茅野駅でレンタカーを借りて諏訪大社に向った。一部工事中で本殿を見ることはできなかったが、静かで落ち着いた雰囲気がよかった。特に予定はなかったので、近くで見つけたカフェでゆっくりしたり、土産物屋で買い食いをしたり、のんびりと過ごすことにした。
壁の両面に多数のカップが並ぶ。この中から好きなものを選ぶことができる。
抹茶 700円
極上のコーヒー 800円
土産物屋がある正面の参道から中に入ると、目の前に有名な御柱が立っていた。この柱は日本三大奇祭として知られる御柱祭でここまで運ばれてくるものだ。柱は全部で4柱。順路に従って先に進むと反対側にもう1柱がある。この近くには大木がいくつかあって凛として張りつめた空気だ。その少し先に鳥居がもう一つあった。外には手水舎もあって、ここからも出入りできることがわかる。
鳥居から外に出てみると、目の前にガラス張りの黒っぽい建物が建っていた。かなり大きな建物だがきちんとデザインされたカッコのいい建物だ。近くまで行ってみると「金子茶房 」というカフェだった。
諏訪大社
一階の棚にはカップが並んでいて、そこで好みのものを選ぶことができる。店員さんに選んだカップを告げて2階に上がった。2階は広々として気持ちのいい空間だ。建物はまだ新しく内装はシックな印象。外がよく見えるようにガラス張りになっていて、なにか特別なものがあるというわけではないが、落ち着いた田舎の景色がいい。窓側には外に向いたいくつかの席が並んでいる。
赤、緑、青、黄、白の名前がついた5種類のオリジナルハーブティー(700円)があった。スペシャリティーコーヒーは、極上のコーヒー(800円)と旬のコーヒー(700円)の2種類。極上のコーヒーはケニア・ンディアイニ、旬のコーヒーはコスタリカ・ラ・リア・フベナル。その他にも抹茶(700円)などがある。極上のコーヒーと抹茶を注文した。
抹茶には本日の生菓子がついている。コーヒーには、レモングラスのハチミツとアカシヤのハチミツが付いてきた。これをコーヒーに入れるらしい。1杯目はそのまま飲んで、2杯目からハチミツを入れてみた。いつも何も入れずに飲むので、ハチミツを入れるのはちょっと違和感があった。
土産物屋の前で売られていたリンゴ
トコロテン
金子茶房は落ち着いたいい店だった。旅先でこういう店を見つけると嬉しくなってしまう。特に調べもせずに気の向いたまま観光するのがいつものやり方なので、たまたまいい店に出会うというのは難しいことのように思える。それでもほとんど失敗したことがないのは、地方の飲食店のレベルが高いということだろう。
最後に諏訪大社の前にある土産物屋でトコロテンを食べて帰った。サービスの唐辛子梅茶もいただいた。このお茶で旅の疲れがとれた気がする。ついでに買ったリンゴはものすごくおいしかった。野菜も果物もおいしい土地だと改めて感じた。
■店名:金子茶房
■住所:長野県諏訪市中洲大字中洲神宮寺829
■電話:0266-75-2801
■営業時間:10:00~17:00
■定休日:火曜日、水曜日
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