銀座の「あなご屋 ひらい」に行ってきた。ひらいは、三原小路というちょっと寂れた感じのする横丁にある。ここは長屋になっていて、人気の「中華 三原」も同じ建物にある。「あなご屋 ひらい」は、日本橋の「玉ゐ 本店」の系列店。玉ゐで10年間店長を務めた平井氏が料理長をされている。
ひらいで扱っているのは、「めそっこ」と呼ばれる小ぶりのあなごだ。「めそっこ箱めし」には、ならび(2本)、いかだ(3本)、かくし(4本)の3種類ある。それぞれ、「ふっくら煮あなご」、「香ばし蒲焼」、「両のせ」を選ぶことができる。「両のせ」というのは、「ふっくら煮あなご」と「香ばし蒲焼」を半々という意味だ。
写真は「めそっこ箱めし」の「かくし(4本)」の「両のせ」。手前の切ってある2本が「香ばし蒲焼」で、一番奥が「ふっくら煮あなご」。もう1本はご飯とご飯の間に埋もれている。この日はランチだったが、やっぱりお酒と一緒に食べておきたい。メニューには、僕も好きな日本酒がいくつかあったが、極めつけは「あなご骨酒」だろう。これはあなご屋にしかないので、そのうち飲みに行こうと思う。
ちなみに、「めそっこ箱めし」には、ネギ、ワサビ、ゆず、お新香、ごま(すり鉢で自分でする)など、薬味がいくつか用意されている。お箸とスプーンがあるのもありがたい。店員さんの対応もいいし、メニューもしっかりとしている。ミシュランガイド東京2015でビブグルマンを獲得したのも頷ける店だ。
■住所:東京都中央区銀座5-9-5 長屋104
■電話:03-6280-6933