そば処 良味 野沢温泉

未分類

旅行に出掛けると地元のお店を食べ歩かないといけないような気がしてくる。帰ってきた時に「あそこに行ったらアレ食べなきゃダメだよ」と言われたときの悲しさ。東京の店なら再訪すればいいが、旅行先だとそうはいかない。無理してでもその時に食べておくべきだ。というわけで初日の夕食直前に少し時間ができたので食べ歩きに出掛けた。
111226g01.jpg
といっても特に目当ての店があるわけではない。野沢温泉に着いてすぐ温泉街の散策に出掛けたが、その時は主な外湯の紹介やおぼろ月夜の館など目的のある散策だった。観光客に野沢温泉の名所を紹介するには最適のコースだが、それだけで温泉街の魅力がすべて伝えられるわけではない。
街の魅力は路地裏に詰まっているものだ。ホテルから歩いて10分くらいのところには細い路地がたくさんある。時間は1時間くらいたっぷりあったので、全ての路地を歩いてみることにした。野沢温泉は坂の街だ。小さな脇道は湾曲しながら下っていき、他の道と意外なつながりをすることもあった。道と道との一見つかみづらい関係性は新鮮な発見だった。そしてその脇にいい感じの居酒屋があったりもした。残念ながら居酒屋はまだ営業していない店ばかりで、今回は諦めざるを得なかったが、次回のために記憶にとどめておくことにした。
111226g02.jpg
ざるそば(750円)
111226g03.jpg
サービスの野沢菜漬け
111226g04.jpg
ホテルの下側はなんとなくつかめてきた。今度はホテルの上側、麻釜の方まで行ってみた。昼間よりもずっと暗く、オープンで明るい雰囲気だった売店も閉まっていて余計に暗く感じた。麻釜の湯煙がライトに照らされて浮かび上がっているように見える、幻想的な光景だった。昼間と同じように麻釜から坂を下りてふるさとの湯の前を通って下っていった。この辺りにも気になる居酒屋が2軒ほどあったが、どちらも営業していなかった。その先に良味という蕎麦屋を見つけた。信州といえば蕎麦。野沢温泉は蕎麦が名物というわけではないけれど、東京で食べるものとは趣が違うかもしれない。この店に入ることにした。
雪を払って中に入ると、先客は一組。入口近くの席に座っている観光客らしい老夫婦だけだった。店内はずいぶんと広い。これだけ広いと奥の方はガランとして寂しく見える。夕食前のハンパな時間帯だけに他にお客さんはいない。お店の人も落ち着いて奥で作業していたらしい。僕の気配に気づいて急いで出てきてくれた。
ざるそば(750円)を注文した。追加料金で大盛りもあるのだが、この後すぐに夕食なので大盛りはやめておいた。ところが出てきたざるそばは結構量がある。普通の大盛りくらいはあったかもしれない。さらにサービスで野沢菜漬けもつく。これはうまかった。みずみずしさがたまらない。これが本場の野沢菜漬けなんだなと妙に感動。夕食直前にもかかわらずしっかり完食してしまった。夕食開始まであと15分。できれば酒を一杯やりたかったが、今回はしょうがない。雪も強くなってきたので、急いでホテルに戻ることにした。
長野県スキー場情報総合ポータルサイト
NAGANO SNOW LOVE. NET
■店名:そば処 良味
■住所:長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷麻釜8757-ロ
■電話:0269-85-2497

大きな地図で見る

タイトルとURLをコピーしました