サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ マスターズ ドリーム」の企画で神楽坂の「和風創作酒処 吉(きち)」を訪問した。「吉」は、漁師直送の朝獲れ鮮魚や、厳選された旬の食材を使用した和創作料理の店。有楽町線の飯田橋駅のすぐそば、外堀通りと早稲田通りが交わる交差点付近のビルの中にある。
予約はかなり早い時間。ご主人が出迎えてくれて、席に案内してくれた。入口近くのテーブル席は、他の席から離れていて、落ち着いて飲むことができる。その少し奥はカウンターになっていて、次々と常連さんがやってくる。まさに「次々と」やってきては店主に軽口をたたき、席につく。1日でこれほど多くの常連さんを目にしたことは、たぶんないだろう。開店して10年になるというが、地元の人に愛されている店のようだ。
「朝獲れ鮮魚のお造里」を注文。刺身はかなりうまい。毎朝、漁師さんから直送される新鮮な魚だ。それはうまいに決まっている。刺身に合わせてマスターズドリームも注文。普段は刺身にビールを合わせたりはしないのだが、マスターズドリームを初めて飲んだ時から一度試してみたいと思っていた組み合わせだ。予想通り、刺身のような淡白な味にもマスターズドリームはよく合う。マスターズドリームそのものの味はしっかりと感じつつ、不思議と刺身の味のじゃまをしないのだ。
これだけの魚を出す店だ。他のメニューにもこだわりがあるに違いない。「地鶏のチキン南蛮」、「季節の野菜盛り合せ 味噌マヨネーズで」、「京都発 百幸豆腐の厚揚げ 2貫」などを注文。産地にこだわった旬の食材を使用して一手間かけた、和風居酒屋のお手本のようなキッチリとした料理ばかりだ。
シメは香川県から直送される「ぶっかけうどん」にした。これまでマスターズドリームを何杯飲んだだろうか。コクと深みのある味わいがなんともいい。まさに「多重奏」という感じで、何層にもわたって濃密な味わいがやってくる。それでいて軽さもあるので、次々とおかわりしてしまう。これほどスイスイと飲めてしまうビールは、これまでなかったのではないか。
居酒屋で大切なのは、やはり人だ。店主の人柄やお客さんが作る雰囲気、店の空気のようなものが一番大事だと思う。「吉」は、一見さんで騒がしいということもないし、常連さんから疎外されたように感じることもない。常連さんはみんな仲良く、他のお客さんに迷惑はかけない。そういう意味では、こんなに駅近にありながら、「吉」のような雰囲気の店はなかなかないものだ。「もう一度来たいな」と思わせる清々しい雰囲気の店だった。
和風創作料理 神楽坂 吉
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■店名:和風創作料理 神楽坂 吉
■住所:東京都新宿区神楽坂1-10 合田ビル5F
■電話:03-3269-3844