大トロ
昨年、一昨年と2年連続で奥入瀬に行ってきた。新幹線で八戸駅まで行き、そこから送迎バスでホテルに向かう。八戸駅に着いてからバスの時間までかなり時間があったので、駅の近くで昼食をとることにした。駅周辺にはこれといって特徴のある店はない。電車で何駅か行ったところに気になる店はあるが、電車の本数が少なくタクシーで行くには遠すぎる。今回は諦めて駅からタクシーで行ける八食市場にした。八食市場は水揚げされたばかりの魚介類や乾物や珍味など八戸名物を揃えている。全長170mのストリートに約60店舗が軒を連ねる市場で、「第1回B-1グランプリ」の会場にもなった場所だ。
うにセット(バフンウニ、ムラサキウニ)
赤身
寒ぶり
せっかく魚の美味しいところなので寿司を食べに行きたかったが、この時間帯に八戸駅周辺で営業している寿司屋はほとんどなかった。八食市場の中にある回転寿司「八食市場寿司」は八戸で水揚げされた魚貝を使っている。回転寿司にしてはネタがいいと評判の店だ。
東北にはまだ震災後のショックが残る時期だった。八戸がどんな様子か訪れるまでは心配だったが、僕が見た限りでは震災の影響はそれほどないように感じられた。八食市場は特に元気だ。人が多くて非常に活気があった。
生湯葉
特製煮穴子
さばセット(特製しめさば、生さば、炙りしめさば)
大間産天然本まぐろ。赤身(一皿2個)500円、大トロ(一皿1個)800円。回転寿司にしては高めの値段だがネタはまずまずだ。うにセット800円は、バフンウニ、ムラサキウニが1個ずつの2個セット。さばセット400円は、特製しめさば、生さば、炙りしめさばの3個セット。同じ魚でも種類や調理法によって何種類か用意している。なかなか気の利いた回転寿司だ。
新潟産の寒ぶり300円、特製煮穴子400円、岩手産の生湯葉250円。やはり全体的にやや値段は高めだ。B級グルメで一躍有名になった八戸せんべい汁800円も注文。鶏でダシをとった醤油味。八戸の名物だ。八戸の伝統磯料理いちご煮800円は、 ウニとアワビを贅沢に用いた潮汁。こういうものもちゃんと置いてあるのは、僕ら観光客には嬉しいことだ。
いちご煮
八戸せんべい汁
八食市場から八戸駅まで1時間に1本「八食100円バス」が出ている。来るときにはこのバスの存在は知らなかったが、帰りはこれに乗って八戸駅に向かった。八食市場寿司は、八戸名物も揃っているし、青森の地酒も10種類以上常備している。八食市場内にあるので観光客にオススメできる店だと思う。
■店名:八食市場寿司
■住所:青森県八戸市河原木字神才22-2〈厨スタジアム内〉
■電話:0178-21-1844
■営業時間:10:00~21:00
■定休日:無し
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