山中酒の店 佳酒真楽 やまなか 大阪

居酒屋

山中酒の店1
大阪の有名な酒屋「山中酒の店」。日本酒しか置いてなくて、しかも扱っている酒のほとんどが地酒という酒屋だ。「山中酒の店」には直営の飲食店が7店舗ある。その中でも前から気になっていた、酒屋の4階にある「佳酒真楽 やまなか」に行くことにした。1、2階が酒屋、3階が酒の保管庫、そして4階が「佳酒真楽 やまなか」になっている。


山中酒の店2
お造り
山中酒の店3
紅ズワイガニの茶碗蒸し
山中酒の店4
サリの酒蒸し
店内は木を基調とした落ち着きのある雰囲気。靴を脱いで中に入ると酒樽の蓋半割りのテーブルを勧められた。小さなカウンターと半割り2つ、円形1つ、それと4人席がもう一つある。店内に内階段があって2フロアになっている。我々は下の階だ。
料理はコースで「おまかせコース(6品)」3,100円、5,200円、10,300円、料理に合わせて日本酒が付く「相性コース(6品+6杯)」6,200円などがある。僕は自分で酒を選ぶので料理のみの5,200円のコースにした。
山中酒の店5
山中酒の店6
山中酒の店7
お通しは「紅ズワイガニの茶碗蒸し」。ズワイガニの身がたくさん入っていて、お通しとしては豪華だ。食べていると身体がポカポカと温まってくる。たぶん生姜が入っているのだろう。「お造り」は、出汁醤油の鰹がいい香り。ボラの刺身は珍しいが、なかなかの美味だ。
「アサリの酒蒸し」はたっぷり入った出汁が贅沢な味わい。これだけで酔っ払いそうなほど酒が入っている。身体に染み渡るようなおいしさだ。
「豚肉と鳥つみれと酒粕の鍋」、「ツバスと鯛のかまやき」など、日本酒がうまくなる料理が次々と出てくる。この内容で5千円台ならコスパは高い方だろう。ちなみにツバスはハマチより小さいブリの子供。関西での呼び名だ。
山中酒の店8
野菜の炊き合わせ
山中酒の店9
ふか(さめ)のからあげ
山中酒の店10
豚肉と鳥つみれと酒粕の鍋
山中酒の店11
山中酒の店1
ツバスと鯛のかまやき
これだけ料理がうまいと、当然酒も進む。秋鹿の奥鹿 生もと550円、王禄の超 中取り無ろ過生原酒400円、長珍 生生熟成五〇五五 無ろ過本生450円、七本槍 渡船400円、不老泉 参年熟成(赤ラベル)山廃純米原酒400円、はなともえ 純米四段仕込400円などなど。「どのお酒もお燗いたします」とメニューに書かれている。そうこなくては。
最後にビールを飲んで帰ることにした。180年の歴史がある木内酒造が作っている「常陸野ネストビール」。7種類置いてあったが、僕はホワイトエール780円にした。コリアンダーやオレンジピール等のスパイスが入っているネストビールの定番だ。
山中酒の店12
山中酒の店13
山中酒の店14
常陸野ネストビール
店員さんが非常に忙しそうなのが印象に残った。2フロアで料理は1人、サービス2人。この人数でこのくらいの規模は特に珍しいわけではないが、ちょっと人が足りていない感じだった。
酒はいいし、料理もいい。もう少しお店に余裕があると最高なのにと思う。とはいえ、次に何を飲むか店員さんにゆっくり相談して決めることができるし、どんなに忙しくてもその時間は惜しまない。後半はかなりゆったりとしていたので、遅めの時間をお勧めしたい。
■店名:山中酒の店
■住所:大阪府大阪市浪速区敷津西1-10-19
■電話:06-6631-3959

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