フランス料理を気軽に楽しむイベント「フランス レストランウィーク2015」は、2010年からフランスで行われているレストランイベント「Tous au Restaurant(皆でレストランに行こう)」の日本版。日本では2011年からはじめて5年目になる。
今年は9月26日~10月11日まで全国のフレンチレストラン約500店舗で開催される。全国一律で、ランチ2,215円、ディナー5,000円の限定コースメニューを提供するイベントだ。
高級レストランもかなり参加しているので、普段いけない高い店に行ってみるというのも、このイベントの正しい使い方かもしれない。今年は代官山の「メゾン ポール・ボキューズ」に行くことにした。
本店は言わずと知れた、50年以上ミシュランの三ツ星を維持している名店「ポール・ボキューズ」。現代フランス料理を築き上げた「ヌーヴェル・キュイジーヌ」の旗手、ポール・ボキューズ氏の店だ。
予約は公式サイト経由で「一休.COMレストラン」から予約、または直接レストランに電話してください。
公式サイト⇒http://www.francerestaurantweek.com/
代官山駅から歩いて、「メゾン ポール・ボキューズ」にやってきた。店頭に掲げられたメニューには、6,000円の「平日限定 特別ディナー」から23,000円の「MENU PUL BOCUSE」まである。フランス レストランウィーク2015のディナーは全国一律5,000円だからかなりお得だが、通常メニューでも6,000円コースがあるのは知らなかった。
店内は、ダイニングバー、ラウンジ、サロンなどが用意されている。かなりの数の結婚披露宴が入っているらしいことが予約時に分かったのだが、1フロアにこれだけの空間を用意すれば、そういう使い方もできる気がする。
栗カボチャの軽いムース ベーコンのチュイール添え 白トリュフの香りと共に
舌平目のグージョネット 香り高いオマール海老のカプチーノ
仔牛のロティ・ブランケット 二種の調理法 フルダンベール・エストラゴンの香り
”ムッシュ ポール ボキューズ”のクレーム・ブリュレ(追加)
ヴァローナチョコレートと洋ナシのアンサンブル ピスタチオのアイスクリームと一緒に
小菓子
「舌平目のグージョネット 香り高いオマール海老のカプチーノ」は、オマール海老の香りがとてもいい。「仔牛のロティ・ブランケット 二種の調理法 フルダンベール・エストラゴンの香り」は、二種類のソースと硬さの違う仔牛肉がうまく一皿に融合したメニュー。
追加料金(+1,200円)で、ポール・ボキューズのスペシャリテ「”ムッシュ ポール ボキューズ”のクレーム・ブリュレ」を追加した。限定25食だそうだ。現在のクレーム・ブリュレの元祖はポール ボキューズということで、この店の名物になっている。薄い皿にかなりの量のバニラビーンズ。久々においしいクレーム・ブリュレだった。
5,000円の特別コースにクレーム・ブリュレ(+1,200円)を追加して、ワインをグラスで3杯。これで一人10,000円。かなり満足のいく内容だった。この日はレストランウィークの特別コースを頼んでいる人が多かったが、この内容であれば知っている人はこのコースにするんじゃないかと思う。
■店名:メゾン ポール・ボキューズ
■住所:東京都渋谷区猿楽町17-16 代官山フォーラムB1F
■電話:03-5458-6324