「肉専用 黒ワイン カーニヴォ」を飲みながら焼肉を食べる会にお誘いいただいた。場所は「表参道焼肉 KINTAN」。表参道駅から徒歩2分、青山通りを一本入った静かな場所にある。今年の9月にできた新しい店だ。
KINTANは熟成・和牛雌牛の赤身肉・カルパッチョと自然派ワインのマリアージュを売りにしている。店内は見通しがよく、壁面に牧草のディスプレイがされていたりして、焼肉屋というよりはオシャレなカフェのイメージだ。肉を焼いている席もあるが煙は出ていない。女性客が多いのは、こういう細かい配慮があるからだろう。
「KINTAN 生雲丹のフラン」は、根室産の雲丹をふんだんに使ったフラン(プリン)。「和牛ざぶとんのユッケ」は、1頭から4kgしかとれない希少部位「ざぶとん」のユッケ。「日本一の和牛カルパッチョ」はKINTANがこだわっているメニューで、雲丹、キャビア、トリュフと和牛が入った贅沢な内容。まずは生肉系の軽いものからはじまり、いよいよ焼肉が運ばれてきた。
「熟成 金舌&黒タン 食べ比べ」は、店名にもなっている熟成タン「金舌」と希少な黒タンの食べ比べ。これを食べなければKINTANの焼肉ははじまらないというほどの名物だ。「赤身肉のステーキ」は、脂肪がほとんどない外モモの肉。分厚く大きいけれども、脂がないのでさっぱりと食べることができる。「国産牛 厚切り上ハラミ」はヴォリュームがあって脂がよくのっている。焼き台から盛大に火が出て、いかにも焼肉らしい雰囲気になってきた。
今夜の主役は肉専用黒ワイン「カーニヴォ」だ。「黒ワイン」と呼ばれるほど非常に色が濃いワイン。これだけ色が濃いと、重めのワインなのかなと思ったらそうでもない。酸味が少なくて甘味がある。ほどよいタンニンと重厚感のある味わいで、肉料理との相性がいい。さすが肉専用というだけのことはある。
カーニヴォとは、肉を食べるのが好きな人という意味。ラベルも個性的だ。真ん中あたりでラベルが破れたようになっているのは、肉食獣が爪でひっかいた跡を模している。肉好きのためのワインであることがよく伝わるデザインだ。
「和牛の大トロ握り寿司」は握りと炙りを選ぶことができる。とりあえず半々でお願いしてみた。
KINTANは保健所から生食用食肉取扱いの認定をされていて、同様に認定を受けた業者から肉を仕入れている。だから基本的には安心なのだが、それでも生肉を食べるのは自己責任だ。この握りのうまさを知ってしまうと、その誘惑に打ち勝つのはなかなか難しくなるのだが。
「シルキーなチーズブラータ」は1日3食限定。とろけるクリーミーなチーズが焼肉の後のデザートにちょうどよかった。
シメは「サーロインの焼きすき焼き」。薄い肉をさっと炙って一口分のご飯と玉子の黄身を巻いて食べる。これがなんともうまい。KINANにきたら、シメにはこれを頼むのがオススメだ。
カーニヴォは10月に発売されたばかりだが、肉料理のお店を中心にクチコミで人気が出てきた。まだ大手のスーパーなどではほとんど手に入らないらしく、KINTANのような肉料理の店に置いてある他は、Amazonで購入するくらいしかないそうだ。
⇒Amazon「肉専用 黒ワイン カーニヴォ」のページ
⇒肉専用 黒ワイン カーニヴォ ブランドサイト
■店名:表参道焼肉 KINTAN
■住所:東京都港区北青山 3-10-14
北青山ビル 1F
■電話:03-5778-4129