力してもらい、これまでとは一味違う企画が出来上がった。
和歌山野菜
今回の依頼主は、本州最南端の町 串本町出身の社長さん。その方は東京にいるのだが、実家で取り扱っている和歌山野菜を最近ネット販売はじめたという(おいしい いなかやさい を食べよう)。串本町は東京から「最も遠い地」と言われている。それほど交通事情はよくない。熊野古道の近くといえばピンと来る方も多いのではないか。
串本町は本州とは思えないほど、温暖な気候の土地だ。1年の平均気温が18℃。冬でも平均8℃ほどもあるという。驚いたのは、本土で唯一ハブがいる場所だということ。沖縄以外でハブがいるというのははじめて聞いた。テーブルサンゴの生息地でもある。我々の思い描く和歌山県のイメージとは違い、完全に南国のイメージだ。水が美味しいことでも有名で、山岳地帯を源流とする豊かな水と土壌で育まれた、野菜を作るには適した土地だという。
お取り寄せ「おいしい いなかやさい を食べよう」では、ほぼ地元だけで流通している野菜を箱詰めにして届けてくれる。交通事情がよくないので、本来東京に出てくることのない野菜だ。社長のご両親が経営するスーパーで野菜を売っているそうだが、それをお二人が箱詰めして送ってくれる。お取り寄せ野菜といっても、各地の野菜がセンターに集まってくるというような大掛かりなものではない。1日30箱、会員数50人くらいで今のところ精一杯だそうだ。今回紹介するお取り寄せ野菜はそんなイメージ。それでは当日の料理を紹介しよう。
網焼き白菜・タマネギとロケットトマト・ひらいんげん
カブときゅうりのたたき
カブ・白菜の浅漬け
「網焼き白菜・タマネギとロケットトマト・ひらいんげんフレンチドレッシング」。くっきりと網跡がついた白菜は自然の甘みがよく引き出されている。ロケットトマトはかなり美味しい。やはり日照量が多い土地だからだろうか。ひらいんげんは、「サヤが扁平で曲がりやスジが少ない。調理しやすい独特の形をしている」という。「カブときゅうりのたたき」。カブときゅうりを赤じそであえたもの。カブの味が濃く甘いのが印象的だ。「カブ・白菜の浅漬け」。これはうまかった。カブと白菜の間に大葉を挟み込んである。この組合せのよさは新しい発見。野菜のうまさを味わうには最適の料理だと思う。さすが礼三という感じの一品だ。
生ナスの辛み和え
ロケットトマトのサラダ
ネギの味噌添え
中玉トマトのジュレがけ
タマネギの詰め物
「生ナスの辛み和え 柿のソース」。みずみずしいナスに柿のソースを合わせている。なんとキムチのタレを参考に考案されたソース。柿のハッキリとした甘みがソースにすると生きてくるのでは?という直感から生まれたそうだ。「ロケットトマトのサラダ」。塩、シェリービネガー、バージンオリーブオイルで作ったドレッシング。ロケットトマトは今回一番気に入った野菜の一つだ。「ネギの味噌添え」。ネギの根に近い部分に味噌をつけて食べる。こういう食べ方をすると、鮮度や品質の良し悪しがはっきりとする。
「中玉トマトのジュレがけ」。鰹出汁で煮た中玉トマトに、鰹出汁のジュレがかかっている。甘みと酸味のバランスがいいトマトだ。そのまま食べても調理しても栄養価が変わらないトマトだという。「タマネギの詰め物 バターソテー」。きゅうり、グリンピース、ベーコンと合わせている。このしなやかなきゅうりは、どうやっているのだろうか。見た目のインパクトもなかなかいい。タマネギは、甘みがあり柔らかな淡路産の玉ねぎ。そのままサラダにしても美味しいそうだ。
ロール白菜
ロールキャベツ
断面
豚角煮
「ロール白菜」、「ロールキャベツ 京イモ入り」、「豚角煮」とキャベツ・白菜と豚肉との組合せが続く。豚角煮は八角風味。キャベツとの相性は抜群だ。
和歌山野菜の特徴は、野菜本来の味がするところだろう。甘く食べやすい野菜だけが、いい野菜ではない。野菜本来の苦味や渋味、そういうものもバランスよく含んでいる。生き生きとした健康な状態の野菜だと思う。
京イモ・ジャガイモのコロッケ
京イモ入りメンチカツ
ホウレン草
黒豚しゃぶしゃぶ
「京イモ・ジャガイモのコロッケ キャベツの千切り」、「京イモ入りメンチカツ 茹でキャベツ」。このキャベツはそのまま千切りにするのが一番うまいかもしれない。「ホウレン草と黒豚しゃぶしゃぶ」。干し椎茸でダシをとった鍋。青々としたホウレン草は昔田舎で食べた味だ。今東京で手に入るホウレン草とは違い、根の部分が赤い。昔はみんなこうだった気がする。赤い部分は土臭いというか、鉄のような味がする。いかにも栄養価が高そうな昔懐かしの味だ。自然のままの野菜の力強さを感じる。椎茸は清流・古座川の山林で栽培された肉厚でジューシーな椎茸。椎茸本来の風味と食感が楽しめる。今回は干し椎茸でダシをとったが、お取り寄せには生椎茸も入っているそうだ。
台風の多い和歌山では、風に強い木に成る果物や、根菜類などの野菜が多い。みかんが有名なのには、そういう事情もあるそうだ。串本の緯度は宮崎県と同じくらいなので、ひょっとしてマンゴーもできるのではないかと思った。聞いてみると、串本でも入手は難しいが、時々串本産マンゴーも出てくるという。お取り寄せには、旬の果物や温州みかんなども入れてくれるそうなので、マンゴーも入ることがあるかもしれない。
値段もかなり安いと思う。12種類くらい入った「いなかやさいBOX」が3,570円(内税/送料込・一部地域を除く)。今送っている「冬の定番いなかやさい」(2009年12月期)は、小松菜、中玉トマト、生しいたけ、ひらいんげん、玉ねぎ、かぶ、にんじん、かぼちゃ、さといも、まいたけ、チンゲン菜、温州みかん、りんごなど。今回登場した食材がたくさん入っている。他にもいろいろあるので、詳しくは下のリンクからHPをご覧下さい。

2人で箱詰めしているので、1日30箱が限界。ご興味のある方はお早めにどうぞ!
 

詳しくは・・
 

 

コチラ!
 

タイトルとURLをコピーしました